かつらこどもくりにっく (大阪府箕面市)

当クリニックでは軽症から重症疾患を抱えた子どもたちまで、幅広い診療を行っていくことを目標としております。また、子どもたちにとって治療は時には苦痛を伴うこともありますが、当クリニックではそうした苦痛をできるだけ減らす努力を行い、かつ適切な医療をすることで、子どもたちが元気に笑顔になってくれる医療を心がけていきたいと思っています。さらに、子どもたちだけでなく、ご家族や周りに支えてくださる方々にも、できる限りの配慮やサポートを行い、子どもたちと同じく笑顔になってもらえるようにしていきたいと思っています。

私は、低体重出生児で、NICU(新生児集中治療室)に入院しました。そこで吐血や下血をして貧血になり、小児科の先生に輸血などの処置をしていただき、命を助けていただきました。それ以降も、ずっと小児科の先生にお世話になって大きくなりました。その恩返しという意味でも、自分が小児科になって開業できたことは本当に感慨深いです。今後は、自分が助けた子どもたちが、いずれほかの人を助けてくれることを祈って、日々診療に励みたいと思っています。

箕面市立病院では小児の様々な疾患を経験し、大阪大学医学部附属病院では、小児の血液・腫瘍疾患(いわゆる小児がん)を専門として、重い病と闘う子どもたちの診療にあたってきました。また、時間外には、北摂地域や兵庫県の様々な病院・診療所で小児救急にも携わってきました。そうした経験を活かして、さまざまな重症度の子どもたちの診療に携わっていきたいと思っております。

長年この地で地域の子どもたちを守ってこられた、土谷之紀先生の『つちたにこどもくりにっく』が、惜しまれつつも2023年6月に閉院となりましたが、同じ建物を使わせていただき、このたび2024年6月に新たなクリニックとして生まれ変わりました。土谷先生の熱い思いを受け継ぎ、地域医療に貢献し、地域の子どもたちの支えになっていきたいと思っています。