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メニエール病 - 病院・医院・薬局情報

メニエール病とは、耳の奥にある「内耳」に異常が発生して、めまいの発作と耳鳴り・難聴などの耳の症状の発作を繰り返す病気です。

発症年齢は、以前は30~40才代に多いといわれていましたが、近年発症年齢が高くなってきています。

メニエール病は、治すのが難しい病気とされていますが、早期に治療を行えば完治することもあります。また、完治できなくても、発作の症状がおこらないように、治療や日常生活の改善で病気と上手に付き合っていくことが大切です。

メニエール病の症状

メニエール病の症状として「回転性のめまい」の発作が起こるのが特徴です。発作回数は、週 2~3 回などの短い周期や年に数回などの長い周期で繰り返し起こります。

主な症状

  1. 回転性のめまい
    天井や床がぐるぐる回って、まわりの風景が流れるように感じられる「回転性のめまい」が反復して起こります。冷や汗や動悸、吐き気、嘔吐を伴うこともあり、めまいの発作は約20分から数時間続きます。
    めまいは突然起こりますが、その前に耳鳴りが大きくなったり、耳がつまった感じ(耳閉感)などの症状がでることがあります。
  2. 浮動性のめまい
    体がふわふわと浮いているように感じるのが「浮動性のめまい」です。患者さんの約20%にあらわれます。
  3. 耳鳴り、難聴
    めまいを繰り返しているうちに、耳鳴り、難聴を伴うようになります。
    難聴は、はじめ低い音から聞き取りにくくなることが多く、発作をくり返すうちに、中音域、高音域の音も聞き取りにくくなります。
    耳鳴りや難聴の聴覚症状はめまい発作時に増強して、めまいが治まると軽快しますが、発作を繰り返しているうちに進行して悪化していきます。

メニエール病の原因

メニエール病の原因はまだはっきりと解明されていませんが、内耳がむくむ(内リンパ水腫)ことにより起こると考えられています。
耳の奥にある内耳には「外リンパ液」と「内リンパ液」があり、人の平衡感覚に重要な役割を果たしています。メニエール病ではこの内リンパ液が増えすぎることによって、平衡感覚に異常が生じめまいが起こります。
現在、内リンパ水腫を発症する根本的な原因は不明ですが、ストレスや睡眠不足、過労などが誘因として考えられています。特にストレスは内リンパ水腫を大きくしてしまう可能性があるといわれています。

メニエール病の治療方法

メニエール病の治療には、薬物治療と手術があります。
難聴など耳の症状が進行した場合、早期に治療を開始しないと聴力が戻らなくなってしまうこともあります。そのため早期発見と早期治療がとても重要になってきます。

また、メニエール病の発作はストレスや疲れがあると誘発されやすいため、十分な睡眠や、栄養バランスの取れた食事をとるなど、規則正しい生活を心がけることも大切です。

【薬物治療】

めまいの発作時には、抗めまい薬や利尿剤を中心に、抗不安薬、ビタミン剤などを組み合わせて使用します。発作の初期に抗めまい薬や抗不安薬などを用いることで、大きな発作の予防や症状の軽減を図る事ができます。
また、めまいの発作が治まっている時期にも、内リンパ水腫を軽くする目的で利尿剤が使用されたり、聴力の改善のためにビタミン剤が処方されます。

主な薬物

  • 抗めまい薬、鎮吐薬
    神経の興奮を抑えて、めまいや吐き気を和らげると同時に、内耳の循環を改善する働きがあります。
  • 自律神経調整薬
    脳の視床下部という部分に作用し、自律神経の乱れを改善します。
  • 血流改善薬
    血液の循環を活発にさせることで、発作の原因である内リンパ水腫の吸収を促し、めまいを軽減します。
  • ビタミン剤
    神経の働きを助ける作用があります。
  • 利尿剤
    体内の水分の排泄を促して、内リンパ水腫を改善します。
  • 精神安定剤、抗不安薬
    めまいによる不安を和らげます。

【手術療法】

投薬治療によって改善が見られない重症の場合は手術を検討します。
手術には「内リンパ嚢開放術」と「前庭神経切断術」の2種類の方法があります。

- 内リンパ嚢開放術
内リンパ嚢を切開して、溜まり過ぎている内リンパ液を外に流す手術
- 前庭神経切断術
内耳に起こる異常が前庭神経を通じて脳に伝わりめまいを起こすと考えられているため、前庭神経を切断して内耳に起こる異常が脳へ伝達されるのを遮断する方法

めまいの発作が起きた時の対処法

めまいの発作が起きた時には、まず身体と心を休めることが重要です。
一番楽な姿勢で安静にして、発作時用の薬を処方されている場合にはすぐに服用しましょう。

光や音によって脳が刺激を受けると、めまいが悪化します。静かな場所で、部屋を暗くして目を閉じているのがよいでしょう。また、急に起き上がったりするとめまいが増強するので、移動する必要があるときには、ゆっくりと動くようにしましょう。

メニエール病であれば数時間で激しいめまいは落ち着いてきます。
しかし下記のような症状がある場合には、他の重篤な病気の可能性があります。早急に病院にいきましょう。

  • めまい発作の持続時間が長い
  • 激しい頭痛や顔や手足のしびれを伴う
  • 意識がはっきりしない
    などいつもの発作と症状が異なるような場合

日常生活で気を付けること

メニエール病の誘因として、ストレス・睡眠不足・疲労が関与していると考えられています。そのため、薬による治療だけでは根本的な治療にはなりません。「ストレスをためない」「睡眠をしっかりとる」「塩分を控えめに」など生活習慣を正すことがとても大切です。

メニエール病の病院・医院・薬局情報

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