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熱中症の恐怖

2010年7月掲載
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真夏だけじゃない!「熱中症」
2013年7月更新

地球温暖化で死亡者が増加傾向!

「熱中症」は日射病・熱射病などの総称

日射病・熱射病・熱中症… 似通った名前ですが、みなさんは違いがおわかりになりますか?

  • 「日射病」とは、炎天下で大量の汗をかき、それによって体内の水分が不足した状態(脱水状態)になること。 頭痛やめまいを覚えたり、突然倒れたりします。
  • 「熱射病」とは、体内にある熱をうまく放射できず体内に熱がこもり、体温が上昇し、中枢機能が異常を起こした状態をいいます。 意識障害が起こり、死亡率がかなり高いので要注意です。
  • 「熱中症」とは、暑い環境下で起きる障害の総称で、日射病・熱射病・熱失症・熱疲労・熱けいれんなどを含みます。

これらは、気温や湿度が高く、風が弱い、日差しが強いといった環境下で体内に著しい熱が蓄積されたり、暑い環境に体が適応できずに起こります。 地球温暖化で年々死亡者が増加傾向にあり、特に夏場はヒートアイランド現象の影響で真夏日や熱帯夜が増え、油断できない日が続きます。

高齢者、肥満の人、厚着の人、運動に慣れていない人、暑さに不慣れな人、病気や体調の悪い人、持病薬を服用している人などが熱中症になりやすいと言われています。 症状は【重症度Ⅰ】から徐々に進行しますので、早めの発見と対応が大切です。

熱中症

【重症度Ⅰ】

  • めまい・立ちくらみがある
  • 筋肉のこむら返りがある(つる)
  • 汗が噴いても噴いても出てくる

【重症度Ⅱ】

  • 頭がガンガン・ズキンズキンする(頭痛)
  • 吐き気がある、吐く
  • 体がだるい(倦怠感)

【重症度Ⅲ】

  • ふらふらする、立てない
  • 真っ直ぐに歩けない、走れない
  • 意識がない、呼びかけに対し返事がおかしい、反応がない
  • 体がひきつける(けいれん)
  • 体温が高い、皮膚が熱い・赤い・乾いている(全く汗をかかない、触るととても熱い)

このような症状が現れたら、すぐに応急処置を行いましょう。 特に【重症度Ⅱ・Ⅲ】の症状がみられた場合は、ただちに救急車を呼びましょう。

熱中症の対応と応急処置

熱中症は死に直面した緊急事態です。 救急車を呼んだ場合でも、速やかに応急処置を行いながら待ちましょう。

熱中症の対応と応急処置
  • 涼しい環境へ避難する
  • 衣類をゆるめたり脱衣させ、体からの熱を放散させる
  • 皮膚に水をかけ、うちわなどで風を送り、体の表面を冷やす
  • 氷嚢(ひょうのう)や濡らしたタオルを首・脇の下・太ももの付け根・股関節の辺りに当てて冷やす
  • 冷たいスポーツドリンクか食塩水(濃度0.1~0.2%)、または水を与え、水分と塩分を補給させる

※ただし、意識障害や吐き気がある場合は誤飲の可能性があるので、 水分を口から取らせることをせず、救急車を待ちましょう。

体温冷却が重傷患者を助けられるかどうかのカギとなります。 できるだけ早く行いましょう。

熱中症にならないために

ウォーキング

熱中症は命にかかわる障害ですが、予防法を知っていれば回避することができます。

Flag-pink暑さを避けましょう

日陰を選んで歩く、扇風機やエアコンを使用するなど。

Flag-pink服装を工夫しましょう

日傘や帽子を身につける、クールビズを実践するなど。

Flag-pinkこまめに水分を補給しましょう

ビールなどのアルコールはNG! スポーツドリンクか水を補給しましょう。また、のどが渇く前に水分補給をすることを心がけましょう。

Flag-pink急に暑くなる日に注意しましょう

暑くなり始めの時期や梅雨明けの7月下旬~8月上旬、熱帯夜の翌日は要注意です。

Flag-pink暑さに備えた体づくりをしましょう

日頃からウォーキングなどで汗をかくことにより、暑さに慣れる体質への改善が図れます。

Flag-pink体調を整えましょう

脱水症状を回避したり、風邪をひかないなど、体調管理に注意しましょう。寝不足にならないように心がけ、また朝食をとるなどの基本的な生活習慣を見直しましょう。

近年では屋内での熱中症も増加しています。エアコンが苦手な方も多いと思いますが、マンションのように機密性の高い建物では知らず知らずに暑くなっていることがあります。また、夜、トイレが近くなることを気にして水分摂取を控えることも、睡眠中の熱中症の原因となります。体調や生活環境に気を付けるほか、水分・塩分の補給には充分に気を配り、夏を乗り切りましょう!

熱中症で気になる症状がある場合は、近くの病院に相談しましょう

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