一般内科をはじめ、外科・消化器内科・婦人科・肛門外科まで幅広く対応。痔の治療や女性特有の疾患など相談しづらい悩みにも力を入れる
現在、どのような患者さんが多く来院されていますか?

【里吉院長】私と雅恵先生、それぞれの専門性を活かして、内科・婦人科・外科・消化器内科・肛門外科と幅広く診療を行っています。そのため、年齢や性別を問わず、さまざまな症状を抱えた患者さんが来院されます。主訴も、風邪などの一般的な症状から、専門的な治療を要する疾患まで実に多岐にわたりますね。
その中でも、婦人科を掲げていることもあり、女性の患者さんが比較的多い印象で、私の担当領域では、肛門疾患、いわゆる“痔のお悩み”で来院される女性の方が増えています。
また、近隣にお住まいの中高年の方々で、「通いやすいから」と高血圧や脂質異常症などの慢性疾患で定期的に通院される患者さんも多くいらっしゃいます。さらに、切り傷の縫合や陥入爪の処置といった外科的な処置にも対応しており、地域の“かかりつけ医”として幅広いニーズにお応えしています。
【雅恵副院長】婦人科には、月経が始まったばかりの思春期世代から、月経痛やPMS(月経前症候群)、子宮内膜症や子宮筋腫といった疾患に悩む成人女性、更年期障害にお困りのシニア世代まで、幅広い年代の患者さんが来院されます。
どの世代の方にとっても、女性特有の症状や悩みはデリケートなものです。話しづらいことこそ気軽に相談してもらえるよう、安心して受診できる環境づくりを心がけています。
幅広く診療されていますが、特に力を入れている診療はありますか?
【里吉院長】内科では、地域の“かかりつけ医”として、全身を総合的に診る「全人的な医療」を大切にしています。症状の一部分だけを切り取って見るのではなく、生活習慣や心身の状態まで含めて全体像を捉えることが、正確な診断と適切な治療につながると考えています。そのため、まずは患者さんの声にしっかり耳を傾けることを何より重視しています。
一方で、消化器内科や外科では、これまで基幹病院で培ってきた経験を活かし、専門的な診療にも力を注いでいます。なかでも、悩まれている方が多い痔の治療には特に力を入れています。内痔核(いぼ痔)に対して行う「ジオン注射療法(ALTA療法)」は、薬剤を注射して痔核を縮小させる“切らない治療”で、身体への負担が少なく、日帰りで受けられるのが特徴です。治療時間も短く、忙しい方や痛みへの不安がある方にも適した方法として、多くの患者さんに喜ばれています。
痔だと思っていたら、実は大腸がんだったというケースも少なくないそうですね。
【里吉院長】おっしゃる通りです。実際、「痔だと思っていたら大腸がんだった」というケースは決して珍しくありません。特に女性は便秘の方が多いことや、恥ずかしさから受診をためらってしまうこともあり、結果として発見が遅れる傾向があります。
私自身、これまで多くの大腸がん治療に携わってきた経験から、早期発見と早期治療の重要性を強く感じています。些細な症状であっても、気になることがあればどうぞ早めにご相談ください。
婦人科については、どのような診療が受けられるのでしょうか?

【雅恵副院長】婦人科では、特定の分野に限定せず、妊娠や性感染症をはじめ、女性が年齢やライフステージによって抱えるさまざまなお悩みに幅広く対応しています。また、病気の予防や早期発見にも力を入れており、子宮頸がん・子宮体がん・卵巣腫瘍といった婦人科検診のほか、性感染症やホルモンバランスのチェックなども行っています。
なかでも、子宮頸がん検診には特に注力しており、異常が見つかった場合は当院で組織診を行い、確定診断まで対応しています。子宮頸がんは近年、20~30代の若い女性にも増えており、発見が遅れると命に関わることもあるため、少しでも早く診断・治療につなげられるように努めています。
婦人科の受診は、どうしてもハードルが高いと感じる方が多いと思いますが、不正出血やおりものの異常、原因のわからない下腹部痛や腰痛など、気になる症状があれば我慢せず、早めに受診いただきたいですね。
恥ずかしさから相談しづらい人も多いという「骨盤臓器脱」の診療にも注力されているそうですね。
【雅恵副院長】骨盤臓器脱は、特に出産を経験された方やシニア世代の女性に多く見られる疾患です。骨盤底筋が衰えることで、頻尿や尿もれ、排便困難などの症状が現れ、進行すると子宮や膀胱が体外に下垂・脱出してしまうこともあります。恥ずかしさから受診をためらう方も少なくありませんが、早期に対応することで症状の改善が期待できます。
診療では、まず問診や超音波検査などで状態を丁寧に確認します。骨盤臓器脱と診断された場合には、骨盤底筋を鍛える体操の指導に加え、電磁エネルギーを利用して骨盤底筋を効率的に鍛えるトレーニングチェアも導入しています。座っているだけで筋肉を刺激できるため、膝や腰に不安があり運動が難しい方にも無理なくご利用いただけます。
