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【訃報】タレント・板東英二さんが「慢性心不全」で逝去。「心不全/慢性心不全」の原因、症状とは

公開日: 2026年07月28日
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タレントの板東英二さんが、慢性心不全のため2026年7月22日に亡くなられたことが報じられました。86歳でした。

「心不全」は心臓のポンプ機能が低下し、良好な血液の循環を維持できなくなる状態。全身に十分な血液が行き届かなくなったり、血液が心臓に戻ってこなくなったりすることで、動悸や息切れ、倦怠感、むくみなどの症状があらわれます。このような状態が長期的に続き、だんだんと悪化していく状態を「慢性心不全」と呼びます。

「心不全/慢性心不全」の原因や症状、予防方法などについて解説します。

※この記事は病院なび MediQAで過去に掲載した「心不全/慢性心不全の原因・症状・治療法と予防のポイントを解説」を再編集したものです。記事内容および監修者は、元となった記事が公開された時点の情報となります。

医師紹介

高松 道生の画像
高松 道生医師
長野県佐久市
1978年 信州大学医学部卒業

1978年 佐久総合病院 (1987年より内科 および 集中治療室医長)2007年 鹿教湯三才山リハビリテーションセンター鹿教湯病院副院長2019年 佐久総合病院総合内科専門医(日本内科学会) 、循環器専門医(日本循環器学会)、救急科専門医(日本救急医学会)、集中治療専門医(日本集中治療医学会)、超音波専門医(日本超音波医学会)。専門分野は一般内科、循環器内科。

「心不全/慢性心不全」の原因

「心不全/慢性心不全」は以下のようなことが要因となり、心臓への血流が悪くなることや負荷がかかりすぎることで、心臓のポンプ機能が低下して起こります。
 
●主なリスク要因

  • 心疾患(心筋梗塞、心筋症、弁膜症など)
  • 高血圧
  • 不整脈
  • 肥満
  • 糖尿病
  • 喫煙
  • 多量飲酒

など
 
このほかにも、慢性腎臓病やCOPD(慢性閉塞性肺疾患)などの疾患も、高血圧や糖尿病などにつながるため、心不全のリスク要因になり得ます。

「心不全/慢性心不全」の症状

血液の滞留や、手足などの血管(末梢血管)に血液が行き届かなくなること(末梢循環障害)で、主に以下のような症状があらわれます。
 
●主な症状

  • 日常生活の動きでの息切れや動悸
  • 就寝時の呼吸困難
  • 横になった状態での呼吸困難(起坐呼吸)
  • 食欲不振
  • 足のむくみ
  • 体重の増加
  • 倦怠感
  • 手足の冷え

など

検査・診断は問診による自覚症状や持病の有無などの確認に加え、心電図や胸部レントゲン検査、血液検査、超音波(エコー)検査などが行われます。これらの検査に加え、必要に応じて、CT検査やMRI検査、心臓の血管(冠動脈)に造影剤を注入して血管や血流の状態を確認するカテーテル検査などの画像検査が行われることがあります。

なお、治療の目的は、症状が進行しないようにすることと、生活の質(QOL)の向上、突然死の予防です。「薬物治療」を中心に「デバイス治療」や「外科的治療」などを行います。

「心不全/慢性心不全」を予防するには?

リスク要因である心疾患や生活習慣病(高血圧、糖尿病など)にかかっている場合や、不整脈がある場合は、適切な治療を受け、よりよい状態にコントロールすることが予防につながります。
 
そのほかの要因には、肥満や喫煙、多量飲酒など、生活習慣と密接に関係していることが多いため、健康的な食事習慣や適度な運動、禁煙、適度な飲酒習慣などで、肥満の改善や生活習慣を整えることもよいでしょう。特に喫煙は、そのほかの心臓疾患や血管疾患のリスク要因にもなるため、禁煙外来を受診するなどして、積極的に禁煙をしましょう。

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※本記事は特定の病気・症状について一般的な医学情報を解説したものであり、個々の症状や状態に対する診断・治療を保証するものではありません。症状の現れ方・原因・経過には個人差があり、記事内容がすべての方に当てはまるとは限りません。また、本記事の内容は公開日時点の医学知識をもとに作成していますが、ガイドライン・診療方針は変更になる場合があります。