整形外科医として幅広く経験を積んだ後、父の思いを受け継ぎ地域医療に邁進
はじめに、医師を志したきっかけを教えてください。

父が整形外科医院を開業していたことが、一番の理由です。
幼い頃から、夜遅くまで地域の方のために診療を続ける父の姿を見て育ちました。当時は今以上に忙しく、父は休む間もなく働いていましたが、それでも患者さん一人ひとりに真摯に向き合う姿がとても印象に残っています。そうした環境で育ったこともあり、特別に「医師になろう」と決意したというよりは、ごく自然な流れで医療の道を志すようになりました。今振り返ると、父の背中から医師としての在り方を学んでいたのだと思います。
これまでのご経歴をお聞かせください。
東京慈恵会医科大学を卒業後、東京大学医学部整形外科学教室へ入局しました。同教室は父も在籍していたことからご縁があり、整形外科医としての第一歩を踏み出しました。
その後は、亀田総合病院や総合病院国保旭中央病院などの基幹病院で、多発外傷や骨折、交通事故による外傷など、救急医療を中心とした整形外科診療に数多く携わりました。救急の現場では、一刻を争う状況で適切な判断を求められる場面も多く、整形外科医としての基礎を徹底的に学ぶことができたと感じています。
さらに東京逓信病院では、変形性膝関節症に対する人工関節手術やスポーツ整形、脊椎疾患などを専門的に診療しました。膝の前十字靱帯損傷などスポーツ外傷の手術にも携わり、保存療法から手術治療まで幅広く経験することができました。
林整形外科医院に入職された経緯を教えてください。
勤務医としてさらに経験を積みたいという思いもありましたが、1996年、父が体調を崩したことをきっかけに、急きょ林整形外科医院に勤務することになりました。約2年間は父と一緒に診療を行い、地域医療に対する考え方や、患者さんとの向き合い方を間近で学び、地域の皆さんの健康を長く支えていく町の整形外科医としての役割の大きさを、改めて実感しました。
当院に入職して約30年経ちますが、現在も初心を忘れず診療にあたっています。大学病院や総合病院で培った知識や経験を地域医療に生かしながら、患者さんが安心して相談できる整形外科医院であり続けたいと考えています。
