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二分脊椎 - 病院・医院・薬局情報

二分脊椎症とは、生まれつき脊椎の一部が形成されず、主に下半身に神経障害が起こる病気です。

妊娠初期の段階で、赤ちゃんの細胞内では脳や脊髄など、中枢神経の元になる細い管状の「神経管」という組織が作られ始めます。しかし、この形成過程で障害が発生すると、脊椎の一部が開いたままになり、本来は脊椎の管の中で守られるはずの脊髄が外に飛び出してしまいます。この脊髄は癒着や損傷を起こしやすく、脳からの指令が体の各部位に伝達されなくなり様々な神経障害が現れます。

二分脊椎症は、脊椎の状態によって「開放性二分脊椎」と「潜在性二分脊椎」の2つに分けられ、それぞれで現れる症状も異なります。
「開放性二分脊椎」は、脊椎の一部が形成されずに、脊髄などが背中に飛び出している状態をいいます。「潜在性二分脊椎」は、正常な皮膚に覆われていて、脊髄が表に飛び出していない状態です。

二分脊椎症の原因

二分脊椎症の多くは妊娠中の環境的要因が大きな影響を受けているといわれています。特に妊娠初期の葉酸の不足が大きく関係していることがわかっています。葉酸は細胞の増殖に必要なDNAの合成を促す役割があり、妊娠初期の摂取量が不足すると細胞の増殖が滞り神経管の形成を妨げてしまいます。
そのほかの原因としては、妊娠中の肥満や糖尿病、妊娠初期の高熱発作、放射線の被爆、ビタミンAの過剰摂取などがあげられます。

二分脊椎症の症状

開放性二分脊椎と潜在性二分脊椎に共通する症状としては、下肢の運動・知覚麻痺及び変形、膀胱直腸障害があります。

≪共通する主な障害≫

  • 運動麻痺:足が上手く動かせず、歩きにくい、成長に伴い足の変形が起こる
  • 感覚麻痺:触った感じ、暑さ、痛みを感じない
  • 膀胱障害:おしっこを上手く出したり、我慢したり出来ない
  • 直腸障害:うんちを上手く出したり、我慢したり出来ない

・開放性二分脊椎の症状
出生前から超音波検査で診断可能であり、出生後48時間以内に髄液感染を予防するため脊髄髄膜瘤の閉鎖手術を行います。多くの場合、水頭症、けいれん、キアリ奇形、股関節脱臼、学習障害などの症状や合併症を伴います。

・潜在性二分脊椎の症状
脊髄係留症候群や脊髄脂肪腫といった疾患を持つことが多く、運動・膀胱機能障害予防のため生後数ヶ月のうちに脊髄係留解除手術を行います。神経障害や皮膚異常が生じることもあります。

二分脊椎症の治療

開放性二分脊椎の場合には、外に飛び出している脊髄を元に戻す外科手術が行われます。水頭症が合併していれば、水頭症の治療も同時に行われます。
潜在性二分脊椎の場合には、無処置の場合もありますが、脂肪腫を切除するなどの処置が必要な場合もあります。

外科的な手術後は、神経障害に対するリハビリが行われます。障害の種類や度合いにもよりますが、歩行訓練や筋力強化などのリハビリを継続していくことになります。

二分脊椎症の治療の予防

二分脊椎症の多くが妊娠前・妊娠初期の葉酸の摂取で防げると考えられています。妊娠を望んだタイミングで葉酸を多く含む緑黄色野菜や果物を積極的に摂取するようにしましょう。サプリメントを利用するのもおすすめです。

全国の二分脊椎の治療/対応が可能な病院・クリニック

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