鼻アレルギーとは
アレルギー性鼻炎は、原因物質(アレルゲン)の種類によって2つに分類されます。
季節性アレルギー性鼻炎(=花粉症)
原因となる花粉の飛ぶ季節にだけ症状があります。日本では、約60種類の植物が花粉症を引き起こすと報告されています。
通年性アレルギー性鼻炎
アレルゲンが一年中あるので、症状も一年中あります。
最近では、通年性アレルギー性鼻炎と花粉症の両方に悩む人や、複数の花粉に反応する人も増えており、ほぼ一年中くしゃみ・鼻水・鼻づまりや目のかゆみ・異物感に悩まされるという人も少なくありません。
花粉症対策の基本
花粉症の症状を軽くするためには、治療とともに花粉が体に入ってこないようにする注意や工夫が大切です。
積極的に花粉症対策に取り組み、つらいシーズンを乗りきりましょう。
アレルギー性鼻炎の治療法
大きく分けて薬物療法・減感作療法・手術療法の3つがあります。きちんと治療法を知り、対処していくことが大切です。
(1)薬物療法
アレルギーは、症状が悪化すると薬が効きづらくなります。しかし、軽いうちに薬を使いはじめると、症状をコントロールしやすく、症状を軽く抑えることができます。
花粉症の場合には、花粉の飛びはじめる2週間くらい前から症状を抑える薬(抗アレルギー薬)の使用をはじめる治療があり、これを『初期療法』と呼んでいます。
『導入療法』は、症状が強くなってしまってからはじめる治療です。経口ステロイド薬の一時的(1週間以内)な服用や、鼻噴霧用ステロイド薬(点鼻薬)なども必要となります。
『維持療法』は、初期療法や導入療法で症状が抑えられた状態を保つための治療です。第2世代抗ヒスタミン薬や、症状が重い場合には鼻噴霧用ステロイド薬(点鼻薬)を使います。
◎主な治療薬
初期療法には、主に抗ヒスタミン薬などの経口薬が用いられ、症状が重い場合には鼻噴霧用ステロイド薬(点鼻薬)やロイコトリエン拮抗薬などが併用されます。
症状の出方、現在の症状の程度をしっかり把握し、お医者さんと一緒に自分に合った治療薬をみつけましょう。
(2)減感作療法
減感作療法(特異的免疫療法)は、アレルギーの原因となるアレルゲン(スギ、ハウスダストなど)を少量から徐々に増量しながら投与することで、体をアレルゲンに慣らしていき、アレルギー症状を緩和する治療法です。
2~3年という長い期間の治療が必要となりますが、唯一、アレルギーを治す可能性のある治療法であり、約70%に有効と考えられています。
ショックなどの副作用がごく稀にありますので、治療にあたってはお医者さんとよく相談しましょう。
(3)手術療法
手術療法は、主に鼻づまりの症状が強い患者さんに対して行われます。
鼻の粘膜(下鼻甲介)を切除して小さくする手術で、最近では、レーザー手術など、入院をせず外来で行える方法が普及してきました。また、鼻水を分泌する腺を刺激する神経を切って鼻水を止めるという手術もあります。 鼻づまりだけでなく、くしゃみ、鼻水の症状にも適応が広がりましたが、再発することもあります。
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