頭頸部がんや副鼻腔炎等の手術経験豊富なエキスパートが、内科的治療と外科的治療を幅広く提供する耳鼻咽喉科を開業
はじめに、竹田先生が医師を志したきっかけと、耳鼻咽喉科を専門とされた理由をお聞かせください。

私の両親が医師で、母方の祖父も医師という家系に育ったものですから、私が医師を志したのは自然な流れですね。物心がついた頃には、医師になるものだと思っていました(笑)。
耳鼻咽喉科を選んだのは、もともと外科系に進みたいという思いがあったからです。耳鼻咽喉科は、脳を除く首から上──耳や鼻、のどといった多様な領域を幅広く診る診療科であり、深い知識と総合的な判断力が求められます。治療には薬による内科的アプローチだけでなく、多岐にわたる外科的手術も含まれます。両面から患者さんの疾患に向き合える点に大きな魅力を感じ、この道を選びました。
開業されるまでのご経歴をお聞かせください。
2年間の研修医終了後は、大学病院に戻り、現在の耳鼻咽喉科専門医※の資格を取るまでの4年間、北里大学病院で耳鼻咽喉科や麻酔科の病棟医として診療にあたりました。幅広く多様な患者さんを診てきましたが、大学病院という環境もあり、特にがん患者さんの診療に携わることが多かったですね。
耳鼻咽喉科専門医の資格取得後は、頭頸部がんの診療を中心に、一般的な中耳炎や副鼻腔炎の手術にも数多く携わりました。また、ライフワークとして睡眠時無呼吸症候群の診療にも力を注ぎ、研鑽を重ねてきました。
※日本耳鼻咽喉科学会耳鼻咽喉科専門医
その後、相模原協同病院の耳鼻咽喉科部長に就かれていますが、主にどのような診療に携わってこられたのでしょうか。
相模原市には、いわゆる“市民病院”がなく、相模原協同病院がその役割を担っていました。そのため、私と後輩医師3人で、耳・鼻・のどに関わるあらゆる疾患の診療にあたっていました。
また、同院には高精度の放射線治療センターが併設されていたため、がん診療にも力を注いでいました。私は専門である頭頸部がんの手術や放射線治療、抗がん剤による化学療法に取り組む一方で、中耳炎や副鼻腔炎の手術など、特殊なものを除けば幅広い症例に対応してきました。
長年、高度先進医療に携わり、地域の中核病院で耳鼻咽喉科部長という要職も担ってこられた竹田先生が開業を決められたのには、何かきっかけがあったのですか?

北里大学病院や相模原協同病院で16年間勤務医として歩んできましたが、そろそろ地域医療に軸足を移したいと考え始めた矢先に、偶然、JR橋本駅前のタワーマンション内の空き物件に出会ったんです。ここは、古巣である相模原協同病院にも近く、連携もしやすい理想的な立地でした。このチャンスを逃す手はないと感じ、即座に開業を決めました。