頻尿、尿漏れなどの排尿障害から性感染症まで、さまざまな疾患に真摯に対応。女性や子どもも相談しやすい、地域に根差したクリニック
どのような患者さんが多く来院されていますか?

排尿に関するお悩みを抱えた60~80代の患者さんが多く、男女問わずご来院いただいています。具体的には、「夜中に何度もトイレに起きる」「尿が近い」「尿漏れが気になる」といった症状で受診される方が多いですね。
また、女性では膀胱炎などの感染症、特に20~40代の方では性感染症のご相談も多く、前任の先生が女性医師だったこともあり、全体的に女性患者さんの割合が高い印象があります。
お子さんの「おちんちんが痛い」「腫れている」といった症状で来院されるケースもあります。お子さん自身はもちろん、保護者の方もとても心配されていることが多いため、まずは安心していただけるよう、しっかり診断して、わかりやすく丁寧に説明することを意識しています。
具体的にどのような診療が受けられるのか教えてください。

前立腺肥大症や過活動膀胱など排尿障害の診療では、現在は薬物療法を中心に行っています。「急に尿意が我慢できなくなる」「夜中に何度もトイレで目が覚める」といった症状は、睡眠や仕事、外出など日常生活のあらゆる場面に影響します。そのため、症状の程度だけでなく、患者さんの生活スタイルや困りごとをしっかり伺いながら、一人ひとりに合わせた治療をご提案しています。将来的には日帰り手術の導入も検討しており、より多くの選択肢を提供できる体制を整えていきたいと考えています。
また、膀胱炎などの尿路感染症も、よくご相談いただく疾患の一つです。特に女性は膀胱炎を繰り返してしまう方も多いため、薬で症状を抑えるだけでなく、水分の摂り方や排尿の習慣、日々の生活リズムまで含めてお話を伺い、再発しにくくなるようなアドバイスもあわせて行っています。
性感染症については、「検査を受けたいけれど、どこに行けばいいかわからない」という方も多いと思います。淋菌やクラミジア、梅毒といった性感染症は、症状がなくても感染していることがありますし、適切な検査と治療を行えば完治が期待できる疾患です。不安なことがあれば気軽に相談しに来ていただければと思います。
導入している医療機器についてもお聞かせください。

当院では、排尿障害の原因を調べる検査の一つとして、ウロフロー検査に対応しています。これは、尿の勢いや排尿にかかる時間、排尿量などを測定する検査です。前立腺肥大症や尿道狭窄、膀胱の働きの低下など、排尿しづらさの背景にどのような原因が考えられるのかを判断するうえで役立ちます。
患者さんご自身は「尿の勢いが弱くなった」「出るまでに時間がかかる」と感じていても、その原因は一つではありません。検査で排尿のパターンを客観的に確認することで、薬物療法で経過を見るべきか、必要に応じて手術など専門的な治療を検討すべきかを見極める手がかりになります。
また、尖圭コンジローマなどのいぼ状の病変に対しては、液体窒素を用いた凍結療法にも対応しています。液体窒素で病変を凍結させる治療で、病変の状態を確認しながら、必要に応じて複数回に分けて治療を行います。