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「インフルエンザ」の流行シーズン到来 - インフルエンザ(2011)【Part3】

2011年12月掲載

この記事には【Part1】【Part2】があります

自己判断は危険!気になる症状がみられたらまず受診を。

お役立ち医療コラム「インフルエンザ【Part1】【Part2】ではインフルエンザの基礎知識と予防についてお伝えしました。しかしどんなに予防を心がけていても、持病があって体力が落ちていたり、最近の気温の変化で免疫が低下していたりといったことで、感染してしまう場合もあります。
今回は、かかってしまった時にはどうしたら良いか、医療機関ではどのような治療を行うのか、療養中のホームケアのポイントについてお伝えします。

インフルエンザかと思ったら、まず医療機関へ

インフルエンザが疑われる時には、まず医療機関を受診し、治療しましょう。その際、必ず電話で問い合わせてから受診しましょう。また感染の拡大を防ぐために、必ずマスクを着用して受診するのがマナーです。かかってしまった際の「咳エチケット」については【Part2】をご参照ください。

インフルエンザ

では、どのような症状がみられた時に、医療機関を受診したらよいのでしょうか。
特徴的な主な症状は・・・

  • 38℃以上の高熱
  • 頭痛
  • 全身の筋肉痛・倦怠感
  • 上気道の炎症症状(鼻汁・喉の痛み・咳など)
  • これらの症状が急激に現れる

軽症や、やや異なった症状をみせる場合もあります。具合が悪い時には、早めに医師に相談しましょう。

このような症状がみられた場合には、まずは病院に行きましょう。インフルエンザは市販のかぜ薬で治すことはできません。まれにかぜ薬に含まれる鎮痛解熱剤で、ライ症候群を発症することがあります。ライ症候群は、初期には嘔吐や無気力・昏睡状態・興奮や錯乱といった症状がみられ、死亡率が高い病気ですので、自己判断での薬の投与は厳禁です。合併症を招きやすい高齢者や乳幼児・持病をお持ちの方、さらに妊婦の場合も注意が必要です。

インフルエンザ薬の投与は発症から48時間以内が目安

医療機関では、インフルエンザウイルスに効果を発揮する抗インフルエンザウイルス薬などの薬が医師の判断で処方されます。日本では、投与方法の異なる4製剤が保険適用となっています。

インフルエンザ,薬
≪吸入薬≫
ザナミビル(商品名:リレンザ®(グラクソ・スミスクライン))
ラニナミビルオクタン酸エステル(商品名:イナビル®(第一三共))
粉末を吸入することにより、ウイルスが感染・増殖する気道に直接働きかけ、効果を発揮します。
≪内服薬≫
オセルタミビルリン酸塩(商品名:タミフル®(中外製薬))
カプセルと、子供用に飲みやすいドライシロップの2タイプがあります。
≪点滴薬≫
ペラミビル(商品名:ラピアクタ®(塩野義製薬)
経口などでの投与が困難な患者さんに適しています。
いずれの薬も症状がでてから早めの投与で、発熱期間の短縮やウイルス排出量の減少といった効果が発揮されます。

抗インフルエンザ薬と十分な静養で1週間程度で回復に向かう

看病

インフルエンザは、一般的に1週間程度で回復に向かいます。その間、自宅では、どのようなことに気を付けて過ごしたらよいのでしょうか。

  • 十分な休養と睡眠:特に睡眠を十分にとるよう心がけましょう。また、睡眠時の発熱には氷のうなどを活用しましょう。
  • 栄養・水分を摂取:食事は消化の良いものをとるようにし、水分補給を怠らないようにしましょう。
  • 部屋の温度・湿度に注意:時々換気をし、適度な室温と湿度を保ちましょう。
  • 外出時にはマスクを着用:感染を広めないように外出を控え、外出する場合には必ずマスクを着用しましょう。
  • 天日でウイルスを減少:布団や衣類を天日に干すことで、インフルエンザやその他のウイルスの感染性を低減することができます。
  • 登校についての配慮:学校の場合、学校保健法で「解熱した後2日を経過するまで」を出席停止期間としています。しかし、病状によって判断が異なりますので、医師の指示に従いましょう。
一度熱が下がっても再び発熱することがありますので安心はできません。独自の判断で薬を中断せずに、必ず医師の指示に従って、決められた回数を正しく服用しましょう。

幼児の場合は、お母さんの見守りが重要です。自宅療養中に、下記のような症状が見られた場合には、再度、速やかに医療機関を受診しましょう。

  • 意識障害:視線が合わない。呼びかけに答えないなど。
  • 呼吸困難:呼吸がはやくて、苦しそう。
  • 脱水症:水分が摂れず、排尿しない。
(厚生労働省・日本小児科学会「発熱したお子さんを見守るポイント」より)

小児・未成年者において、薬を服用したかどうかにかかわらず、興奮して急に走り出す・部屋から飛び出しそうになるといった異常行動が見られる場合がありますので、一人にならないよう配慮しましょう。

※今回の「インフルエンザ【Part3】」のコラムは、グラクソ・スミスクライン株式会社にご協力いただき作成しています。

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インフルエンザで気になる症状がある場合は、近くの病院に相談しましょう

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