妊娠糖尿病 - 病院・医院・薬局情報

妊娠糖尿病とは、妊娠中に発見または発症した糖尿病ほどではない軽い糖代謝異常のことをいいます。

一方、妊娠前から既に糖尿病と診断されている場合や、妊娠中に「明らかな糖尿病」と診断された場合は妊娠糖尿病には含まれません。

どうして妊娠糖尿病になるの?

すい臓で作られる「インスリン」というホルモンは、血糖を下げる働きがあります。
妊娠すると、胎盤からでるホルモンの働きでインスリンの働きが抑えられ、また胎盤でインスリンを壊す働きの酵素ができるため、妊娠していないときと比べてインスリンが効きにくい状態になり、血糖が上がりやすくなります。
このため、妊娠中、特に妊娠後半は高血糖になる場合があり、一定の基準を超えると妊娠糖尿病と診断されます。

母体や胎児への影響は?

お母さんが高血糖であると、おなかの中の赤ちゃんも高血糖になり、さまざまな合併症を発症する可能性があります。

主な合併症
お母さん:妊娠高血圧症候群(妊娠中毒症)、羊水量の異常、肩甲難産、網膜症、腎症など
胎児:流産、形態異常、巨大児、心臓の肥大、低血糖、多血症、電解質異常、黄疸、胎児死亡など

妊娠糖尿病の治療法

妊娠糖尿病と診断されたら、血糖コントロールが必要です。治療は主に食事療法と薬物療法になります。

◆食事療法
妊娠糖尿病と診断されると、まず食事療法が始まります。
食事療法の基本はカロリー制限です。1日の摂取カロリーが、1600~1800kcal位になるようにコントロールします。
また、1日の摂取カロリーを3食で摂ると食後血糖が上がりすぎてしまう場合には、4回~6回に分けて食べる「分食」を実施します。

その他食べ方の工夫として

  • ゆっくりよく噛んで食べる
  • 野菜やキノコ類など食物繊維の多いものを食べた後にご飯などの炭水化物を摂る
  • などがあげられます。

    ◆薬物療法
    妊娠糖尿病の薬物療法は、インスリン注射によるインスリン療法が行われます。
    インスリン注射は細いペンのような専用の注射器で、1日に4回~7回、自分で注射します。
    インスリンには効果が出るまでの時間や、効果の持続時間によって、速効型インスリン、超速効型インスリン、中間型インスリンなどがあります。
    どのインスリンを、どの位の量で、どのタイミングで打つかについては、医師の指示に従いましょう。

関連項目
婦人科
産婦人科

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