丁寧な対話を大切にした診療を心がけ、“ヘルスケア伴走者”として女性の未来に寄り添う
日々の診療で心がけていることを教えてください。

不妊治療や婦人科のご相談で来院される方の多くは、不安や緊張を抱えていらっしゃいます。だからこそ、私が診療で最も大切にしているのは、「まずはしっかりとお話を伺うこと」です。
診療は医師からの一方通行ではなく、患者さんと医療者が情報を共有し、互いに納得したうえで進めていくものだと考えており、初診からいきなり検査や治療を進めたり、一方的に方針を提示したりすることはありません。
こうした診療を実現するため、当院ではあえて予約枠を絞り、一人ひとりの患者さんに十分な診察時間を確保しています。待ち時間をできる限り短くする工夫を重ねながらも、安心して気持ちを話していただける、丁寧で対話を重視した診療を心がけています。
お忙しい日々と思いますが、先生のご趣味やプライベートな時間の過ごし方も教えてください。
もともと体を動かすことが好きで、学生時代はバスケットボールに打ち込んでいましたし、以前はジムにも通っていました。最近では、家族でスキーに出かけることもあります。
開業してからは、なかなか自分の時間を十分に取ることが難しく、家でも仕事をすることが多いのが現状ですが、身体を動かして適度に息抜きする時間を作っていきたいですね。
最後に、今後の展望と読者へのメッセージをお願いします。

現在、北九州エリアでがん治療前の卵子凍結などのがん生殖医療を専門的に対応できる医療機関は限られています。若くしてがんと診断された方が、治療後に「子どもを持つ」という選択肢を諦めなくてすむよう、当院がその受け皿となることを目標の一つに掲げています。がん治療は長期に及ぶことも多く、治療を終えるまでに10年近くかかるケースもあります。そのとき、大切な卵子が遠く離れた都市ではなく、住み慣れた北九州に保管されていることは、患者さんにとって大きな安心につながるはずです。将来的には、こうした方々を受け入れられる体制を、数年以内に整えたいと考えています。
当院は、常に「女性の未来に寄り添う“ヘルスケア伴走者”でありたい」という思いを胸に、患者さん一人ひとりの状況に寄り添いながら診療にあたっています。生理痛や、妊娠のしづらさ、更年期の悩み…ライフステージによって女性のからだの悩みはさまざまです。そういった悩みが、ここに来たら解決する、一歩前へ進める、そんなクリニックでありたいと思っています。どんな小さなことでも構いません。「まずは話を聞いてほしい」という気持ちで来院していただけると嬉しいです。