医療法人 北陽クリニック (島根県出雲市 | 武志駅)

アットホームな雰囲気を大切にして、地域の方が気軽に立ち寄って相談できるクリニックを目指しています。整形外科を担当する父と連携を取りながら、病気の早期発見・治療や予防に注力し、地域の「かかりつけ医」として皆さんの健康寿命の延伸に貢献していきたいと思っています。私の専門である循環器疾患は、症状がほとんど出ませんので、大きな病気になる前に検査を受け、予防することが大切です。ささいなことでも構いませんので、気軽にご相談ください。

副院長 大内 武(おおうち たけし)

北里大学医学部卒業後、同大学病院の循環器内科に入局し、関連病院などにも勤務しながら急性心筋梗塞や狭心症といった心疾患に対する治療、心不全の緩和ケアなど、循環器領域の診療を幅広く経験し研鑽を重ねてきました。総合病院では、患者さんの多くは症状が重篤な状態で救急搬送されてきますので、急性期の初期治療で救命した後も、患者さんが退院するまで一貫してケアを行います。病気の再発や悪化を防止するため、生活習慣の改善や薬物治療を継続してもらうよう、患者さんの家庭環境や経済的なバックグラウンドも考慮しながら治療にあたってきました。

当院は、祖父と父が長年にわたり、この地で診療を行ってきました。私もいずれはクリニックを継ぎ、地元に貢献したいと思っていましたので、2023年4月に当院に入職しました。

私が担当する循環器内科では、主にご高齢の方が糖尿病や高血圧といった生活習慣病の治療で通院されています。生活習慣病は初めは自覚症状がほとんどなく、それらを放置して動脈硬化が進行してしまうと、心筋梗塞、脳卒中など、命に関わる重篤な病気につながるリスクが高まります。まずは検査に来ていただき、患者さんの体の状態や家庭環境に応じた医療を提供し、一人ひとりに寄り添った継続的なサポートに努めています。

整形外科は父の大内啓司院長が担当しています。腰や肩、ひざの痛みを訴えるご高齢の方のほか、スポーツドクターもしているので、小学生や高校生などの若い方がスポーツ外傷で来院されることもあります。整形外科と循環器内科の2診体制で幅広い疾患に対応しています。

2024年2月にリニューアル移転し、建物を新しくしました。外観は、レインボーカラーの目立つ色合いにして、内装もカラフルで明るい雰囲気になっています。患者さんだけでなく、地域の方が立ち寄っておしゃべりするような憩いの場にしていただけたらと思っています。

医療設備は、検査や診断に必要な機器を一通り揃え、血液検査では心不全のリスクを早期に発見できるNT-proBNP(慢性心不全リスク検査)や、検査当日にコレステロール値や糖尿の値がわかる機器を導入しています。