医療法人社団マグノリア会 梶原クリニック (東京都世田谷区 | 豪徳寺駅)

当院は、父の代から長きにわたり、地域のかかりつけ医として医療を提供してまいりました。
整形外科領域の疾患は、直接命にかかわることこそ少ないですが、体が思うようにならず日常生活に支障が出るなど、生活の質(QOL)が低下してしまう疾患がほとんどです。痛みやしびれなどを感じることなく自分の思うように動けることは、生活の質を大きく高めます。私は、「地域の多くの方に健康な状態を保っていただき、元気でいきいきとした生活を送っていただきたい」そう思って、日々診療にあたっています。

今後も引き続きご信頼いただけるよう、大学病院で培ってきた技術や経験、知識を生かし、患者さんの健康をサポートする医療の提供に尽力いたします。何かお困りのことがありましたら、どうぞお気軽にご相談ください。

院長 梶原 隆義(かじわら たかよし)

東邦大学医学部卒業後、東京慈恵会医科大学附属病院で初期研修を受け、同大学の整形外科学講座に入局。最初の3年間は関連病院で整形外科領域の一般的な診療を担当し、臨床経験を積みました。
その後、大学病院の脊椎・脊髄センターに移り、脊椎・脊髄疾患全般の診療に携わり、側湾症や重度の骨粗鬆症といった難しい手術まで対応できるよう研鑽を重ねました。約5年在籍した後、東京慈恵会医科大学附属第三病院の整形外科で脊椎診療を受け持ちました。脊椎の診療班は私ひとりで、重症の患者さんも含め多様な症例の治療を担当することができ、大きなやりがいがありました。

2023年4月、これまで培ってきた整形外科医としての技術や知見、大学病院で習得した先端医療を地域の医療に活かすことができないかとの想いが募り、父のクリニックを継承しました。

お子さんからご高齢の方まで、幅広い年代の方が来院されていますが、患者さんの6割ほどは70～80代の方で、首や腰の症状、膝など関節の痛み、関節リウマチなどを訴えてこられます。
関節の痛みに対しては、痛みや炎症などを抑える内服薬の処方、ヒアルロン酸などの関節内注射、関節の可動域を広げたり周辺の筋力を鍛えるリハビリテーションを提供しています。そのほか、薬液を注入して癒着した筋膜をはがし、痛みやしびれなどを和らげるハイドロリリース治療を行うこともあります。

また、ロコモティブシンドローム(主に加齢によって関節や筋肉などの動きに問題が生じ、介護・介助を必要とするリスクが高まっている状態)の予防にも注力しており、運動のポイントをまとめた資料を作成するなどして、患者さん一人ひとりに適した運動をわかりやすくお伝えし、運動習慣をつけましょうと積極的に呼びかけることを大切にしています。

当院の2階はリハビリテーション室で、理学療法士が在籍しており、患者さん一人ひとりに適したリハビリテーションをご提案して患者さんの症状改善をサポートします。

診察や治療全般では、超音波検査(エコー)を積極的に活用しています。エコーを使った検査は患者さんのお体に大きなご負担をかけることなく、どの組織がどの程度損傷しているのかなどをより精密に確認することができます。そして、注射治療を行う際にもエコーで確認しながら施術することで、深いところにある組織などに対しても正確に刺入しやすく、安全性や治療効果がより高まります。