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紫外線対策

2010年6月掲載

肌老化から皮膚がん・白内障の予防の要「紫外線対策」

紫外線UVA・UVBと皮膚へのダメージ

一年中注いでいる太陽の光、そして紫外線。紫外線が一番強くなるのは春から夏にかけて。
春先に「日差しが強くなったな」とお感じになった方も多いのではないでしょうか。
オゾン層の破壊が深刻化している今、この時期の紫外線対策はもちろんのこと、一年を通しての対策が大切です。

太陽の光に含まれる紫外線には、波長の長いUVA、次に長いUVB、短いUVCの三種類があります。
UVCは大気中で吸収されるため地上に降り注ぐことはほとんどなく、私たちが日常でさらされているのはUVAとUVBです。

UVA・UVB
UVA:
紫外線の中で最も波長が長いため、皮膚の真皮層にまで到達します。
真皮層は皮膚細胞を生産する大切なところ。
ここにダメージが与えられると細胞の再生が阻害されたり、シワができるなど、皮膚の加齢の原因となります(光老化)。
UVB:
UVBは日焼けを促す光線です。長くあたると肌が赤くなったり、サンバーン(やけどの状態)になります。
皮膚表面の細胞を傷つけたり炎症を起こすので、シミや皮膚がんの原因になると言われています。

紫外線は深刻なトラブルの原因に

紫外線を適度に浴びることで、自律神経を整えたり、カルシウムを体内に吸収するために必要なビタミンDを生成したりといったメリットがあります。
しかしながら、オゾン層の破壊により大気中で吸収されるべき紫外線の多くが地上に降り注がれることとなり、 現在ではメリットよりも深刻なトラブルの方が大きいと言われるようになりました。

【光老化】

シミ・シワ

紫外線を長年浴びることで肌へのダメージが蓄積され、また紫外線が肌を酸化させるフリーラジカル(活性酸素)を発生させることで皮膚細胞のDNAを傷つけ、くすみ・シミ・深いシワ・イボといった肌の老化を引き起こします。

【皮膚がん】

紫外線により皮膚細胞のDNAが損傷し、皮膚がんにつながることは古くから知られています。
白人は黒人よりも皮膚がんを発症する率が高く、アジアの中でも肌の色が白いと言われている日本人にも注意が必要です。

【眼科疾患】

UVBは加齢とともに見られる白内障を進行させます。
また強い紫外線により俗に言う「雪眼」のような角膜炎を起こすことがあります。
それ以外にも翼状片(よくじょうへん:白目の表面を覆っている結膜が、目頭の方から黒目に入り込んでくる病気)や瞼裂斑(けんれつはん:白目の組織が蛋白質と脂肪の沈着で変化し、黄色い斑点や隆起ができたもの)などの病気に紫外線が影響していると考えられています。

【免疫力の低下】

免疫に働きかける細胞が紫外線によりダメージを受けると異物の情報をキャッチできなくなり、リンパ球に情報が伝わらず免疫機能が働かなくなります。
そのためウイルスや細菌が体内に侵入しやすい状態になり感染症や風邪にかかりやすく、またヘルペスの原因になるとも言われています。

早めが肝心! 紫外線対策

オゾン層が破壊された穴「オゾンホール」の近くに位置するオーストラリアでは、皮膚がんの死亡率が高く、紫外線によるトラブルが深刻化しています。
そのため子どもにも日焼け止めを塗り帽子とサングラスを着用して通学させるなど、早期からの紫外線対策が徹底されています。

日本においても、母子手帳から「日光浴をさせましょう」という記述が消え、紫外線の問題は身近なものに迫ってきています。
紫外線は一年中降り注いでいます。
季節を問わず、子どものうちから早めの紫外線対策を徹底しましょう。

紫外線対策

【紫外線に当たらない】

紫外線の強い正午前後の外出を避けましょう。
また外出の際にはUVカット素材の長袖を着用し、つばの大きい帽子や日傘、サングラスを身につけましょう。

【日焼け止めクリームを塗りましょう】

日焼け止め商品は記載されているSPF(紫外線予防指数)とPA(UVA防御指数)を参考に選びましょう。
SPFは値が高いほどUVBを防いでくれる時間が長くなる半面、肌への負担が大きくなりますので、外出時間を考えて選びましょう。
またPAはUVAを防いでくれます。
PA+という形で表記され、+の数が多いほど紫外線カットの効果が大きくなります。

【窓から入ってくる紫外線を遮断しましょう】

UVBは窓ガラスでほぼ遮断されますが、UVAを遮断することはできません。
家や車の窓から入ってくる紫外線を遮断するためにUVカットフィルムを貼りましょう。

紫外線で気になる症状がある場合は、近くの病院に相談しましょう

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