8月1日は「肺の日」――毎日の呼吸を支える肺の健康を考える日【今日は何の日】

この連載では、そんな日をひとつひとつ取り上げ、病気や健康について改めて考えるきっかけをお届けしています。
今日は8月1日、こんな日です。
目次
8月1日は「肺の日」
8月1日は「肺の日」です。肺や呼吸器の病気について理解を深め、肺の健康を守ることの大切さを広く知ってもらうための啓発の日で、日本呼吸器学会が制定しました。
日本呼吸器学会では、5月9日の「呼吸の日」とあわせて、肺や呼吸器の健康について考える市民公開講座などを開催しています。
肺がんは、日本において男女を合わせた部位別のがん死亡数が最も多いがんです。また、COPD(慢性閉塞性肺疾患)は、気づかないまま進行している人が多い病気として知られています。
日本では、40歳以上の約12人に1人、推定530万人以上がCOPDであると考えられています。一方、実際に医療機関で治療を受けている人は約38万2,000人にとどまり、多くの人が診断や治療を受けていないとみられています。
COPDはゆっくり進行するため、せきや痰、息切れなどの症状を「年齢のせい」「体力が落ちただけ」と考え、見過ごしてしまうことがあります。こうした病気の早期発見や予防について知ってもらうことも、「肺の日」の大切な役割です。
なぜ「肺」を意識することが大切なのか
肺は、呼吸によって体に酸素を取り込み、不要になった二酸化炭素を外に出す働きを担っています。
その入り口となる「気道」は、空気の通り道として非常に繊細な作りをしています。
COPDは、たばこの煙などの有害物質を長年吸い込むことで、気管支に炎症が起きたり肺胞が壊れたりし、空気の流れが悪くなる病気です。特に息を吐き出しにくくなり、せきや痰、体を動かしたときの息切れなどが現れます。
COPDの最大の原因は喫煙ですが、受動喫煙や大気汚染、仕事で吸い込む粉じんや化学物質なども発症に関係すると考えられています。
せきや痰が続く、少し動いただけで息切れがするといったサインが見られることがあります。
肺の働きが低下すると、歩く、階段を上る、会話をするといった日常の動作でも、息切れや息苦しさを感じるようになることがあります。
だからこそ、症状が軽いうちから肺の状態に目を向けておくことが、これからも変わらず日常生活を送るための土台になります。
まず大切にしたいのは、たばこの煙を避けることです。自分が吸わないことはもちろん、周囲の煙にもできるだけ触れない環境づくりが呼吸器を守ることにつながります。また、せきや痰が長く続く、少し動いただけで息切れがするといった変化を感じたときは、我慢せずに早めに医療機関へ相談することが勧められています。
日頃からの予防接種(インフルエンザや新型コロナなど)も、呼吸器を守るひとつの方法として紹介されています。呼吸のリハビリテーションでは、運動療法や自己管理、食事の見直し、周囲の支えといった、日常生活の中でできる工夫が組み合わされているそうです。
まとめ
「肺の日」は、普段あまり意識することのない呼吸という営みと、それを支える肺という臓器について、あらためて目を向ける一日です。特別なことをする必要はありません。
たばこの煙を避けること、体の小さな変化に気づいたら早めに相談すること。そうした日々の小さな心がけの積み重ねが、これからも変わらない毎日の呼吸を支えてくれます。
<参考URL>
http://j-breath.jp/field/lung_day.html
https://www.tmhp.jp/kikou/iryokenkou/minnanoiryokenkou_column_copd.html
https://j-breath.jp/0801/0801.html
https://www.astrazeneca.com/content/az-jp/stories/partnering/COPD0801.html
https://fukuoka.hosp.go.jp/feature-info/lung-day/
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