医療法人藤田会 藤田耳鼻咽喉科医院 (岡山県津山市)

祖父と父が築いてきた当院の温かい雰囲気と地域からの信頼を大切にしながら、時代や地域の医療ニーズに合わせて柔軟に変化していきたいと考えています。患者さん一人ひとりが安心して受診できるよう、丁寧な診療を心がけるとともに、必要に応じて大きな病院との連携も円滑に行える体制を整えています。耳・鼻・のどの症状はもちろん、それ以外の不調でも「まずは相談してみよう」と思っていただける存在でありたいと願っています。お困りのことがあれば、どうぞお気軽にご来院ください。

院長 藤田 祥典(ふじた よしのり)

川崎医科大学附属高校から同大学医学部へと進学し、卒業後は附属病院の耳鼻咽喉科に入局。大学病院および関連病院での5年間は、頭頸部腫瘍の診療を中心に研鑽を積み、耳鼻咽喉科専門医の資格を取得しました。その後、川崎医科大学総合医療センターに勤務し、耳・鼻・のどの幅広い疾患の診療に従事。特に副鼻腔炎に対する内視鏡手術では多くの症例を経験し、豊富な臨床実績を重ねてきました。
大学院では、頭頸部腫瘍の中でも世界的に増加傾向にあるHPV(ヒトパピローマウイルス)感染関連中咽頭がんと、非HPV関連中咽頭がんの予後の違いについて病理学的な研究を実施。学位取得後、祖父が90歳を迎える節目に引退を希望したことを受け、2024年11月に院長職を継承しました。現在は父とともに医院を運営し、地域に根差した耳鼻咽喉科診療を行っています。

当院には、赤ちゃんから90代のご高齢の方まで、幅広い年代の患者さんがさまざまな主訴で来院されています。なかでも、風邪(上気道炎)をきっかけに急性中耳炎を発症するお子さんの受診が増えています。重症の中耳炎では、まず原因菌を特定するための細菌培養検査を行い、症状が強い場合には鼓膜切開術を実施します。当院では多数の鼓膜切開術を行い、早期診断と的確な治療に努めています。

めまい診療では「いつ・どんなときに・どのようなめまいが起きるのか」を丁寧に伺い、眼振観察や聴力検査を通して原因を特定します。特に多い良性発作性頭位めまい症には、薬物療法に加え、運動療法のパンフレットを用いてご自宅でも改善を促しています。
さらに、睡眠時無呼吸症候群や気管支喘息、補聴器相談にも幅広く対応し、地域のニーズに応じた診療を行っています。

時代のニーズに対応するため、当院ではWeb予約システムを導入し、スマートフォンやパソコンから診療予約ができるようにしました。来院前に症状などを入力できるWeb問診票も取り入れ、待ち時間の短縮とスムーズな診療を実現しています。さらに、新たにホームページを開設し、インスタグラムでも休診日や診療時間の変更、季節ごとの感染症情報など、最新のお知らせを発信しています。