なかの杜セントラルクリニック (茨城県那珂市 | 上菅谷駅)

消化器の病気のなかには、症状が現れにくく、気づかないうちに進行してしまうものも少なくありません。そのため、健康を守るうえで最も重要なのは、病気を早期に見つけ、早期に治療を開始することです。特に内視鏡検査は、胃や大腸の疾患を発見するために非常に有効であり、一定の年齢を迎えた方には定期的な検査をおすすめしています。

とはいえ、「つらい」「苦しい」といった印象から、検査をためらう方も多くいらっしゃいます。だからこそ当院では、検査時の負担をできる限り軽減し、「これならまた受けてもいい」と感じていただけるような環境づくりを大切にしています。一人でも多くの方が内視鏡検査を受け、病気の早期発見につなげられるよう、今後も力を尽くしてまいります。気になる症状がある方は、どうぞお気軽にご相談ください。

院長 増田 剛太郎(ますだ ごうたろう)

日本医科大学卒業後、同大学の消化器外科に入局し、胃がん・大腸がん・肝臓がんなど消化器がんの外科治療に従事しました。治療に携わり始めた頃は、開腹手術が主流でしたが、徐々に腹腔鏡手術が導入され、私自身も積極的に技術を習得。体への負担が少なく回復が早いという腹腔鏡手術の利点を活かし、多くの症例に携わってきました。
その後は、福島県田村市の船引クリニックで地域医療と訪問診療に従事。続いて、茨城県の松倉中央クリニックにて外来診療を行う傍ら、介護老人保健施設・松寿園リハビリケアセンターの管理医師として、高齢者の医療と介護支援に尽力しました。
50歳を迎えた節目に、これまでの経験と専門性を活かし、より多くの患者さんに寄り添える医療を自らの手で実現したいと考えるようになり、2023年に「なかの杜セントラルクリニック」を開業しました。

当院では、内科・外科・消化器内科・内視鏡内科を掲げ、なかでも胃腸の不調や健診後の精密検査を目的とした内視鏡検査に力を入れています。

胃カメラは経口・経鼻の両方に対応し、嘔吐反射を抑える細径スコープや高画質機器を導入。患者さんの負担軽減と高精度な検査を両立しています。大腸内視鏡では、経験を活かしたスムーズな挿入技術と、腸の張りを抑える炭酸ガスの使用により、苦痛の少ない検査を実現。ポリープが見つかれば、事前説明のもと、その場で切除にも対応可能です。
また、希望される方には鎮静剤を使用し、眠ったような状態で検査を受けていただけます。患者さん一人ひとりに寄り添った検査の提供に努めています。

精度の高い診断を実現するため、当院ではAI技術を活用した内視鏡システムを導入。微細な病変も見逃さないよう、消化器内視鏡専門医として丁寧かつ慎重な検査を行っています。

大腸の内視鏡検査では、事前に腸管洗浄液(下剤)を飲む必要がありますが、院内には専用トイレ付きの個室を2つご用意しており、院内で服用することができます。下剤を服用し腸内をきれいにするのは患者さんにとってご負担が大きく、つらく感じる要因のひとつにもなっています。そのご負担をできるだけ和らげ、大腸の内視鏡検査が少しでも受けやすくなるよう対応いたしますので、患者さんのご希望や体調、ご自宅の環境などに応じて、ご相談いただければと思います。