上野東整形外科・運動リハビリクリニック (大阪府豊中市)

当院の治療方針ですが、整形外科領域で必要となる治療内容としての各種「処置」「投薬」「手術」「リハビリテーション」のうち、特にリハビリテーションを重視しております。
当院のリハビリテーションの目標は、筋力強化やバランス改善により体幹や四肢の安定した運動、動作が得られるようにすることです。そのためにできるだけ多くの患者さんに対して、傷病治療に有効となるリハビリテーションがないかどうかを検討し「動ける体」というものを目指します。
また、スポーツを続け楽しむことで健康増進が得られることから、「生涯スポーツ」という概念を多くの方に理解して頂こうと考えています。そのためにスポーツや運動での傷害に対する治療、指導にも積極的に関わり、「健康・長寿」の街づくりに役立ちたいと考えております。

豊中市は妻の故郷でもあり、市立豊中病院は私の妻が生まれた病院です。また、私はカトリック系ミッションスクールに通っていたので、豊中市内の教会のある街並みには、とても親しみを感じています。中年を過ぎてからはマラソンにはまり、毎年フルマラソンの大会に参加しております。

骨軟部腫瘍を専門とする整形外科部長の下で、整形外科での腫瘍の治療に関わり研鑽を積みました。症例の少ない骨の癌をまずはレントゲンや血液尿検査で早期に発見します。また、レントゲンには写らない”しこり”は超音波検査を施行して手術が必要かどうか判断します。
京都市内の病院勤務の時には小児整形外科専門の先輩医師から小児整形外科の特殊性や注意点など丁寧にご指導いただきました。痛みや体調不良をうまく話せない小児の整形外科疾患や外傷に対して注意深い診療を心がけ、精密検査や入院、手術の対象となり得るかどうか判断いたします。超音波機械を駆使することで、骨折、脱臼の整復に必要な部分麻酔をかけたり、エコーガイド下ハイドロリリースを行ったりもします。

最新(※)の骨密度測定装置を導入し、投薬治療のみならず運動指導や栄養指導など、患者さんのご希望も取り入れながらオーダーメイドの骨粗鬆症治療を提供します。
骨粗鬆症による骨強度の減少により、本当にふとした転倒だけで胸腰椎圧迫骨折や大腿骨の骨折を起こします。手術するしないに関わらず、それまでの歩行レベルが低下し外出の不安から自力での生活の維持が困難となり、介護生活に陥るといった正に社会的生命の短縮が数多くの方の身に起きています。それまで運動など一生懸命にされていた方でも知らないうちに骨粗鬆症に陥っている方は数多くおられます。それまでの健康的な人生から一転して、骨粗鬆症による骨折から介護生活になる方を一人でも少なくするために、当院では骨粗鬆症の検査・治療に特に力をいれています。
(※)情報は2023年7月のものです