医療法人社団 菅谷眼科医院 (東京都豊島区 | 大塚駅前停留場)

医師は自身の専門分野には深い知識を持っていますが、他の科の事となると、自身も一人の患者になります。
自分が患者として病院を受診する立場になると、担当の先生はどんな人かな、もし怖い病気だったらどうしよう、痛い治療は嫌だな、検査は不安、この薬は大丈夫だろうか…と、多くの不安がつきまとうものです。
こうした不安は、「知っているか知らないか」の差から生まれてくるのだと思います。
医師が提供すべき医療サービスはもちろん病気を治す事ですが、残念ながら簡単に治らない病気も多いのが現実。だからこそ、もう一つの大切な目的として、患者さんの不安を和らげる事があると考えています。
常に、自分自身も一人の患者であるという気持ちを忘れずに、日々の診療を行っていきたいと思います。
もし何か不安なことや疑問に思うことがあれば、どんなことでも質問してください。お話しいただくことで、少しでも不安が和らぐことを願っています。

私は、この地で眼科を継承して5代目となります。生まれた時から眼科医の息子として、父の姿、あるいは祖父の姿を見ていました。自然と自分も将来眼科医になろうと感じていたのだと思います。中高生の頃から医師への道を意識していたと思います。大学を卒業した後の研修は、日本大学医学部附属板橋病院で行いました。大学には2003年から2019年まで所属して、初診担当、救急担当などの業務をこなしながら、ぶどう膜炎(眼炎症)専門外来を立ち上げて、今も大学での治療を続けております。東京は他の都市と比べて、人が多くて大変ですが、医療サービスにおいては、選択肢が豊富にあります。この疾患であれば、どこの病院が強いといった情報が存在し、選ぶことができます。その患者さんの病気に強い、病院をご紹介していくのが重要なことだと思っています。

大学病院で現在も専門外来のお手伝いをしております。眼炎症疾患(ぶどう膜炎・虹彩炎・強膜炎)を専門に診察する外来を行っております。これらの病気は他科との連携も重要になりますので、クリニックではなくて総合病院でないと進まない検査もあります。幸いに日大板橋病院が当クリニックからも比較的近くにありますので、病状によってはそちらに紹介して、大学病院とクリニックのそれぞれの利点を生かしながら治療をしていけることが当クリニックの強みと考えています。

当クリニックは、4代目院長の際に建設した現在のビルディングの2階にありますが、建物の構造上完全なバリアフリーができておらず、動線などでもご不便をおかけすることがあるのは承知しております。その不自由さの中でご来院いただいている方々には感謝しております。修繕、リフォームできるところは変更しつつ、いずれは建物の建て替えなどもあると思います。その際には、より使いやすいクリニックに生まれ変わる予定でおりますが、現在まだ構想はありますが計画は白紙です。