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紫外線とお肌のお話

2012年6月掲載

紫外線からお肌を守る為に必要なことは?

紫外線の種類

【UVA】
320~400nmの長い波長で、皮膚の深くの真皮にまで到達します。曇りの日でも、晴れの日の1/3の量が降り注いでいるといわれています。また、窓ガラス越しにも入るので、室内でも注意が必要です。浴びると肌を少しずつ黒くして、しわやたるみなど皮膚の老化を早めてしまいます。
【UVB】
280~320nmの短い波長で、皮膚の表面に作用します。浴びると肌に赤みや水ぶくれをおこします。大量に浴びると、免疫力の低下、皮膚癌、白内障の原因にもなります。紫外線を吸収するオゾン層により地表に到達する量はわずかですが、近年のオゾン層破壊により危険性が増してきているともいわれています。

紫外線のお肌への影響は?

紫外線
(1)シミ、そばかす
紫外線によりメラノサイトの働きが活発になり、色素が皮膚の表面にたまってしまい、シミが増えてきます。
(2)しわ、たるみ
紫外線により真皮のコラーゲンが変性して、皮膚の弾力が失われて、皮膚のしわやたるみのもとになります。
(3)免疫力の低下
いきなり強い紫外線に当たると、皮膚の免疫力が低下して、ヘルペス(ウイルス性)やニキビ(細菌性)などの感染症がでることがあります。
(4)肌あれ
日焼けによるダメージを受けたお肌は、水分量も不足しがちになり、肌が荒れやすくなります。
(5)皮膚癌
紫外線は細胞のDNAに損傷を与えて癌遺伝子を活性化するために、皮膚癌ができやすくなります。

日常の紫外線対策

まず大切なことは、日焼け止めを1年中きちんと使用することです。朝起きて歯を磨いて洗顔した後に、露出されている部分に日焼け止めを塗ります。
出かける時は、つばのある帽子をかぶったり日傘をさしたりして、紫外線対策を行います。洋服は、色の濃い目の長袖のものを一枚はおりましょう。夏の色「白」はタブー。白は黒の4倍の紫外線を透過するといわれています。日差しの強い日は、UVカットのサングラスをかけて目も保護します。歩行時は、なるべく日陰や地下道を選んで歩いてください。

また、食べ物やサプリメント等から、ビタミンCを摂るように心がけましょう。シミの生成を防いで、体の免疫力を高めてくれます。

日焼け止めの選び方のコツ

日焼け止め
(1)どれくらいの強さのものを選べばいいのでしょうか?
日常生活では、SPFが20~30くらい、PAは++あれば、充分効果があります。ただし、仕事やアウトドアスポーツなどで一日中外にいるときには、SPFが40~50+、PAが+++のものを使用してください。SPF値(1~50+):B紫外線より皮膚が赤くなる反応を防ぐ効果を知る目安。数値が大きいほど効果が高く、国内製品では「50+」が最高表示値。PA値(+~+++):A紫外線により皮膚が黒くなる反応を防ぐ効果を知る目安。「+++」が最も効果が高い。
(2)紫外線吸収剤が入っているものと入っていないものでは、どちらがいい?
肌の弱い方は、紫外線吸収剤の配合されてないものを選んでください。紫外線吸収剤とは、日焼け止めによく配合されている有機化合物で、紫外線を皮膚の表面で吸収して熱などに変化させることにより、紫外線が皮膚の中まで透過するのを防ぐ効果があり、紫外線に対して強い日焼け止め効果がでます。しかし肌の弱い人は、紫外線吸収剤そのものでかぶれたり、紫外線を吸収して変化する途中で肌荒れをおこしたりして、トラブルが生じることがあります。一方、紫外線吸収剤は価格が安くて日焼け止め効果が高い、というメリットもあるため、使用して赤くなったりかゆくなったりしなければ、OKです。
(3)クリームとローションのどちらを選べばいいのか?
日焼け止めにはクリームやローションなどさまざまな製品が発売されています。首や腕・体など広範囲に使用する場合は、伸びのいいローションタイプがおすすめです。ただし、肌がかさついている場合や日焼け止め効果をしっかりと保ちたい場合は、さっぱりとしたローションタイプよりも、保湿効果や持続力の高いクリームタイプを使用しましょう。
(4)日焼け止めの正しい塗り方は?
厚塗りすれば、紫外線に対する効果が高くなるわけではありません。量が多すぎてむらになると、製品本来の効果を発揮できなくなってしまいます。肌にのばす時は、ムラづきを避けて均一にうすくのばすように塗ってください。特に、脂浮きしやすいTゾーンは量を控えめにして、UVカット効果のあるパウダーを重ねづけすれば、効果も化粧もちもアップします。また、首の後ろや耳・デコルテゾーンは、塗り忘れが多い部分なので注意してください。
(5)日焼け止めの落とし方は?
日焼け止めをきちんと落とさないと、古くなった日焼け止め成分と皮膚の汚れがそのまま残ってしまい、さまざまなトラブルのもとになります。夜は専用のクレンジングできちんと落としてください。クレンジングがない場合は、オリーブ油などのオイルもしくは乳液を肌にたっぷりなじませて拭きとり、その後にセッケンで優しく洗い流せば、日焼け止め成分と汗・汚れが同時に落とせます。残ったままだと肌荒れのもとになりますので、必ずきちんと落とすことを忘れずに。

日焼け後のお手入れ方法

アフターケア

急に日焼けをしてお肌がほてってしまった場合は、冷たい水に浸して固く絞ったタオルなどで肌を十分に冷やすことが大切。

ほてりが鎮まったらその後に、かさつかないように、肌にやさしい低刺激性の化粧水でたっぷりと水分補給をして、さらに保湿クリームなどをきちんと塗りましょう。

また、シミ、しわ、たるみの予防のためには、ビタミンC配合のクリームやローションはとても効果的です。

紫外線で気になる症状がある場合は、近くの病院に相談しましょう

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このコラムの執筆者

Thumb-up野村皮膚科医院
横浜市神奈川区反町4-27-14 チャリオタワー2F
院長:野村 有子

Computerhttp://www005.upp.so-net.ne.jp/windy/

野村有子先生
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