医療法人社団元志会 かわぐち泌尿器科クリニック (埼玉県川口市)

泌尿器の病気は、なかなか人に相談できず、お一人で抱え込まれている方が多いと思います。
女性の泌尿器科医として、これまで受診を躊躇していた女性のお悩みにしっかり寄り添っていきたいですし、もちろん男性も含め、「泌尿器のトラブルならなんでもあそこで相談できる」と地域の皆さんに広く知られるクリニックを目指しています。

治療については、薬物療法が必須だとは考えていません。疾患によっては運動療法なども取り入れながら、改善を目指していけるようにアドバイスさせていただきますし、医師に悩みを打ち明けるだけでも気が楽になったり、ストレス発散になったりすることもあります。患者さんの「恥ずかしい」という気持ちに十分に配慮しながら、どんなお悩みもじっくりお話を伺いますので、男性も女性も、気軽に相談に来ていただきたいなと思っています。

院長 増田 奈々子(ますだ ななこ)

兵庫医科大学医学部を卒業後は、順天堂大学医学部付属順天堂医院で2年間研修し、その後東京共済病院や順天堂大学静岡病院、順天堂東京江東高齢者医療センターなどで6年間経験を積みました。泌尿器のあらゆる疾患の治療に携わり、悪性腫瘍(がん)や前立腺肥大症や排尿障害の手術、尿路結石の内視鏡手術など、当時よく行われていた開腹手術も含めて、外科手術を学んできました。

私の母も耳鼻科医として開業しており、私も母のようにいずれは地域医療に貢献していきたいと思っていましたので、2021年9月、泌尿器科がまだ少なかったこの埼玉県川口市内に、ご縁あって医療法人社団元志会の分院として開業しました。

患者さんの年齢は幅広く、下は、「おちんちんが痛い」と訴える7,8歳のお子さんから、上は、排尿障害でお困りの100歳の方まで来院されています。主訴も、「最近、尿もれがある」という40代、50代の女性、性感染症の若い男性、膀胱炎の20代女性というようにさまざまですが、中でも「尿が出にくい」、「排尿の回数が多い」、「尿がもれる」などの排尿障害でお困りの患者さんが多く来院されています。

排尿障害は、生活の質(QOL)を落とすだけでなく、その背景に、前立腺がんや膀胱がんなど、悪性の病気が隠れていることもあります。自覚症状がある場合は、早めの受診をお勧めします。

また、尿検査や腹部エコー検査、膀胱がんや腎臓がんのスクリーニング検査など初期診断に必要な検査も受けられるよう体制を整えていますので、検査の結果、より詳しい検査・治療が必要だと判断した場合には、速やかに連携病院をご紹介させていただきます。

院内は、私が大好きなハワイをイメージして、白を基調に木や植物のモチーフも加え、内装を整えました。特に、トイレにはこだわっていて「トイレは汚い」というイメージをなるべくとりのぞき、明るく清潔にしています。