8月10日は「手(ハンド)の日」――毎日働く手の健康を見つめ直す日【今日は何の日】

この連載では、そんな日をひとつひとつ取り上げ、病気や健康について改めて考えるきっかけをお届けしています。
今日は8月10日、こんな日です。
目次
8月10日は「手(ハンド)の日」
8月10日は「手(ハンド)の日」。一般社団法人日本手外科学会が制定した記念日です。
健康な手を持っていることへの感謝や、手の不自由な人々への社会的な関心を高めるとともに、手の怪我や病気、しびれの改善に取り組む「手外科」という診療分野の存在を、多くの人に知ってもらうことを目的としています。
この記念日が生まれたきっかけは、2019年4月17日に開かれた日本手外科学会の定時総会でした。学会の理事長から「手外科」の認知度を高めるために記念日を制定してはどうかという提案があり、出席者の満場一致で賛同が得られたのです。
その後、学会員に向けて「いつの日がふさわしいか」を尋ねるアンケートが行われ、6月30日までに16名から意見が寄せられました。7月21日の理事会でこれらの候補日をじっくり検討し、最終的に8月10日を制定日として日本記念日協会に申請、正式に認定・登録されました。
8月10日が選ばれた理由はいくつかあります。候補として最も多く挙がった日であったこと、英語で手を意味する「HAND」を「ハ(8)ンド(10)」と読む語呂合わせになっていること、この時期は手外科関連の学会や研究会が少なく企画を立てやすいこと、夏休み中で市民向け講座に家族で参加しやすいこと、台風や降雪の影響を受けにくいこと、そして「手と手の日」(10月10日)や「いい手の日」(11月10日)など、すでにある似た記念日と重ならないことなどが挙げられています。
手の役割と、日頃から知っておきたいこと
私たちの手は、ものをつかむ、支える、細かい作業をするなど、日常生活のあらゆる場面で活躍している部位です。しかし、更年期以降の女性を中心に、手指の関節や腱に不調を感じる人が少なくないことも知られています。
こうした不調の背景には、女性ホルモンであるエストロゲンの低下が関わっている可能性が指摘されています。指の関節にある滑膜にはエストロゲンが結合する部分があると考えられており、更年期にエストロゲンが急に減ることで、関節や腱まわりに腫れや痛みが出やすくなるとされています。
ただし、はっきりした原因は現時点でもわかっておらず、遺伝や手の使いすぎなど、複数の要因が関わっているとも言われています。
日常で意識したい「手」のこと
手は毎日休みなく使う部位だからこそ、不調があっても「年のせい」「そのうち治る」と我慢してしまいがちです。しかし、手指のしびれの中には、脳や首の病気が関係しているケースもあるとされています。
自己判断で様子を見続けるのではなく、気になる症状があれば早めに専門医に相談することが勧められています。
手をいたわるために、特別なことをする必要はありません。家事や仕事で手をよく使う日は、適度に休憩をはさみながら手を休めるようにしましょう。
腫れや痛み、しびれ、握りにくさといった変化を感じたときは、我慢せずに整形外科や手外科の専門医に相談することも大切なポイントです。
まとめ
「手(ハンド)の日」は、日本手外科学会が2019年に制定した記念日で、8月10日という日付には語呂合わせをはじめ、いくつもの理由が込められています。
普段は意識することの少ない「手」ですが、この日をきっかけに、毎日働いてくれている自分の手に目を向け、少し休ませてあげる時間をつくってみてはいかがでしょうか。
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