腎臓内科の専門性を軸に、内科から美容医療まで幅広いニーズに対応
現在はどのような患者さんが来院されていますか?

【田中医師】最も多いのは、糖尿病や高血圧、脂質異常症などの生活習慣病で定期的に通院されている患者さんです。市の健診や企業健診で来院される方も多く、健診で異常を指摘されたことをきっかけに、その後の継続的な治療につながるケースもあります。
また、当院は小児科も標榜していますので、お子さんの診療にも対応しています。この地域は女性医師が比較的少ないこともあり、女の子の患者さんやご家族から、男性医師には少し相談しにくい症状についてご相談いただくこともありますね。
父が長年診療してきた患者さんの中には、ご高齢になっても継続して通ってくださる方が多くいらっしゃいますし、私が診療に加わってからは、女性や若い世代の方からご相談いただく機会も増えました。お子さんからご高齢の方まで、幅広い世代の方に気軽に相談していただけるクリニックでありたいと思っています。
生活習慣病の診療では、どのようなことを大切にしていますか?
【田中医師】生活習慣病は、薬を処方すればそれで終わりという病気ではありません。食事や運動、睡眠をはじめとする日々の生活習慣が大きく関わるため、薬物療法と生活習慣の改善を組み合わせながら、一人ひとりに合った治療を進めることを大切にしています。
当院の特徴の一つが、院内で迅速に血液検査を行えることです。例えば、糖尿病の状態を確認するHbA1cや、総コレステロール、中性脂肪などを院内で測定できるため、採血後、その日の診察時に結果を確認することができます。
「前回より数値が改善しているので、今の治療をもう少し続けましょう」「少し数値が上がっているので、生活習慣を見直してみましょう」と、実際の検査結果を一緒に見ながらお話ししたり、その場で薬の種類や量を調整したりできるのは大きなメリットだと感じています。
生活習慣病は長く付き合っていくことが多い病気ですから、患者さんが無理なく治療を続けられることも重要です。一方的に治療方針を押しつけるのではなく、その方の生活背景やご希望も伺いながら、継続しやすい方法を一緒に考えていきたいと思っています。
【吉江院長】私も、薬だけに頼りすぎないことは大切だと考えています。特に高血圧では、必要以上に強い薬を使うのではなく、患者さんの状態を見ながらできるだけ穏やかに調整し、食事や運動などの生活改善にも取り組んでいただくことを重視しています。
もちろん、医学的に薬が必要な場合はきちんとご説明したうえで治療します。ただ、数値だけを見て薬を増やすのではなく、その方の年齢や体調、日々の暮らしまで考えながら治療方針を決めることが大切だと思っています。
腎臓内科を専門とするお二人ならではの強みを教えてください。

【吉江院長】腎臓病は、初期には自覚症状がほとんどないことも多く、気づかないうちに進行してしまうことがあります。特に、高血圧や糖尿病は腎機能の低下と深く関係していますので、生活習慣病を診る際にも、血圧や血糖値だけでなく、腎臓の状態まで意識することが重要です。
私は長年、腎不全や透析患者さんの診療に携わってきました。だからこそ、現在は「できる限り透析に至らせないこと」を強く意識しています。慢性腎臓病の患者さんに対しては、腎機能の変化を継続的に確認しながら、血圧管理や食事、生活習慣についても丁寧にお話ししています。
【田中医師】私も父と同じように、腎機能が悪化する前の段階から適切に介入することを意識しています。
腎臓は、糖尿病や高血圧などさまざまな病気の影響を受ける臓器です。そのため、生活習慣病の患者さんを診療する際にも、「血糖値が高い」「血圧が高い」という一つの数値だけを見るのではなく、腎機能を含めて全身の状態を総合的に評価するよう心がけています。
父には長年にわたる透析医療の経験があり、私は大学病院や地域の基幹病院で腎臓内科診療に携わってきました。それぞれの経験を生かしながら、病気の早期発見から生活習慣病の管理、慢性腎臓病の継続的なフォローまで、一貫して患者さんを支えられることが当院の強みだと考えています。
将来的に透析が必要となる可能性を少しでも減らせるよう、患者さんと一緒に長期的な視点で腎臓を守っていきたいですね。
田中先生は美容医療や育毛治療にも力を入れているそうですね。
【田中医師】はい。病気を治す治療はもちろん、「より前向きに毎日を過ごしたい」「自分らしく年齢を重ねたい」という患者さんの想いに寄り添った医療が提供できるよう、美容医療や育毛治療にも積極的に取り組んでいます。
現在、土・日曜日は都内の美容クリニックでも診療しており、そこで培った経験を生かして、美容医療では、ヒアルロン酸やボトックスなどの注入治療、ショッピングリフトなどを行っています。
美容医療を希望される方の中には、高血圧や糖尿病などの生活習慣病を抱えている方や、日常的に薬を服用している方もいらっしゃいます。持病や服薬状況など全身状態にも目を配りながら、その方に施術が適しているかを慎重に判断しています。
育毛治療については、父が行ってきた内服治療に加え、私が注射による治療を取り入れ、選択肢を広げています。30〜50代を中心に男女問わずご相談があり、一人ひとりのお悩みや状態に合わせた治療をご提案しています。
検査・治療設備について教えてください。

【田中医師】先ほどお話しした院内迅速検査では、HbA1cや総コレステロール、中性脂肪などを院内で測定でき、結果をその日の診療に反映することが可能です。特に糖尿病や脂質異常症など、継続的な数値の管理が重要な疾患では、患者さんと一緒に結果を確認しながら、その場で治療方針を検討します。
また、父が担当する胃内視鏡検査や、私が担当する腹部超音波(エコー)検査にも対応しています。日常的な診療や健康診断で異常が見つかった場合にも、必要に応じて詳しく調べることができます。
そのほか、腰痛や肩こりなどの症状に対しては、筋肉の緊張を和らげることを目的とした電気治療も行っています。
点滴療法や水素吸入など、健康維持を意識した自由診療にも取り組まれているそうですね。
【田中医師】はい。患者さんのさまざまなニーズに応えられるよう、水素を用いた点滴療法や水素吸入、高濃度ビタミンC点滴などの自由診療も取り入れています。
こうした自由診療についても、患者さんの体調や持病、服用中のお薬などを確認したうえで、治療内容について丁寧にご説明し、ご希望を伺いながら提供しています。