耳の疾患を中心に診療経験を積み、患者の困りごとに幅広く対応する耳鼻咽喉科クリニックの院長に就任
はじめに、医師を志したきっかけを教えてください。

私が医師を志したきっかけは、生まれつき重度難聴だった妹の存在です。幼い頃、妹は東京医科大学で人工内耳の手術を受けたことで音が聞こえるようになりました。その様子を間近で見たことで、「医療には人生を大きく変える力がある」と強く感じたのを今でも覚えています。私の家族に医療関係者はいませんでしたが、この経験をきっかけに医師を目指すようになりました。
耳鼻咽喉科を選んだのも、妹の手術が大きな理由です。治療を受けた東京医科大学で学びたいという思いがあり、杏林大学医学部卒業後は東京医科大学病院で研修を受け、そのまま耳鼻咽喉科へ入局しました。さらに、手術を執刀された教授のもとで学ぶ機会にも恵まれ、耳疾患の診療や手術について深く研鑽を積むことができました。
現在も難聴をはじめとする耳の疾患に特別な思いを持って診療にあたっています。患者さんやご家族の不安に寄り添いながら、一人ひとりに最善の治療をご提案したいという気持ちは、医師を志した頃から変わっていません。
貴院の院長に就かれるまでのご経歴をお聞かせください。
東京医科大学病院で初期研修を修了した後、耳鼻咽喉科へ入局し、大学病院や関連病院で12年間にわたり経験を積んできました。研修の一環として、戸田中央総合病院では耳鼻咽喉科全般の診療を経験し、外来診療から手術まで幅広く携わりました。その後、大学病院では耳を専門とし、難聴や中耳炎をはじめ、耳鳴り、めまいなどの耳疾患の診療・手術を中心に研鑽を積んでいます。
一方で、耳だけではなく耳鼻咽喉科全般を診療できる医師でありたいという思いもありました。三愛病院では耳鼻咽喉科の立ち上げにも携わり、耳の疾患に加え、鼻副鼻腔炎などの鼻の病気や、のど・頸部の疾患など、耳鼻咽喉科全般にわたる幅広い診療を経験しました。同病院は、地域の総合病院でしたので、「この症状は専門外」と線引きをするのではなく、患者さんが困っていることにできる限り応えられる診療が求められます。
大学病院での専門性を高める医療にもやりがいを感じていましたが、地域に密着し、幅広い症状に対応する医療にも大きな魅力を感じるようになり、「地域の皆さんが困ったときに最初に相談できる耳鼻咽喉科医になりたい」という思いから、中野富士見町耳鼻咽喉科の院長就任を決意しました。
耳を専門としながらも、耳鼻咽喉科全般を幅広く診療できることが私の強みです。専門性と総合力の両方を生かしながら、地域の皆さんに安心して頼っていただけるクリニックを目指しています。

