乳児の「食欲がない」原因は?何科を受診するべき?

目次
乳児の「食欲がない」…原因は?
寄せられた質問から多く疑われた原因には、以下のような疾患などがありました。
疑われる疾患など
- 脱水症
- 胃腸炎
- 嘔吐症
- かぜ
- 気管支炎
など
また、「食欲がない」に加えて、4割以上の方が「高熱がある」、2割以上の方が「吐き気がする・嘔吐する」、1割以上の方が「咳が出る」「下痢をしている(急性)」といった症状を訴えていました。
受診は必要?
医師の回答のうち、約7割で「最寄りの医療機関での受診」が推奨されました。
受診を推奨される診療科として多くあがったのは、以下の診療科でした。
推奨される診療科
- 小児科
など
以下からは、実際にあった質問と医師からの回答を紹介します。
鼻水・くしゃみ、咳からの高熱と食欲低下
自宅で安静を推奨します。
症状からはウイルス性の急性上気道炎が疑われます。現時点で下痢や嘔吐がないため、急激な脱水になる可能性は高くないでしょう。まずは十分な水分補給を心がけ、尿が出ているかを確認してください。
ただし、不機嫌な状態が続き、水分やミルクをほとんど受け付けなくなった場合は脱水の危険があるため、救急病院や休日診療を受診することをおすすめします。
最寄りの病院で小児科の受診を推奨します
乳児の高熱は珍しくありませんが、脳炎や髄膜炎、川崎病など重症化する病気でも同様の高熱がみられます。一般の方が症状だけで見分けるのは難しいため、高熱が続いている場合は医療機関で診察を受けることが重要です。
原因を正確に確認するためにも、小児科や救急外来で診てもらうことをおすすめします。
胃腸炎による下痢と食欲の低下
生後6か月の娘が数日前から下痢気味で、普段よりミルクを飲む量が減っています。多く飲ませると吐いてしまうことがありますが、機嫌は比較的良好です。
兄たちが胃腸炎にかかっており、娘にも感染したと思われます。現在は下痢と哺乳量の低下が主な症状ですが、このまま自宅で様子を見てもよいのか悩んでいます。
最寄りの病院で小児科の受診を推奨します
現在の症状や機嫌の様子からは、急いで受診しなければならない状態ではないように思われます。ただし、体温や下痢の状態によっては対応が変わるため注意が必要です。
胃腸炎は自然に回復することが多い病気ですが、症状を和らげる薬を処方してもらうこともできます。不安がある場合は小児科で相談すると安心でしょう。
自宅で安静を推奨します
ご兄弟の胃腸炎ウイルスが感染した可能性が高いと考えられます。現在は哺乳量もある程度確保できており、機嫌も悪くないため、直ちに受診する必要性は高くないでしょう。
ただし、ミルクを飲む量がさらに減る、機嫌が悪くなる、下痢や嘔吐が強くなる場合は脱水の危険があるため、小児科を受診してください。
肺炎後の全身発疹と高熱、食欲低下
1歳の息子に全身の発疹が現れ、高熱が2~3日続いています。40℃を超える発熱もあり、食欲がなく水分もあまり摂れません。母乳は欲しがりますが、顔を含め全身に赤い発疹が広がっています。
肺炎で退院した直後でもあり、かかりつけ医ではアデノウイルスによる発疹と言われましたが、症状が悪化しているようで不安です。
最寄りの病院で小児科の受診を推奨します
高熱が続いていることに加え、水分摂取が十分ではないため脱水が進んでいる可能性があります。特に幼児は脱水の進行が早く、状態が急変することもあります。
本日受診可能な小児科や救急外来で診察を受け、必要に応じて点滴などの治療を受けることをおすすめします。
最寄りの病院で小児科の受診を推奨します
高熱が続き、水分摂取も少ないことから脱水や全身状態の悪化が心配です。直前まで肺炎で入院していたことも考慮すると、以前入院していた病院の救急外来へ連絡し、早めに受診するのが望ましいでしょう。
受診が難しい場合でも、小児救急を利用して早急に診察を受けることをおすすめします。
大量に黄色い液体を嘔吐し、食欲や元気がない
1歳9か月の娘が突然大量に嘔吐し、その後も30分おきに黄色い液体を吐き続けています。水分を飲ませてもすぐに吐いてしまい、尿量も少なく唇も乾燥しています。
顔色が悪く元気もなく、朝まで様子を見るべきか、すぐに受診すべきか悩んでいます。
最寄りの病院で小児科の受診を推奨します
繰り返す嘔吐によって脱水が進んでいる可能性があります。
顔色が悪い、尿量が少ない、元気がないといった症状がみられる場合は、小児科で点滴による脱水治療が必要になることがあります。
黄色い液体は胆汁を含む胃液の可能性があり、症状が続く場合は早めの受診をおすすめします。
最寄りの病院で小児科の受診を推奨します
急性胃腸炎の可能性が高いと考えられますが、頻回の嘔吐や尿量低下から脱水が心配です。
小児科を受診し、必要に応じて薬の処方や家庭での対応方法について指導を受けるとよいでしょう。ぐったりしている場合や症状が悪化する場合は、夜間でも救急受診を検討してください。
RSウイルス感染後の下痢や嘔吐、食欲低下
RSウイルス感染後から軟便が続き、その後下痢や嘔吐が出現しました。小児科では胃腸炎と診断されましたが、食欲がほとんどなく、好きな食べ物も食べません。
血糖値が低下して点滴治療を受けたものの、現在も下痢が続き元気がなく、改善がみられないため心配しています。
最寄りの病院で小児科の受診を推奨します
症状の経過からは急性胃腸炎が疑われます。ウイルス性胃腸炎であれば数日で自然回復することが多いですが、細菌性腸炎では長引く場合があります。
高熱や血便、強い腹痛、食事が全く摂れない状態が続く場合には、血液検査や便検査が必要となるため再度小児科を受診してください。
最寄りの病院で小児科の受診を推奨します
まず胃腸炎が考えられますが、水分摂取が十分にできているかが重要です。嘔吐や下痢が続いて水分補給が難しい場合は、脱水や低血糖を防ぐため点滴治療が必要になることがあります。
血便や反応の低下、ぐったりした様子がある場合は、休日診療や救急外来を早めに受診してください。
繰り返す高熱と食欲低下
2歳の娘が3日ほど前から夜になると高熱を繰り返しています。昼間は比較的元気で熱も下がりますが、就寝時になると再び高熱となり苦しそうです。
食欲は落ちていますが少しは食べられており、水分も摂れています。小児科では風邪と診断され薬を処方されましたが、熱が続くため心配しています。
最寄りの病院で小児科の受診を推奨します
子どもの発熱は夜間に高くなることが多く、多くはウイルス性の風邪によるものです。処方された薬も症状を和らげながら自然治癒を待つ目的と考えられます。
ただし、夜間の発熱が長引く場合や症状が悪化する場合は、再度小児科で診察を受けるようにしてください。
最寄りの病院で小児科の受診を推奨します
数日間続く夜間の高熱からは、何らかのウイルス感染症が疑われます。現時点では十分な水分補給を心がけながら経過をみてもよいでしょう。
ただし、元気がなくなる、食欲低下が強くなるなどの変化があれば、小児科を再受診して詳しい診察を受けることをおすすめします。
繰り返す高熱と嘔吐、痙攣、ぐったりして食欲がない
2歳の息子が2~3日間にわたり40℃前後の高熱を繰り返しています。薬が効いている時は水分を摂れますが、その後は嘔吐してしまいます。
コロナやインフルエンザの検査は陰性でしたが、高熱時には体が震えることもあり、ぐったりしている様子が見られます。大きな病院を受診すべきか悩んでいます。
最寄りの病院で小児科の受診を推奨します
コロナやインフルエンザ以外のウイルス感染症や感染性胃腸炎が考えられます。一般的な風邪でも40℃近い発熱が数日続くことはありますが、嘔吐が続いているため脱水が心配です。
点滴治療が必要な可能性もあり、小児科を再受診してください。ぐったりしている場合は夜間でも受診が望ましいでしょう。
最寄りの病院で小児科の受診を推奨します
高熱と嘔吐が続いていることから、ほかのウイルス感染症が疑われます。まずは現在受診している医療機関で点滴や血液検査を受け、脱水や重症感染症がないか確認することが大切です。
現時点では必ずしも大病院へ行く必要はなく、かかりつけ医や小児科での評価を優先するとよいでしょう。
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※本記事は、病院なび医療相談サービス「医療Q&Aなび」に一般の皆様から寄せられた健康・医療に関する相談に、医師が回答した内容を元に構成しています。回答内容は相談者からインターネット経由で寄せられた内容のみに基づき医師が回答した一事例です。通常の診察で行われるような、相談者の感じている症状・状態の詳細の聞き取りや観察などのコミュニケーションに基づく正式な診断ではなく、あくまで「一般的な医学的情報」を提供しています。症状の現れ方・原因・経過には個人差があり、記事内容がすべての方に当てはまるとは限りません。気になる症状がある場合、突然の悪化・呼吸困難・意識の変化など緊急性が高い場合は、自己判断せず早急に医療機関へご相談ください。

0歳の娘について相談です。一昨日から鼻水やくしゃみ、咳が出始め、その後ミルクをあまり飲まなくなりました。昨日夕方から38℃台の発熱があり、夜は寝苦しそうでほとんど眠れませんでした。
今朝には39.6℃まで熱が上がり、機嫌も悪く食欲も低下しています。休日で小児科を受診できないため、自宅で様子を見てよいのか心配です。