呼吸器疾患に内科全般や生活習慣病など幅広く診療。感染専門医として渡航者をサポートするトラベルクリニックと予防接種にも注力
貴院の診療内容を教えてください。
※日本内科学会総合内科専門医
呼吸器内科では、どのような診療が受けられるのでしょうか?

呼吸器内科は、気管支喘息からCOPD(慢性閉塞性肺疾患)、気管支炎、肺炎、肺がんまで幅広く診療しています。呼吸器は、気管支喘息などのアレルギー疾患、肺炎などの感染性疾患、肺がんのような悪性腫瘍など、さまざまな領域にまたがって専門的な知見が必要な病気も多くあります。患者さんのお話をよく伺って、呼吸機能検査やFeNO(呼気中一酸化窒素濃度)検査などを行い、正しい診断と迅速な治療に努めています。
最近増えているという「長引く咳」に対しても、ていねいな診療を実践しているそうですね。
「咳が止まらない」とお悩みの方は非常に多いですが、なかには間違って風邪と診断されているケースも少なくありません。私が診察のときに何よりも大切にしているのが“問診”で、咳のほかにも痰や発熱、倦怠感といった症状の有無、喫煙歴などの生活背景も含めて、くわしくお話を伺うようにしています。
特に、「2週間以上、咳が続いている」という場合は、何らかの病気が隠れている可能性があります。最近は百日咳が流行っていますし、咳喘息や逆流性食道炎、副鼻腔炎による鼻水などさまざまな原因が考えられるため、ていねいな問診や検査で的確な診断と治療につなげています。
「トラベルクリニック」についても詳しく教えてください。

“トラベルクリニック”は、出張や留学、旅行などで海外に行かれる方が、渡航中や帰国後も健康で安全、快適に過ごせるようサポートするクリニックです。
当院では、渡航前の予防接種をはじめ、渡航先や滞在期間、ご本人の健康状態に応じて注意すべき感染症やその予防法、滞在中の健康管理について正確な情報をお伝えしています。渡航前の予防接種が義務付けられている地域もありますし、長期滞在の予定や持病のある方は不安な点もあると思いますので、気軽にご相談いただきたいと思います。
また、帰国後の発熱や下痢が続くといった体調不良にも対応しています。感染症の疑いがある方は専用の待合室にご案内するなど、院内の導線も分けていますので安心してご来院ください。
感染症診療のご経験から、予防接種にも注力されているのですね。
予防接種はさまざまな感染症を予防し、感染しても重症化を防ぐための大切な手段です。また、ご家族や周囲の人を感染から守る公衆衛生の点でも重要な役割を果たしています。日本は、成人の予防接種の公的支援や啓発が欧米にくらべて遅れているところがあるため、日常においても予防接種の大切さを伝えていきたいと考えています。
ワクチンは、インフルエンザや新型コロナウイルス、肺炎球菌、帯状疱疹、HPV(ヒトパピローマウイルス)、MR(麻しん・風しん)のほか、百日咳・ジフテリア・破傷風を予防する成人用三種混合ワクチン、狂犬病、腸チフス、ポリオなど、一部自己負担のものを含めてさまざまな種類を実施しています。
当院では中学生以上の方を対象として、予約制で予防接種を行っています。接種をご希望の方は、事前にお電話でご連絡をいただければと思います。