石島整形外科医院 (茨城県水戸市 | 常陸青柳駅)

これから本格化する高齢化社会においては、高齢の方々の生活の質(QOL)をいかに維持・向上させていくかが、大きな課題のひとつと考えています。当院ではその一環として、骨粗鬆症の治療をはじめとする整形外科診療を積極的に行い、地域の皆さんの健康を支える取り組みに力を注いでいます。
また、介護が必要な方々に対しても、整形外科の専門性を活かしながら、ADL(日常生活動作)の維持・向上を目指したリハビリテーションに注力しています。単なる治療にとどまらず、できる限り自立した生活を送っていただけるよう、医療とリハビリの両面からサポートしています。

院内はアットホームな雰囲気で、受付スタッフや看護師、理学療法士をはじめ、患者さんとの対話を大切にするスタッフがそろっています。どんな些細なことでも構いませんので、お困りのことがあればどうぞお気軽にご相談ください。

院長 石島 隆弘(いしじま たかひろ)

埼玉医科大学医学部卒業後、2年間、埼玉医科大学病院で研修を行い、麻酔科、小児科、救急科をローテーションした後、整形外科の基礎を学びました。その後、関連病院の朝霞台中央病院(現・TMGあさか医療センター)に勤務。一般外来から当直業務まで幅広く従事して、多くの外傷症例を担当したほか、細かい神経の手術にも携わるなど、より実践的な治療技術を磨くことができました。
次に勤務した坂戸中央病院では、特に高齢の患者さんが多く、骨粗鬆症の治療や頸部骨折、高齢者特有の骨折といった症例に数多く関わりました。医師7年目に大学の医局へ戻り、日本整形外科学会認定専門医を取得。その後数年間、水戸済生会総合病院での勤務を経て、石島整形外科医院の院長職に就き、現在に至ります。

当院では骨粗鬆症の治療に力を入れており、高齢の患者さんには骨密度を正確に把握するための検査を積極的に実施し、早期発見・早期治療につなげています。
骨粗鬆症の診断にはX線照射を用いた高精度な骨密度測定法「DEXA(デキサ)法」を採用し、必要に応じて採血検査を実施して骨の代謝状態を詳しく評価します。その結果をもとに、患者さんやご家族と相談しながら、適切な治療方法を決定していきます。

また当院では、スポーツ外傷で受診する小・中学生や高校生から、変形性疾患や急性の腰痛症などで来院されるご高齢の方まで、幅広い世代の方の症状に対応しています。変形性膝関節症や変形性股関節症といった疾患は、加齢とともに進行し、日常生活に支障をきたすことも少なくありません。そのため、痛みの管理や機能回復を目的とした治療を行っています。

高齢者のADL(日常生活動作)を維持し、生活の質を向上させるために、医療だけでなくリハビリの分野でも支援できればという思いから、通所リハビリテーションを開設しました。
当院のリハビリテーションの特徴は、個別対応を重視している点です。集団リハビリではなく、理学療法士が一対一で対応し、関節の可動域や筋力の状態を細かくチェックしながら、それぞれの患者さんに適したリハビリを提供しています。また、一部ではマシンを活用したリハビリテーションも導入し、より効果的なリハビリ環境を整えています。

現在、当院には理学療法士が6名在籍しており、医療保険・介護保険の両方でリハビリを提供しています。通院でのリハビリが難しくなった患者さんは、医療保険から介護保険を利用した通所リハビリへと移行するケースも多く、その人の状況に応じた切れ目のないリハビリ支援を実現しています。