杉並国際クリニック (東京都杉並区 | 高円寺駅)

痛風は、高尿酸血症が原因となる生活習慣病の一つです。またストレスフルな現代社会の環境も増加要因になっているようです。痛風の患者さんの受診行動の特徴は、窓口となる診療科が多岐にわたっているところです。たとえば患者さんは急性関節炎を生じると整形外科、尿路結石を生じると泌尿器科、メタボ検診などで高尿酸血症を指摘されると内科を受診されることが多いようです。診療科により、治療方針が異なったり、一般医と専門医で診療内容が大きく異なること、俗説が多く、専門でない医師ですら、しばしば誤った理解と手当をしているという問題点も指摘されています。わが国では、日本痛風・核酸代謝学会が痛風診療をリードしています。そこで患者さんが日本全国で均質な医療を安心して受けられるためのよりどころとして、「高尿酸血症・痛風の治療ガイドライン」が発刊されています。これを熟知したうえで、患者さんの個別の心身の全体像を把握して適切な診療を進めていくことが痛風診療担当医に望まれています。高円寺南診療所は常に患者の皆様とともに学び成長していくことを大切にしております。