神経系の眼科疾患(甲状腺眼症・バセドウ病など)の治療が可能な病院 - 病院・医院・薬局情報

甲状腺眼症とは

甲状腺の病気になると、まぶたが腫れたり目が大きくなったりすることがあります。これを甲状腺眼症といいます。

甲状腺は、首の前側にある15~25グラムの臓器です。ここではサイロキシンとよばれるホルモンが産生されていて、体の代謝率をコントロールしています。甲状腺からたくさんのサイロキシンが分泌されて、血中のサイロキシン濃度が増えると、体の代謝が盛んになります。逆にサイロキシンの分泌が少ない時には体の代謝が低下します。

甲状腺の働きが異常に盛んになる病気を甲状腺機能亢進症と言います。その代表がバセドウ病です。バセドウ病は自分の甲状腺に対する抗体(抗TSH抗体)が甲状腺を刺激するために甲状腺が腫れ、サイロキシンの産生・分泌が異常に盛んになっている疾患で、女性に多いのが特徴です。

バセドウ病の症状は、甲状腺腫(甲状腺が腫れる)、眼球突出、頻脈を主なもので、それ以外に、微熱、発汗、手の震えなどの症状があります。

甲状腺眼症の治療

まず甲状腺の治療を行い甲状腺が正常になった上で、眼科の治療を行います。

ステロイド療法

もっとも一般的な治療法です。甲状腺眼症の症状が比較的軽い場合には、ステロイド剤を内服すると眼の症状が軽減します。また、複視やまぶたの腫れにはその部位にステロイド剤を注射する場合もあります。いずれも症状が重い場合には、効果が期待できないようです。

放射線療法

眼球突出が著しい場合、眼球の奥の脂肪組織に放射線をかけると眼球突出が軽減します。その効果は、眼球突出度計で1~2mmで、完全に治せるほどの効果ではありませんが、病状の進行を止める意味では効果的です。

手術による治療

目を閉じられないほど眼球突出が著しい場合、眼窩内脂肪(眼球奥の脂肪)を減らす手術(眼窩減圧術)を行うことがあります。また、複視がひどい場合は斜視の手術が行われることがあります。

関連項目
甲状腺疾患
眼科

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