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インフルエンザ(2011)【Part2】

2011年11月掲載

この記事には【Part1】【Part3】があります

【予防編】インフルエンザの流行を食い止めるには、何よりも一人ひとりの習慣が重要

【Part1】でお伝えしたように、すでに学級閉鎖が相次ぎ、今シーズン(2011/12)の流行が懸念されているインフルエンザ。
流行のシーズンを目前に、個人レベルでできる予防方法を知っておきましょう。

予防のポイントは6つ

このようにインフルエンザの流行を阻止するためには、一人ひとりの予防の心がけにかかっています。インフルエンザには、さまざまな型がありますが、どの型のインフルエンザウイルスでも、予防法は同じです。

  1. 流行前にワクチンの予防接種を行いましょう。
  2. 日ごろから手洗い・うがいをこまめに行いましょう。
  3. 人ごみや繁華街を避け、外出の際はマスクを使用しましょう。
  4. 室内は、適度な温度と湿度(50~60%)を保ちましょう。
  5. 十分な睡眠・休養と、バランスの良い食事を心がけましょう。
  6. 咳エチケットを心がけましょう。

(1)流行前にワクチンの予防接種を!

今シーズンの流行予測に基づき、毎年、その型に合わせたワクチンがつくられます。前述のように、今年は季節性(A型H3N2(ビクトリア)・B型(ブリスベン))と新型(A型H1N1(カルフォルニア))が予測されており、これらの混合ワクチンが処方されています。
ちなみにC型のワクチンが処方されないのは、通常、C型のインフルエンザは症状が軽くすみ、また大流行を招くこともないからです。
一人ひとりがワクチンを接種することで、感染の可能性を減らし、かかった場合でも重症化を避けることができ、ひいては流行を避けることができます。
また、妊婦のワクチン接種については、重大なリスクが生じることは低いといわれていますが、詳しい安全性については、国立成育医療研究センターの「妊娠と薬情報センター」ホームページで確認することをおすすめいたします。

国立成育医療研究センター「妊娠と薬情報センター」
Computer http://www.ncchd.go.jp/kusuri/

(2)日ごろから手洗い・うがいをこまめに励行

インフルエンザウイルスは、感染した人が触れた物にウイルスが付着し、それを他の人が触ることによっても感染します。多くの人が触れる機会のある、ドアノブやつり革は要注意です。
手についたインフルエンザウイルスを除去するためには、手洗いが有効です。特に外出後の手洗い・うがいは感染症予防に効果的ですので習慣づけましょう。

(3)人ごみや繁華街を避け、外出の際はマスクを使用

インフルエンザが流行している時は、極力人の多い場所を避け、インフルエンザウイルスに触れないよう気を付けましょう。特に高齢者や子ども、妊婦、慢性疾患を持っている人は注意が必要です。
また、外出をする場合には、マスクを身に付けることでウイルスから身を守りましょう。

(4)室内は、適度な温度と湿度(50~60%)を保つ

自宅や会社では、温度や湿度・適度な換気といった室内環境を整えることで、予防につなげることができます。「インフルエンザウイルスは乾燥と低温に強い傾向がある」や「呼吸器の粘膜が乾燥するため、防御機能が正常に機能しない」など、冬場にインフルエンザが流行する理由は諸説ありますが、適度な湿度と気温が予防につながることは明らかなようです。
また、室内の換気が十分でないと、空気中のウイルスが蓄積されやすくなりますので、換気も重要なポイントとなります。
株式会社タニタでは、今シーズン「季節性インフルエンザ予防温湿度計 」を新たに発売しました。この温湿度計は、季節性インフルエンザの予防目安を「ほぼ安全(ウイルスが生存しにくい環境)」「注意(ウイルス感染に注意が必要な環境)」「警戒(ウイルスに感染しやすい環境)」の3段階で表示します。この目安に沿って温度・湿度の管理を行うことで、インフルエンザの予防に役立つとみられます。
温度の管理とともに、適度な換気を行い、加湿器などを上手に利用して適正な湿度(50~60%)を保ちましょう。

(5)十分な睡眠・休養と、バランスの良い食事の心がけ

日ごろから、体力を維持し、ウイルスに対する抵抗力を高めるために、十分な睡眠と休養、そしてバランスの良い食生活を心がけましょう。

(6)かかってしまったら「咳エチケット」

かからないように気を付けることと同様に、かかってしまった場合には、人にうつさないよう「咳エチケット」で飛沫の拡散を防ぎ、外出を控え、家族とは別の部屋で安静にして過ごしましょう。

  • 咳・くしゃみが出たら、他の人にうつさないためにマスクを着用しましょう。マスクを持っていない場合は、ティッシュなどで口と鼻を押さえ、他の人から顔をそむけて1m以上離れましょう。
  • 鼻汁・痰などを含んだティッシュはすぐにゴミ箱に捨てましょう。
  • 咳をしている人にマスクの着用をお願いしましょう。
    ※マスクの装着は説明書をよく読んで、正しく着用しましょう。また、マスクを着用しているからといって、ウイルスの吸入を完全に予防できるわけではありません。

流行させないためには、まず一人ひとりの予防と自覚が大切

予防接種

ワクチンは摂取してもすぐに効果が得られるわけではなく、また一部の医療機関ではワクチンの在庫不足が懸念されているようですので、早めに対策を行うことをおすすめします。まずはかかりつけ医や近隣の医療機関に問い合わせてみましょう。

また、かかってしまった場合は、速やかに医療機関を受診しましょう。インフルエンザの治療で投与される抗インフルエンザ薬には、内服薬のタミフル®(中外製薬)、吸入薬のリレンザ®(グラクソ・スミスクライン)とイナビル®(第一三共)、点滴薬のラピアクタ®(塩野義製薬)があり、いずれも発症から48時間以内に服薬した場合に効果を発揮します。発熱期間が1~2日短縮され、さらにウイルスの排出量も減少しますので、本人にとっても、周囲にとっても有効です。

厚生労働省や各自治体にはインフルエンザ関連の問合せ情報提供窓口がありますので、困ったことがある場合には、相談してみましょう。

厚生労働省ホームページ
Computer http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou01/inful_consult.html

医療機関にあらかじめ電話などで連絡をし、マスクを着用して受診しましょう。

【Part3】では、かかってしまった時の対応と病院での治療について、お伝えします。

この記事には【Part1】【Part3】があります

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