早川医院 (京都府京都市中京区 | 丸太町駅)

患者さんは不安な気持ちを抱えて来院されると思います。そんな不安を少しでも和らげるために、話しやすい雰囲気づくりを心がけています。緊張してあまり話せなかったということが無いように、耳を傾け、丁寧な受け答えをし、分かりやすい言葉で説明するよう努めています。皮膚のかゆみ、痛み、こんなのができたけど、これは何だろう?など、何か気になることがあればどうぞご来院ください。また、当院は保険診療だけでなく自由診療を取り入れており、保険診療だけで患者さんのお悩みに対応しきれない場合は、自由診療で対応しています。何より、患者さんの気持ちが明るくなり、笑顔で帰っていただきたい。それがスタッフ一同の願いです。

医師である両親を見て育ち、医師を志しました。外科医の父は当直や日直が多く不在がちでしたが、早く帰れる日は沢山遊んでくれました。皮膚科医の母は私達3人兄弟を育てながら仕事をし、習い事やボランティア活動を精力的に行っていました。2人共勤務先が近かったので、近所でよく「先生」と声を掛けられたり、年賀状などで「先生のおかげで助かりました」と書かれているのを見ていたので、両親を「凄いな」と尊敬していました。まだまだ両親には及びませんが、これからも地域のために貢献できるよう頑張っていく所存です。プライベートについては、「作ること」が好きです。簡単な物しかできませんが、料理や裁縫も好きです。石鹸も手作りします。あとは音楽です。高校からクラリネットを始め、今も細々と続けています。たまに学生時代の友人と集まって演奏を披露しあう機会もありますし、それがとても楽しいので、細々とでも続けていけたらと思っています。

大学での研修医時代は、皮膚外科専門の指導医の下で研鑽を積みました。関連病院に出向してからも皮膚外科や形成外科の先生とご一緒させていただく機会があり、様々な手術を経験しました。また、1人医長として勤務した病院でも、外科系の先生(外科、整形外科、婦人科など)に一緒に手術に入っていただき、植皮などの手術をしてきました。これからも手術をしていきたいと考えており、火木土午後に手術枠を設けています。また、一般皮膚科でも様々な疾患を診療しておりますので、何なりとお申し付け下さい。特にニキビ、酒さの治療に力を入れています。ニキビも酒さも顔に生じるので見た目が気になり、一刻も早く治したい疾患ですが、治療には時間がかかります。症状は人それぞれで、治りやすい人、治りにくい人がいますし、悪化因子も人それぞれですが、必ずみなさんの治り具合に合わせて並走しますので、一緒に治療をがんばりましょう。

当院は戦後、祖父の早川正巳が「早川外科」として有床の診療所を開いた場所です。私が生まれる2年前に祖父が病死して閉院しましたが、私が幼い頃はまだ診察室、手術室、入院病床は残っていました。そこが何であったかは知らず遊び場として使っていましたが、私が小学生の頃に母の早川久仁子が「早川医院」として無床の診療所として復活させて診察室を使うようになり、やっと外科医院であったことを理解しました。その後建て替えによって祖父の「早川外科」は姿を変えましたが、この地で祖父が頑張り、50歳代の若さで病死したことを胸に刻み、今後受け継いでいく決意をしました。祖父は私を知りませんが、2021年に他界した父の早川征生(当院の外科医で、祖父の長男)がきっとあの世で知らせてくれていると思います。2025年2月に母から継承し、院長に就任しましたが、母も元気に診療を続けています。