タナカ在宅クリニック (宮崎県宮崎市 | 佐土原駅)

住み慣れた町、そして住み慣れた場所で、患者さんが最期まで穏やかな時間を過ごせるように、できる限りの支援をしていきたいと思っています。その人らしい人生や暮らしを維持していくためには、病気による痛みやつらい症状を取り除くことが必要です。麻酔科・ペインクリニック専門医としてこれまで培ってきた技術と経験を活かし、患者さんが苦痛のない穏やかな暮らしとお気持ちを保てるような医療の提供に尽力してまいります。
今後も地域の皆様に信頼されるクリニックを目指し、患者さんやご家族の頼れる伴走者となれるよう努めてまいりますので、何かありましたらご相談ください。

院長 田中 信彦(たなか のぶひこ)

宮崎医科大学医学部を卒業後、同大学附属病院の麻酔科に入局し、手術の麻酔管理や術前術後の全身管理などを中心に経験を積みました。その後、関連病院の国立函館病院(現・函館医療センター)や、健康保険天草中央病院(現・天草中央総合病院)に勤務し、麻酔以外のペインクリニックや緩和医療についても学びました。大学病院に戻った後は、主にペインクリニックの診療に従事し研鑽を積みました。その後に潤和会記念病院の緩和ケア科に勤務し、がん患者さんや重篤な慢性心不全の患者さんの緩和ケアに従事しました。
当院のある地域では在宅医療を担う医師が少なく、私が開業して地域医療に貢献できればと思い、2022年5月より訪問診療を開始。2024年4月に「タナカ在宅クリニック」を独立開業しました。

当院は、病気や後遺障害などで自宅療養されている患者さんのご自宅や施設に訪問し、診療を行う在宅医療を提供しています。体力の低下などにより近くの病院や診療所への通院が困難になった患者さんや、大学病院や基幹病院での治療が終わり自宅に戻られた患者さんを引き継ぐかたちで診療しています。血液検査や超音波(エコー)検査、点滴、酸素療法、経管栄養法といった治療、看護が受けられるほか、がん患者さんには痛みをやわらげる緩和ケアを行っています。
私の専門である緩和ケアでは、医療用麻薬による痛みのコントロールを実施しています。がんの痛みに有効で、患者さんやご家族に安心していただけるよう、ていねいに説明したうえで治療を進めますので、痛みを我慢せずにご相談いただきたいと思います。

訪問診療、往診は、お看取りも含めて24時間365日応じられる体制を整えています。
また、病院で治療を受けていただく必要がある患者さんは、速やかに連携している医療機関を紹介します。主治医や基幹病院と連携をとり、緊急時にも対応してもらえるように準備しています。