4月7日は「世界保健デー」――世界が健康について考える日【今日は何の日?】

目次
今日は何の日?
4月7日は、「世界保健デー」です。世界保健機関(WHO)が定めた国際的な記念日で、毎年この日に世界中でさまざまな健康啓発イベントが行われます。健康に関する課題を世界規模で考え、行動するきっかけをつくることを目的としています。
この記念日が生まれた背景
1948年4月7日、国際的な健康の専門機関であるWHOが発足しました。その後、第1回世界保健総会で制定され、1950年から毎年4月7日を「世界保健デー」とすることが決定されました。WHOとは、"World Health Organization"の略で、日本語では「世界保健機関」と訳されます。感染症の対策や医療体制の整備など、世界中の人々の健康を守るための活動を行っている国連の専門機関です。
世界保健デーは単なる記念日にとどまらず、その年に特に注目すべき国際的な健康テーマを世界に向けて発信する場でもあります。日本では、厚生労働省がWHOの発表したテーマを日本語に訳して紹介しています。
なお、日本WHO協会では「世界健康デー」という呼称も用いられています。「世界保健デー」という名称が医療関係者向けのイメージを持ちやすく、一般の方に広く関心を持ってもらいにくかったことが理由の一つとされています。
世界保健デーってどんな取り組みをしているの?

世界保健デーは、WHOが実施する主要な国際的健康キャンペーンの一つです。ほかには、世界結核デー・世界禁煙デー・世界エイズデーなどがあり、それぞれ特定の健康課題に光を当てる機会となっています。
毎年テーマが設定されるのが特徴で、年によって取り上げる健康課題が異なります。2025年のテーマは「Healthy beginnings, hopeful futures(健やかなはじまり、希望のある未来へ)」でした。母親と子どもの健康、そして女性と家族のウェルビーイング(心身の良好な状態)を促進することを目的とした国際的なキャンペーンが展開されました。
2025年のテーマが母子の健康に焦点を当てた背景には、世界的に深刻な現状がありました。世界では、毎年約30万人の女性が妊娠や出産に関連して命を落とすと言われています。また、生後1か月以内に亡くなる新生児は年間200万人を超え、同じく約200万人が死産とされています。
国際社会では、2030年までに予防できるはずの母子の死亡をゼロに近づけることを目標として、取り組みが続けられています。
日本では妊産婦死亡率や新生児死亡率は世界的に見ても低い水準にありますが、世界全体に目を向けると、いまもなお多くの命が失われているのが現実です。このように世界保健デーは、世界が抱える健康課題に対して私たちが関心を持つきっかけの一つとなっています。
なお、2026年は「Together for health. Stand with science(科学に基づき、みんなで健康に)」というテーマが発表されています。
まとめ
4月7日の世界保健デーは、1950年から続く国際的な健康の記念日です。WHOが毎年テーマを発表し、世界各地でイベントや啓発活動が行われます。健康に関する課題は、国や地域によってさまざまです。この機会に、自分や家族の健康について少し立ち止まって考えてみてはいかがでしょうか。
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