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「乳がん」は早期発見・早期治療が要!

2010年10月掲載
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早期に発見・治療することで、命を落とさずに済むことが多い「乳がん」
2011年9月更新

女性の約20人に1人が発症!

「乳がん」は早期発見・早期治療が要

Bookmark30歳から64歳の女性死亡率トップは「乳がん」

乳がんは、乳房にある乳腺組織(母乳をつくるところ)に発生する悪性腫瘍です。
乳がんにかかる女性は年々増えており、現在では年間5万人の女性がこの病気にかかり、ここ50年で死亡率は7倍に増えています。
2009年には約1万2000人の方が亡くなり、30歳から64歳の女性死亡率の1位となっています。

乳がん

乳がんになりやすい人の傾向としては、

  1. 家族に乳がんにかかった人がいる
  2. 本人が乳がん以外の乳腺疾患にかかったことがある
  3. 初産年齢が遅い(30歳以上)、または出産歴が無い
  4. 初潮が早く(11歳以下)、閉経が遅い
  5. 閉経後に太った
  6. 長期間(10年以上)のホルモン補充療法(更年期障害の治療)を受けている

などがあげられ、年代別には30歳代で増加し始め50歳前後でピークとなります。
70~80歳代でも発症することがあり、女性だけでなく、患者全体の1%程度ではあるものの男性が発症するケースもあります。

Bookmark早期発見・早期治療すれば高い治癒率

乳がんには初期の自覚症状はありません。
また、乳がんにならない方法は無く、自己検査と検診での早期発見・早期治療が最大のカギとなります。

乳がんはがんの中でも自分で発見できる数少ないがんですので、1カ月に1度は自己検査の習慣をつけましょう(右下図を参照)。
生理が終わってから1週間以内が適した時期です。
閉経後の方は毎月、日にちを決めて行いましょう。

また、年に1度は専門の医療機関(乳腺外科など)※1 で、視触診・マンモグラフィ検査・超音波検査の検診を受けるようにしましょう。

視触診

乳房を見て触って診断します。 全体の形やくぼみ・ひきつれなどが無いか視診し、指の腹で触れてしこりなどを確認します。

マンモグラフィ検査

乳房専用のX線装置による検査で、視触診ではわからない小さながんを見つけることができます。 乳房を片方ずつ、プラスチックの板ではさみ、平らにした状態で撮影をします。 撮影にかかる時間は20分程度。

欧米では最も一般的な検査法で、放射線被ばくによる危険性も少なく、安全性と早期発見の効果が確立されている方法です。

超音波検査(エコー)

乳房に超音波をあて、内部からの反射波(エコー)を画像にして診断します。 放射線を使用しないので、妊娠中の方でも診断できる方法です。

乳がんは薬がよく効くがんで、早めに発見すれば治癒率がかなり高いのが特徴。 治癒率は90%以上とも言われています※2

早期発見により、手術の面においても選択肢が広がります。 手術には次の2つの方法があります。

乳房温存術

乳房のできるだけ多くの部分を傷つけずに残します。 腫瘍と共に周囲の正常組織を少量切除する方法、腫瘍と共に周辺の正常組織を大きめに切除する方法、乳房の1/4を扇状に切除する方法があります。 通常、放射線療法と組み合わせます。

乳房切除術

乳腺組織をすべて切除して乳房の下の筋肉と傷を覆えるだけの皮膚を残す方法と、乳腺組織全体とわきの下のリンパ節の一部を切除して乳房の筋肉は残す方法があります。乳腺組織、脇の下のリンパ節、乳房の下の筋肉のすべてを切除する方法もありますが、現在ではほとんど行われていません。

また、治療には大きく分けて放射線治療、薬物療法(化学療法(抗がん剤)、ホルモン療法、分子標的治療)があり、個々のがんのタイプや進行度などにより手術・治療方法が選択されます。手術に加えていくつかの療法を併用し、相乗効果を狙いながら、がん細胞が絶滅に至ることを目指します。

※1 乳腺専門医と学会の認定・関連施設は日本乳癌学会のホームページで探すことができます。
http://www.jbcs.gr.jp/

※2 治癒率とは、治療により癌が消失してから5年経過後までに再発がないことをさします。

Bookmark10月は「ピンクリボン」月間

東京タワーとピンクリボン

ピンクリボンは乳がんの早期発見・早期診断・早期治療の大切さを伝えるシンボルマークです。

これまで、東京タワーや都庁がピンクにライトアップされた様子やピンクリボンのイラストでデコレーションされた自動販売機が話題になりましたが、それはこの「ピンクリボン」のキャンペーンにちなんだもの。

毎年10月には、ピンクリボンの主意に賛同した自治体や企業・マスコミ等による催し等があります。

もちろん今年もランドマークのライトアップや街のデコレーション、ピンクリボン関連グッズの限定販売、シンポジウムや街頭キャンペーン、
ウォークラリーといったイベントが行われ、ピンクリボンの思いが込められたメッセージがあちらこちらで発信されます。

乳がんは決して人ごとではありません。
このイベントを通して乳がんへの知識を深め、検診へのきっかけとしましょう!
http://www.pinkribbonfestival.jp/

乳がんで気になる症状がある場合は、近くの病院に相談しましょう

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