9月29日は「世界心臓デー」。心臓の健康を考える日【今日は何の日】

この連載では、そんな日をひとつひとつ取り上げ、病気や健康について改めて考えるきっかけをお届けしています。
今日は9月29日、こんな日です。
目次
世界でもっとも多くの命を奪っている心血管疾患(CVD)
9月29日は「世界心臓デー(World Heart Day)」。心血管疾患(心臓や血管の病気)に関する意識を高め、予防につなげることを目的に、毎年世界中で行われている啓発キャンペーンです。
世界心臓連盟(World Heart Federation)が主導し、個人や地域社会、そして政府に対しても、心臓の健康と病気の予防の大切さを呼びかけています。
「世界心臓デー」は、2000年に世界保健機関(WHO)との連携のもとで、世界心臓連盟によって創設されました。心血管疾患への意識を世界規模で高め、国際的な行動を後押しする日として位置づけられています。
2011年からは毎年恒例の取り組みとなり、心臓病の予防・早期発見・治療への公平なアクセスを広く呼びかける活動へと発展してきました。
この背景には、心臓病や脳卒中といった心血管疾患(CVD)が、世界で最も多くの命を奪っている疾患群であるという現実があり、WHOによれば、2022年には世界で推計1,980万人が心血管疾患によって亡くなり、世界の全死亡者数の約32%を占めたそうです。
心血管疾患について知っておきたいこと
心血管疾患とは、心臓や血管に関わる病気の総称で、心臓発作や脳卒中などが含まれます。
心血管疾患を引き起こす主な要因としては、喫煙、偏った食生活、運動不足、過度の飲酒、高血圧、高コレステロール、糖尿病、肥満、ストレスなどが挙げられます。特に高血圧は、心臓発作が起こるまで自覚症状がほとんどないことも多く、「気づかないうちに進行している」ケースが少なくない点にも注意が必要です。
世界心臓連盟によると、心血管疾患による早期死亡の最大80%は、生活習慣の改善や早期発見、適切な医療へのアクセスなどによって予防できるとされています。
つまり、生活習慣を見直すことや、リスクに早く気づくことで、多くの心臓病は防げる可能性があるということです。
それにもかかわらず、心血管疾患に対する国家的な対策計画を持つ国は、世界でも20カ国に満たないと指摘されています。個人の努力だけでなく、社会全体で取り組むべき課題であることも、世界心臓デーが伝えようとしているメッセージのひとつです。
心臓の健康を守るために意識したいことは?
心臓の健康を守るためには、日々の暮らしの中で、次のような小さな積み重ねが大切だとされています。
・バランスの取れた食事を心がける
・こまめに体を動かす習慣をつくる(世界保健機関は週150分以上の中強度の運動を推奨しています)
・喫煙を避ける、または禁煙を検討する
・お酒の量を控えめにする
・血圧やコレステロール、血糖値など、定期的な健康診断で自分の数値を把握する
また、慢性的なストレスや不安、気分の落ち込みといったメンタルヘルスの状態も、心臓の健康と関係があるとされています。
心と体、どちらの調子も気にかけることが、心臓を守る第一歩になるといえそうです。
まとめ
世界心臓デーは、心血管疾患という「世界で最も多くの命を奪う病気」について、あらためて知り、向き合うための日です。心臓病の多くは、生活習慣の見直しや早期発見によって防げる可能性があるとされています。
9月29日の今日を、自分自身や大切な人の心臓の健康について、少し立ち止まって考えるきっかけにしてみてはいかがでしょうか。
<参考URL>
https://continentalhospitals.com/ja/blog/world-heart-day-2024
https://world-heart-federation.org/world-heart-day/
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000093.000098284.html
https://www.who.int/news-room/fact-sheets/detail/cardiovascular-diseases-%28cvds%29
関連記事
※記事の内容は記載当時の情報であり、現在と異なる場合があります。
