おむつかぶれが治らない
便がゆるいせいか、おむつかぶれがなかなか治りません。どのように手当てをすればいいでしょうか?
尿の成分が大便中の細菌によって分解されてアンモニアが作られ、これが湿った皮膚に刺激を与えてかぶれが起ります。
おむつかぶれを予防するには普段からおむつをこまめに取り変え、おしりを清潔にして、出来るだけ乾燥させておくようにします。
少し赤くなった程度であれば、おむつを変えるたびにお尻を洗い、乾かすことでよくなります。専用の洗面器にお湯をはってお尻をなで洗いするか、ガーゼをゆるくしぼってお尻を流すように拭いてあげましょう。
おしりはよく乾かすことが大切ですが、天気のいい日は時々窓辺でおしりを日光に当てて乾かしてあげるとよいでしょう。
かぶれがひどく真っ赤になっているような場合は小児科でおむつかぶれの軟膏を処方してもらいましょう。
清潔にしていてもなかなか治らなかったり、ステロイド入りの軟膏をいつまでも使っていると皮膚カンジダ症を起こしていることがあります。カンジダというのはかびの1種ですが、これが皮膚について起ります。
股やお尻など皮膚がこすれやすい場所に赤いブツブツができて、その周囲の皮膚がむけていたり、ブツブツが膿を持っていたりします。ステロイド軟こうは炎症を抑える作用があるのですが、長く使いすぎるとかびが生えやすくなりますので注意が必要です。
カンジダ皮膚炎を起こしている場合はかびに効く軟膏を塗ると2週間程度で治りますので早めに医師に相談するようにしましょう。
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