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小児ぜんそく

2014年10月掲載

早期治療でぜんそくをコントロールしましょう

ぜんそくとは?

小児ぜんそく

ぜんそくは気道の炎症で気管支が狭くなって、呼吸が苦しくなる病気です。
ぜんそくは、ダニ、カビ、動物の毛やフケ、花粉、食物など様々なアレルゲン(アレルギーの原因になるもの)によって、気管支などの気道(空気の通り道)にアレルギーが起こり、気道の粘膜が炎症を起こし、気道が狭くなる慢性の病気です。
発作が起こると、気道の広さを調節する筋肉が急激に縮んだり、粘液がたくさん出るために、息を吐くときに喉がゼーゼー、ヒューヒューしたり、呼吸が苦しくなります。

小児ぜんそくは子どもに起こるぜんそくで、子どもの3~9%に起こる頻度の高い病気です。
多くは1~2歳頃から発症しますが、なかには生後2~3ヵ月からの例もあります。小児ぜんそくの7~8割は思春期の頃までに症状が弱くなり、治ってしまいます。
しかし大人になってから風邪やストレス、妊娠などをきっかけとして、気管支喘息として再発することもあります。

ぜんそくがあったとしても、きちんと治療をしていれば、ぜんそくのない子どもたちと同じように様々なことができます。ぜんそくのこと、お薬のことをしっかりと理解して、治療に取り組みましょう。

症状

最初は、風邪をひきやすい、気管支炎を起こしやすいといった症状ですが、進行すると呼吸をする度にゼーゼー・ヒューヒューという音がしたり、気管支ぜんそくの発作が起きるようになります。息を吐くことが困難になるため、呼吸がうまくできずに息苦しくなります。
ぜんそくの発作は夕方から明け方にかけて起こる場合が多く、夜の発作は悪化しやすい傾向があります。また季節の変わり目に発作が出やすいのも特徴です。

小児ぜんそくの治療

吸入ステロイド薬

ぜんそく治療薬には、発作を予防するために毎日定期的に使う「長期管理薬」と、発作が起きたときに発作を鎮める「発作治療薬」があります。
「長期管理薬」の吸入ステロイド薬は、気道の炎症を抑えることで、発作を起こりにくくして、ぜんそくの症状を改善する薬です。
症状がない時にも、気道の炎症は続いているので、発作が起きたときの治療だけではなく、発作を起こさないための治療をすることもとても重要です。
また、「発作治療薬」の気管支拡張薬は気道を広げて呼吸を楽にします。
ステロイド薬と聞いただけで不安を感じる方がいますが、医師の指示どおりに規則正しく使用すれば、炎症を抑える力を十分発揮する薬です。とくに吸入ステロイド薬は、有効成分が直接気道に届くので、のみ薬や貼り薬、注射よりも少ない量で効果があり、体への影響も少ないのが特長です。

ぜんそく治療では継続的に治療を行うことが大切です。継続的に治療を続けることで、風邪をひいたときや季節の変わり目など、症状が出やすい時期にも発作が出にくくなり、1年を通じてげんきに過ごすことができるようになるでしょう。

日常生活で気を付けること

小児ぜんそく
●掃除をこまめに行う
最大のアレルゲンはダニと言われています。掃除はこまめに行ってダニを退治しましょう。ダニの住処である絨毯はひかずに、フローリングにしましょう。
●空気清浄器の導入
●ペットは飼わない
有毛動物(ネコ、イヌ、ハムスター、モルモット)は飼わないようにしましょう。
●風邪をひかないように気をつける
手洗い、うがいを徹底しましょう。
●食事
タンパク質、脂質、糖質の三大栄養素に加え、ビタミン、ミネラルをバランス良く摂取することが推奨されています。逆に、気道粘膜を刺激する香辛料(こしょう、唐辛子、わさびなど)や、食品添加物を多く含む加工食品類は控えるようにしましょう。
●受動喫煙を避ける
小児では家族(特に母親)の喫煙が症状の悪化に影響するとされており、家族で喫煙者 がいる場合は禁煙するか、家で吸わないようにしましょう。

ぜんそくは適切な治療を継続することによりコントロールできる病気です。症状がみられたら早期に小児科を受診して、治療を始めましょう。

小児ぜんそくで気になる症状がある場合は、近くの病院に相談しましょう

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※当コラムは東京内科医会のご協力によって作成されています。

東京内科医会は、常に最新の医学知識を学び、最良の医療を実践する魅力を持った何かを主体に、診療を行っている医師の集まりです。

コラム監修

Thumb-upきうち内科クリニック
東京都江戸川区本一色3-39-2
院長 木内 章裕
日本内科学会認定内科医、日本老年医学会専門医、日本神経学会専門医、日本脳卒中学会専門医

Computerhttp://homepage3.nifty.com/kiuchiclinic/

木内 章裕先生
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