総合内科と複数の専門外来を備え、チームの力で地域医療を支えるクリニック
さまざまな専門外来を設けて診療されていますね。

当院は「総合内科」と「専門診療」の両輪で患者さんをお迎えしています。幅広い症状に対応できる総合的な診療体制を整えながら、各分野では専門医がしっかりと診る──そのバランスこそが、私たちの強みです。
具体的には、糖尿病・高血圧・脂質異常症・痛風・肥満症などの生活習慣病をはじめ、甲状腺疾患、消化器疾患など、それぞれの専門医が診療を担当しています。さらに、土日には整形外科も受け付けており、腰痛・捻挫・肩関節周囲炎・腱鞘炎・ばね指・外反母趾・関節リウマチといった運動器のお悩みにも対応しています。お仕事などで平日の受診が難しい方にも、気軽にご来院いただける環境を整えています。
各専門分野の医師が在籍されているのが、貴院ならではの特徴ですね。
はい。糖尿病・内分泌・消化器・整形外科など、異なる専門を持つ医師が一つのクリニックに集まっていることは、そう多くはありません。またグループ内には循環器内科、呼吸器内科、腎臓内科、感染症内科、泌尿器科、救急科の医師もおり、それぞれの専門知識と経験を持ち寄り、垣根なく意見を交わしています。
たとえば、ある医師が専門外の症状に直面したとき、グループ内の他の専門医と相談し、より適切な診療方針を導き出すことができます。患者さんにとっては、たった一つのクリニックで多角的な視点からの医療が受けられるということ。この「専門医たちの連携」こそが、当院、そして当法人が大切にしている医療の形です。
先生ご自身も、中本クリニックで診療を担当されているのですか?
診療にも携わっていますが、どちらかといえば「縁の下の力持ち」としての役割が中心です。各担当医が診療方針に迷ったときの相談役となったり、現場で役立つ知見を共有したりしながら、クリニック全体の診療力を高めることに注力しています。
私の専門である糖尿病診療は、長期にわたる丁寧なマネジメントが欠かせない分野です。患者さん一人ひとりの状態は異なり、画一的な治療では対応しきれません。加えて、医療は年々高度化しており、一人の医師がすべてをカバーするには限界があります。だからこそ、チームで知識と経験を持ち寄り、質の高い医療を患者さんへ届けることを大切にしています。
若手医師の育成にも力を入れていると伺いました。
はい。当法人が複数のクリニックを継承・運営している理由の一つに、「若い医師を育てたい」という強い思いがあります。
私は、生活習慣病──糖尿病・肥満症・高血圧・慢性腎臓病など──をテーマに医師向けの講演を数多く行っていますが、知識は教えられても、外来診療の進め方や患者さんとの向き合い方は、同じ現場に立ってこそ伝わるものだと感じています。言葉ではなく、背中で示す部分が大きいのです。
若手医師にはいつも、「名医よりも良医であれ」 と伝えています。どんな病気も治すスーパードクターをめざす必要はありません。それよりも、医療の限界を患者さんに誠実に伝えられること、困ったときは他の医師に相談できること、地域に本当に必要な医療は何かを考え続けられること──そういう医師になってほしいのです。
