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【Part2】手荒れ・主婦湿疹・しもやけ・あかぎれ

2011年1月掲載

冬の寒さと乾燥は、お肌の大敵!【Part 2】

手湿疹(主婦湿疹)の原因は石鹸・洗剤・シャンプー

手湿疹

【Part 1】でご説明したように、冬の気候が私たちの肌に与えるダメージは大変なものです。気温の低下によって皮膚の新陳代謝が落ち、皮膚の機能がトータル的に低下します。そのうえ乾燥した気候が追い打ちをかけ、皮膚と体内の水分を奪っていきます。それにより乾燥肌から湿疹(炎症)につながることもあります。

この時期の代表的な皮膚疾患に、手湿疹(主婦湿疹)があります。医学的には進行性指掌角皮症(しんこうせいししょうかくひしょう)と呼ばれており、家庭の主婦や美容師・調理師といった水仕事が多い人によくみられます。冬場、角質のバリア機能が衰えている肌に、水仕事などで石鹸や洗剤・シャンプーなどを使用することで皮脂膜を取り去り、皮膚の乾燥を助長させ、接触性の湿疹やアレルギーが起こりやすくなります※2。特に冬場はお湯を使用することが多く、お湯によってさらに皮脂膜が取り去られることから急激に悪化することもしばしば。手指に小さなブツブツがみられたり、ジクジクしたり、薄皮がはがれてゴワゴワ・カサカサしたり、ひび割れやかさぶたになったりします。家事や水仕事は、できるだけ手袋をして短時間に水で済ませるといった工夫や、水仕事のあとには必ず保湿クリームを塗るなどのこまめなケアを行いましょう。

※2 多くの場合、石鹸や洗剤・シャンプーが原因ですが、まれにアレルギーが原因の場合もあります。

肌荒れは「しもやけ」「あかぎれ」、そのほかの疾患であることも…

そのほかにも冬場に起こりやすい特有の皮膚トラブルがいくつかあります。誰でも一度は耳にしたことがあるでしょう、しもやけとあかぎれについてご説明します。

  • しもやけ(凍瘡(とうそう))
    冷たい空気に繰り返しさらされることで血管が収縮し、血液循環が悪くなることで起こります。手足の指・耳・鼻・膝・頬・腕など露出した部位にできやすく、痛みやかゆみを伴います。暖まると特にかゆみが強くなります。初冬や初春などの寒暖の変化が激しくなる時期に起こることが多いようです。防寒具の着用やマッサージ、手洗い・入浴のあとはしっかり拭くといった予防が大切です。
  • あかぎれ
    角質のひび割れが表皮より深い真皮層にまで到達して、ジクジクしたり、出血したりと非常に痛い症状です。手足に起こることが多く、皮膚の厚い部分が乾燥して、ひび割れが起こります。また寒さによる血管収縮から血行が悪くなり、傷の再生が遅れ、悪化します。

ひどい乾皮症や湿疹は病院の処方薬で確実に治す

薬物療法

これらの疾患を悪化させずに早めに治すには、やはり医師の指示に基づいた薬物療法が最も確実です。

病院での乾燥肌(乾皮症)治療の基本は、保湿剤と抗ヒスタミン薬の併用です。保湿剤で皮膚の水分量をある程度維持しながら、かゆみを起こす成分(ヒスタミン)を抑え込みます。抗ヒスタミン薬の副作用は眠気・口の渇きなどが代表的ですが、最近では副作用の少ない薬も出ていますので、職業上の理由などで差し支えのある方は生活環境も含めて医師に相談しましょう。また、薬によっては緑内障や尿路閉塞性疾患(前立腺肥大症など)といった持病がある方には使用できないものもありますので、必ず持病を医師に伝えましょう。

乾燥肌が湿疹になった場合には、抗ヒスタミン薬とステロイド薬(塗り薬・全身の場合は内服)で対応します。ステロイドは副作用を気にする方がいますが、自己判断で中断などせずに医師の処方に従いましょう。使用のポイントは弱いステロイドをだらだらと使い続けるのでなく、最初に強いもので一気に治し、その後保湿剤などにシフトすることです。最終的には少量のステロイドですみます。(部位や程度によって医師の治療方針が異なる場合がありますので、必ず医師の指導に従ってください)

また、ただの肌荒れだと思っていても、その背後には肝障害・腎障害・内分泌代謝疾患・血管疾患・がんといった他の疾患が潜んでいる可能性もあります。治りにくいと感じたら早めに医療機関へ受診することをおすすめします。

ステロイド治療薬の使用の注意点

  • 量と回数・期間を守る:勝手に量を減らしたり、中断したりしないこと
  • 塗る場所を守る:5段階の強さがあり、部位や程度によって強さが判断されます
  • こすらずに塗る:薄く乗せるような感じでやさしく塗る

手荒れ・主婦湿疹・しもやけ・あかぎれで気になる症状がある場合は、近くの病院に相談しましょう

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