数日前からの「尿のにごり・泡立ち」原因は?何科を受診するべき?

目次
数日前からの「尿のにごり・泡立ち」…原因は?
寄せられた質問から多く疑われた原因には、以下のような疾患などがありました。
疑われる疾患など
- 膀胱炎
- 尿路感染症
- 尿道炎
- 腎盂腎炎
- 糖尿病
など
また、「尿のにごり・泡立ち」に加えて、約3割の方が「排尿時に痛みがある」と感じていて、さらに約1割以上の方が「頻尿」「尿の色の異常」といった症状を訴えていました。
受診は必要?
医師の回答のうち、約9割で「最寄りの医療機関での受診」が推奨されました。
受診を推奨される診療科として多くあがったのは、以下の診療科でした
推奨される診療科
- 泌尿器科
- 内科
- 婦人科
など
以下からは、実際にあった質問と医師からの回答を紹介します。
尿がにごっており不安です
最寄りの診療所・クリニックで内科の受診を推奨します。
産後の血糖値やHbA1cは良好だったかもしれませんが、現在の状態がどうなっているかを確認する必要があります。尿のにごりや泡立ちといった症状は、糖尿病に関連して見られることもあるため注意が必要です。
まずは内科を受診して検査を受けることをおすすめします。
最寄りの診療所・クリニックで内科の受診を推奨します。
おしっこのにごりは膀胱炎の可能性があります。痛みや残尿感がある場合は抗生剤などの治療が必要になることがあります。
肥満とは直接の関連は強くないと考えられますが、肝機能については脂肪肝の可能性が考えられます。妊娠糖尿病の既往もあるため、体重管理を含めた生活改善が望ましいです。
まずはお近くの内科で総合的に診察してもらうことをおすすめします。
排尿の最後の方でキュッと痛み、尿が白濁しています
排尿の終わりにキュッとした痛みがあり、尿の白濁も見られたため一昨日婦人科で尿検査を受け薬を処方されました。しかし、現時点では症状の改善がみられず心配です。
平常通り(様子をみる)を推奨します。
投薬内容からは抗生剤などが含まれており、細菌感染を想定した治療はすでに開始されていると考えられます。ただし、受診してから間もないため、すぐに効果が出るとは限りません。そのため、水分をしっかり摂りながら内服薬を継続してはいかがかと思います。
発熱や腰背部痛があらわれた場合は、膀胱炎が悪化して腎盂腎炎を併発している可能性があるため、その際はすぐに医療機関へ再受診してください。
平常通り(様子をみる)を推奨します。
いただいたご相談内容からは、膀胱炎の可能性が考えられます。抗生物質の内服で通常は5日程度で軽快することが多いです。薬だけでなく、水分をできるだけ多く摂取し、しっかり休養をとるようにしてください。
現在セフゾンカプセルが処方されているとのことですので、まずはもう少し経過をみてもよいと考えられます。改善がみられない場合や高熱が出てきた場合は腎盂腎炎の可能性があるため、その際はすぐに泌尿器科または腎臓内科を受診してください。
残尿感や頻尿、尿のにごりが気になります
急に膀胱炎のような症状が出て排尿後の痛みが強く、市販薬を服用しているもののなかなかよくなりません。痛みは軽減していますが、強い残尿感や頻尿、尿のにごりが続いており気になります。
さらに、食欲不振や胃の膨満感がみられることがあり、左の背中から腰にかけて激しい痛みが数日続いていました。
最寄りの診療所・クリニックで内科または婦人科、泌尿器科の受診を推奨します。
膀胱炎が疑われる症状があっても、つい様子を見てしまう方もいます。しかし膀胱炎を放置すると、細菌が腎臓へ逆流し腎盂腎炎などの重い感染症を引き起こす可能性があります。また、膀胱がんや膀胱結石など別の疾患が隠れていることもあるため、排尿時に違和感がある場合は早めに医療機関を受診することが重要です。
最近はドラッグストアでも市販薬が購入できますが、一時的に症状が軽減することはあっても、原因が別にある場合や複雑性膀胱炎では十分な効果が得られません。そのため、本当に膀胱炎かどうかを調べるためにも、クリニックで検査を受けることをおすすめします。
尿が白濁し普通の尿とは違うにおいがします
現在は尿がやや白濁し、臭いもあり、尿道に違和感(もぞもぞする感じ)があるが痛みはない状態です。
6日前の夜に寒気が出現し、翌日の夜には38.1℃の発熱と寒気があり、この時は尿量が少なく濃い黄色〜茶色で臭いも強く通常と異なっていました。その翌日も37.9℃の発熱と寒気が続き、尿の状態も同様でした。
3日前には体温が36.5℃まで下がり尿の色はやや薄くなったものの白濁と臭いは残り、その後も現在まで尿の異常が続いている状況です。
最寄りの病院で内科または泌尿器科の受診を推奨します。
記載されていた症状からは、膀胱炎や腎盂腎炎などが考えられます。発熱は落ち着いてきているものの、尿の異常が続いているため、内科または泌尿器科の受診をおすすめします。
連休中でも受診可能な医療機関はありますので、事前に電話で診療状況を確認してから受診するとよいでしょう。
最寄りの診療所・クリニックで泌尿器科の受診を推奨します。
尿路感染症の可能性が考えられますので、早めに泌尿器科を受診することをおすすめします。泌尿器科では問診や診察に加えて、必要に応じて検査などを行い、感染の有無や他の病気の可能性についても確認してもらえます。
適切な治療や今後の対応についても医師が相談に乗ってくれると思いますので、まずは受診することが重要です。症状が改善しない場合でも原因を確認することで適切な対応が可能になります。
信頼できる医師を持つことはとても大切であり、継続的な管理につながります。体調が優れないときは無理をせず休養をとり、自分の状態を見直す時間を持つことも必要です。
尿の泡立ちが気になります
昔から尿の回数は多いものの、最近は1日8回以上になることもあり、頻尿の傾向が続いている状態です。色は黄色でアンモニア臭ですが、尿の泡立ちが気になっています。尿の勢いは強いものの、泡立ちとの関連は不明です。
1月の健康診断では尿検査に異常はなく、血液検査では善玉コレステロールが低く経過観察・再検査の指示が出ています。現在はトレーニングを行っておりタンパク質摂取量が多く、体重増加のため食事量も意図的に増やしている状況です。
最寄りの診療所・クリニックで泌尿器科の受診を推奨します。
尿には微量のウロビリノーゲンが含まれており、濃縮尿ではその濃度が上がるため泡立ちやすくなります。また尿が酸性に傾いている場合や、尿中のタンパクが増えている場合にも泡立ちやすくなります。タンパク質には界面活性作用があるため、持続的に泡立つ原因になることもあります。
一方で一時的な脱水や体調変化によって尿が泡立つこともあり、必ずしも病気とは限りませんので、過度に心配しすぎる必要はありません。ただし、泡がきめ細かくクリーミーな状態で持続する場合や、症状が続く場合には注意が必要です。
その場合は、尿糖が出ている糖尿病やビリルビンが増加する病気のほか、糸球体腎炎、糖尿病腎症、膠原病腎障害、ネフローゼ症候群などの腎疾患の可能性も考えられます。一度、泌尿器科で尿検査を受けて原因を確認することをおすすめします。
また頻尿については水分摂取量が多い方では問題ない場合もあり、若年であれば過度に心配する必要はないこともありますが、受診時にあわせて相談するとよいと思います。
平常通り(様子をみる)を推奨します。
尿の泡立ちについては気にされる方は少なくありませんが、健康診断で尿所見に異常がないのであれば、心配する必要はないと思います。身体活動量が多い仕事とのことなので、HDLコレステロールが低めなのは体質的な要因も含まれている可能性があります。
食事についてはバランスを意識し、プロテインやサプリメントに偏らず、野菜も十分に摂取するよう心がけてください。排尿時の勢いが強い場合には、尿が泡立つこと自体は珍しいことではありません。現時点では特に大きな心配はいらないと思います。
平常通り(様子をみる)を推奨します。
全く気にする必要はありません。尿の泡立ちと何らかの疾患を直接結びつけて考える必要はありません。1月の尿検査で異常を指摘されていないのであれば、基本的にはそのまま様子を見て問題ないと思います。
尿の匂いが気になる場合は、尿が濃縮していることが原因である可能性がありますので、水分摂取を増やして尿量をしっかり確保することが有効です。その結果として、尿の泡立ちや匂いも気になりにくくなることが期待されます。
最寄りの診療所・クリニックで泌尿器科の受診を推奨します。
記載いただいた内容から判断すると、おそらくは食事内容やトレーニングの影響が考えられます。尿の泡立ちの原因を調べてもらうために、一度泌尿器科に相談されてはいかがでしょうか。
尿の泡立ち、尿蛋白、腰痛、足のむくみが心配です
3週間ほど前から尿の泡立ちが出始め、6日前に泌尿器科で尿検査を受けたところ尿蛋白1+が出ました。医師から気にしなくても大丈夫との説明を受けていますが、その後1週間の間に腰やときどき背中の痛み、軽度の足のむくみが気になるようになってきています。
尿の泡立ちも細かいビール様の泡として目立つようになってきており、腎機能への影響がないか不安が強くなっています。そのため、腎臓内科で検査し直した方がよいのではないかと思うようになりました。せめて薬の処方だけでもしていただけたらと思っております。
最寄りの病院で腎臓内科の受診を推奨します。
尿たんぱくが検出されたからといって、必ずしも病気とは限りません。激しい運動後や高熱を伴う風邪などでも一時的に尿たんぱくが陽性になることがあり、特に若い方で思い当たる要因がある場合は、期間を空けて再検査を行うことがあります。おそらく担当医もそのような意味で経過観察を勧めたものと思われます。
一方で、尿たんぱくは腎結石や尿管結石、尿道炎や膀胱炎など、さまざまな病気で認められることがあります。尿は全身の状態を反映するともいわれており、足のむくみがみられる場合は、より詳しい検査を受けて医師の指導を受けることが大切です。
再受診するか腎臓内科専門医のいる医療機関を受診しましょう。
最寄りの診療所・クリニックで腎臓内科の受診を推奨します。
尿蛋白は運動後など一時的な状態でも認められるため、正確に評価するには体調を整えたうえで検査を受けることが大切です。また、尿蛋白は「+」をみる定性検査だけでなく、1日にどれくらい排泄されているかを調べる定量検査も重要です。
尿の泡立ちだけで腎臓病の有無を判断することはできないため、心配であれば腎臓内科を受診して詳しい検査を受けることをおすすめします。
緊急性は高くないと考えられますが、薬が必要かどうかは原因となる病気によって判断されるため、受診後の結果に応じて治療が行われます。
最寄りの診療所・クリニックで腎臓内科の受診を推奨します。
尿が泡立つ原因としては、たんぱく尿や糖尿などが考えられますが、泡がしばらくして消えるようであれば、過度に心配する必要はないと思います。
今回はすでに泌尿器科で尿検査を受けているため、少なくとも糖尿が原因である可能性は低く、尿蛋白1+が泡立ちの原因となっている可能性があります。
尿検査は腎臓や尿路の異常を調べる検査です。尿蛋白が陽性の場合は、一過性の蛋白尿で問題がないこともありますが、腎臓に異常がある可能性も考えられます。
万が一、腎臓に異常があった場合でも、腎臓の病気は進行するまで自覚症状が出にくいため、検査を受けておくことは大切です。一方で、泌尿器科で年に2~3回の検査で様子をみて大丈夫と説明を受けているのであれば、現時点で腎臓内科を受診する必要性は低いと思います。
なお、腰の痛みや足のむくみは、尿蛋白とは関係のない原因による可能性もあります。心配であれば、腎臓内科を受診してもよいでしょう。
平常通り(様子をみる)を推奨します。
尿蛋白1+は珍しい結果ではなく、病気が原因の場合もあれば、生理的な変化による場合もあります。今回の内容から、受診先は泌尿器科でも腎臓内科でも問題ありません。そのため、まずは現在受診している泌尿器科を再診することをおすすめします。
その際は、不安なことや疑問点について納得できるまで相談するとよいでしょう。必要と判断されれば、腎臓内科など他科への紹介状を作成してもらえます。紹介状があれば、これまでの経過や検査結果、診断内容、治療方針が引き継がれるため、紹介先でもスムーズに診療を受けられます。
一方で、自己判断で別の医療機関を受診すると、それまでの経過が共有されず、診療が非効率になる可能性があります。
尿の泡立ちと腰付近に痛みを感じます
以前から症状はあったものの、ストレスが原因だと思い気にしていませんでした。しかし、最近になって尿の泡立ちや腰付近の筋肉痛のような痛みが気になり、腎臓の病気や糖尿病ではないかと不安を感じています。
在宅ワークにおける長時間の座位や運動不足、食生活の乱れがあります。3か月程前の健康診断では、尿蛋白が±で、クレアチニンは0.83mg/dL、eGFRは96.0でした。また、総コレステロール271mg/dL、LDLコレステロール195mg/dL、non-HDLコレステロール205mg/dLと脂質異常を指摘されています。
最寄りの診療所・クリニックまたは病院で腎臓内科または内科の受診を推奨します。
現在の症状は運動不足の影響が考えられ、健康診断ではLDLコレステロール高値が特に気になる所見です。一方で、eGFRからみた腎機能には問題はなく、尿蛋白も±と軽度の異常であるため、まずは経過をみながら再検査を受ける方針でよいでしょう。まずは日常的に身体を動かすことを意識し、1~2か月後を目安に血液検査と尿検査を受けることをおすすめします。
その結果、LDLコレステロールが改善していれば運動を継続し、尿蛋白が陽性となるなど悪化している場合は、腎臓内科を受診して詳しく相談するとよいでしょう。
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※本記事は、病院なび医療相談サービス「医療Q&Aなび」に一般の皆様から寄せられた健康・医療に関する相談に、医師が回答した内容を元に構成しています。回答内容は相談者からインターネット経由で寄せられた内容のみに基づき医師が回答した一事例です。通常の診察で行われるような、相談者の感じている症状・状態の詳細の聞き取りや観察などのコミュニケーションに基づく正式な診断ではなく、あくまで「一般的な医学的情報」を提供しています。症状の現れ方・原因・経過には個人差があり、記事内容がすべての方に当てはまるとは限りません。気になる症状がある場合、突然の悪化・呼吸困難・意識の変化など緊急性が高い場合は、自己判断せず早急に医療機関へご相談ください。

尿が時々にごることがあり、以前からたまにあったものの、最近は数日間連続で見られたため気になっています。その後はいったん改善しましたが、再び夜に1回だけにごりが見られることがありました。現在は落ち着いているように感じていますが、だんだん正常な尿もにごって見えるような気がしています。
痛みなどの自覚症状はなく、水分不足を疑い、1日500ml程度の水分摂取を意識しています。膀胱炎の可能性や肝臓の病気との関連を考え、泌尿器科か内科(肝臓)どちらを受診すべきでしょうか。
現在は生理中でもあり、受診のタイミングについても迷っています。過去に脂肪肝の指摘や妊娠糖尿病でしたが、産後に血糖値を測ったときは105ぐらいでした。産後から体重は10kgは増えています。