新型コロナウイルス 受診前に確認!
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※GW(4月末~5月初旬)は休診の場合があります。来院前に必ず医療機関に直接ご確認ください。

パニックにならずに冷静な行動を - 新型コロナウイルス感染症に関する医師調査に見る、患者さんへのメッセージ

更新日:2020/4/6

2020年1月、中国武漢で発生した新型コロナウイルス感染症(COVID-19/新型肺炎)は、世界中で感染者や死亡者が増加し、日本国内でも爆発的感染拡大の瀬戸際にあるとされています。病院なびを運営する株式会社eヘルスケアでは、「今、日本の医療現場では何が起きているのか?」最前線で戦う医師に緊急アンケート調査を実施しました。その結果の中から、医師から患者さんへのメッセージをお届けします。

■調査目的

新型コロナウイルス感染症の拡大にともない、診療現場にいる医師の実感を掴み、医療機関の対応状況、医療資材の不足状況、患者に留意して欲しい点などを明らかにする。

■調査概要

医師に対する調査は、当社サービスにご協力をいただく医師とのコミュニケーションサービス"Doctors Square"登録会員医師(7,025名)に対して実施され、817名の有効回答を得ました。

  1. 調査対象
  2. Doctors Square登録会員医師
  3. 調査方法
  4. 非公開のインターネットアンケート
  5. 調査期間
  6. 2020年3月17日(火)~23日(月)
  7. 有効回答者数
  8. 817名
  9. 配信対象者の属性
  10. 病院勤務医及び診療所勤務医
  11. 主な調査内容
    • 新型コロナウイルス感染症流行中の来院患者数の変化、患者からの問い合わせ状況
    • 感染の疑いのある患者の診察件数
    • 新型コロナウイルス感染症の検査状況
    • 医療機関にかかる際の注意点
    • 院内感染防止の取組み、必要な備品・資材の不足、スタッフの充足状況
    • 国の拡大防止策について など

感染疑いがあれば、事前に連絡をして指示を仰ぎ、十分な感染予防対策の上で受診しよう

医師に、感染疑いのある患者さんが医療機関にかかる際に気をつけてほしいことについて質問しました。

7割以上の医師が「マスクを着用の上来院し、施設内でもマスクを着用」すること、および「感染者と接触の可能性があれば事前に連絡して指示を仰ぐ」こと、「症状や発熱などの経緯を事前連絡時に説明する」ことを指摘しています。

一方で、感染疑いのある患者さんを診察した医師は、7割以上「事前連絡がないケースがあった」と回答しています。

感染疑いのある患者さんが医療機関を受診する際に気をつけてほしいこと・事前連絡の上来院したか

一方で、事前連絡の有無に関わらず、感染疑いの患者さんの診察を「断ったことはない」という医師が8割を占めています。

診察を断ったケースがあるか

事前連絡がないことで診察が断られることは稀なようですが、感染が疑われる場合には、事前に連絡をして指示を仰ぎ、十分な感染予防対策を実施した上で受診するのが良いでしょう。

PCR検査の保険適用条件は3分の2以上の医師が妥当と考えています

新型コロナウイルスの世界的流行に伴い、世界各国がさまざまな対応を実施しています。日本政府は、疑い例全例を検査するのではなく、「疑似症患者を把握し、医師が診断上必要と認める場合にPCR検査を実施し、患者を把握」(出典:厚生労働省:新型コロナウイルス感染症について・政府の対策:感染状況の把握)するという方針を実行しています。
この点について医師に質問しました。

医師が「検査が必要」と判断した患者さんに対するPCR検査実施の割合は、3月以降増加傾向にあります。
検査が行えなかった理由としては、「保健所から断られた・検査対象となる基準に達していない」、「検査設備がない」、「検査指定の医療機関ではない」などの理由が挙げられています。

新型コロナウイルスに対するPCR検査の状況

PCR検査が保険適用になったこと、および「帰国者・接触者外来を設置する医療機関で実施されるPCR検査が保険適用となる」という条件については、6割程度の医師が「妥当である」と回答しており、一定の理解を得られているようです。

PCR検査が保険適用になったことへの医師の評価

政府は、医師が「必要」と判断した場合にPCR検査を受けられるよう、民間検査機関の能力を活用することを表明していますので、検査状況は今後改善していくことが期待されます。

「院内感染を恐れ、患者さんが医療機関への受診控えている状況がある」と9割以上の医師が回答

新型コロナウイルスの影響について医師に伺いました。「院内での感染を恐れ、必要な来院を控えている患者さんがいる」と思うかについて、9割を超える医師が「いる」と考えています。

新型コロナウイルスとは関連しない症状の患者さんが医療機関を受診する際に気をつけてほしいこととして、「マスクの着用」(66%)、「院内の手洗いや消毒液を使用して消毒」(54%)だけではなく、「症状が軽い場合は来院を控える」「慢性疾患の薬の長期処方を相談する」にも過半数の医師が回答しています。

来院を控えている患者がいるか・新型コロナウイルスと関係ない症状の患者さんが来院するときに気をつけること

緊急性が低いかどうか悩む場合、事前にかかりつけ医に連絡して受診の必要性を確認したり、普段服用している薬をもらう際には、いつもより長めの処方をお願いするのもよいでしょう。受診控えが起きているため、医療機関はいつもより空いているところも多くあるようです。受診する必要性がある・緊急性が高いと判断された場合、しっかりとマスクや消毒などで感染予防対策を講じた上で、控えることなくしっかりと医療機関を受診しましょう。

医療崩壊の回避・受診が必要な患者さんのために、医療機関はさまざまな院内感染予防の取り組みを行っています

ウイルスとの最前線で戦っている「医療従事者(医師や看護師など)への感染が発覚」などのニュースも耳にするようになってきました。医療従事者が感染してしまうと、その医療機関を一時的にクローズする必要があり、結果的に医療崩壊の一因となってしまうため、最も避けるべきことの一つです。

これらを避けるため、医療機関ではさまざまな院内感染予防対策が実施されています。施設の規模を問わず最も多かったのはスタッフの「マスクの着用」(60%)で、「院内の洗浄や滅菌を強化」も施設の大小を問わず40%の医師が実施していると回答しています。
大きな病院では、感染対策マニュアルの作成や感染予防チームを設置するなどの対策も取られています。これらの対策は、ウイルスから医療スタッフを守る意味に加え、受診する患者さんへ二次感染を予防する効果もあります。

実施している院内感染予防への取組み

スタッフのマスク着用や、面会の家族へのマスク着用を促すなど、感染予防においてマスクは重要な医療物資となっているようです。必要以上の買いだめはせず、必要としている人に行き届くよう、節度のあるストックを心がけましょう。

メディアやSNSの情報を鵜呑みにせずに公的な情報を信頼し、パニックにならずに冷静に行動しよう

最後に、医師から患者さんへのメッセージをお聞きしました。

まずは「落ち着いて冷静に行動すること」、そして「メディアやSNSの情報を鵜呑みにせず、政府や学会など公的な情報を信頼」して、「感染予防の原則を徹底する」ことが推奨されています。医師からの生の声をいくつかご紹介します。

【過度な恐怖を感じることなく、落ち着いて冷静に行動】

  • パニックにならず、冷静に行動して欲しい。(茨城県・内科)
  • 必要以上に恐怖を感じることはないが、人ごみや閉鎖空間には中止し、正しく感染を防御する(北海道・内科)
  • 不安だから、かかっていないか心配だからという理由で医療機関を受診しない。実際、テレビでコロナ患者の具体的な症状が報道されてから、そっくりの症状を訴える患者が多い。(滋賀県・小児科)

【メディアやSNSの情報を鵜呑みにせず、公的な情報を信頼しよう】

  • インターネットの情報を鵜呑みにしない。情報発信源を確かめて、信用できる情報かどうかしっかり吟味してほしい(東京都・放射線科)
  • テレビやインターネットにある不確かな情報に振り回されないようにしましょう。(長野県・リウマチ科)
  • ワイドショーのコメンテーターの発言に一喜一憂しないようにしましょう(長崎県・呼吸器内科)
  • 公的機関の情報を頻繁に確認する事(岡山県・内科)
  • 学会などの、明らかに情報元がしっかりしたところからの情報を参考にする方が良い。(京都府・血液内科)

【感染予防の徹底】

  • 感染症予防の原則を守る(三重県・耳鼻いんこう科)
  • きっちり予防措置をしたら恐れる疾病ではない(兵庫県・小児科)
  • とにかく基本的な予防措置、手洗い、人ごみを避けるなどを徹底してほしい(山梨県・精神科)

テレビや新聞、インターネットやSNSなど、さまざまなソースから情報を収集できる時代になっています。そんな時代だからこそ、情報を見極め、冷静に対処することが必要とされているようです。流れている情報をそのまま信じ込むことなく、信頼できる情報を見極めつつ、正しく恐れて冷静な行動を心がけることが重要なようです。

  • 医療関係者だけでなく患者様の協力がないとコロナウィルスを抑え込むことはできないことを理解していただきたい。(神奈川・眼科)

最後に紹介した先生が指摘する通り、新型コロナウイルスを抑え込むには、医療従事者だけではなく患者側も冷静に行動し、一体となって戦うことが大切です。医師と患者が一体となって、この難局を乗り越えましょう!

新型コロナウイルス感染症に対する弊社の取組みー適切に医療を受けるために

弊社が運営する医療機関検索サイト「病院なび」は、身体に不調を抱え受診を希望する患 者さんを中心に月間ユーザー1,500 万以上、年間換算では日本の総人口を超える方にご利用を頂いております。 そのなかには新型コロナウイルスへの感染が疑われたり、不安を感じていたりする患者様のご利用も多くあります。 弊社では、医療崩壊を未然に防ぎ、また患者さんを二次感染などから守るべく各フェーズで次のような取組みを行っています。
これらのサービスは、すべて無料で利用することができます。

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