1か月以上前からの「皮膚がヒリヒリする・痛い」原因は?何科を受診するべき?

目次
1か月以上前からの「皮膚がヒリヒリする・痛い」…原因は?
寄せられた質問から多く疑われた原因には、以下のような疾患などがありました。
疑われる疾患など
- 皮膚炎
- 接触皮膚炎
- アトピー性皮膚炎
- 粉瘤
など
また、「皮膚がヒリヒリする・痛い」に加えて、1割以上の方が「皮膚にできものがある」「皮膚のかぶれ・あせも」といった症状を訴えていました。
受診は必要?
医師の回答のうち、約9割で「最寄りの医療機関での受診」が推奨されました。
受診を推奨される診療科として多くあがったのは、以下の診療科でした。
推奨される診療科
- 皮膚科
など
以下からは、実際にあった質問と医師からの回答を紹介します。
冬場に現れる頬の赤みや痛み、熱感
最寄りの診療所・クリニックで内分泌内科の受診を推奨します。
症状の経過からは、温まることで現れて自然に治まる蕁麻疹の一種が疑われます。疲労やストレス、寒暖差などが誘因になることがあり、甲状腺機能亢進症のコントロール状態が影響している可能性も考えられます。
まずは現在通院している内科で相談し、必要に応じて皮膚科を紹介してもらうとよいでしょう。蕁麻疹であれば、抗アレルギー薬や抗ヒスタミン薬による治療で改善が期待できます。
アトピーの悪化による皮膚の突っ張りや痛み、強いかゆみなど
もともとアトピー体質ですが、1か月以上前から全身の皮膚が日焼け後のようにボロボロとめくれ、粉を吹いたような状態になっています。皮膚の突っ張り感や痛み、強いかゆみがあり、赤い細かな発疹も全身に広がっています。
これまで症状のなかった顔にも赤みや粉吹き、ほてりが現れるようになり、皮膚症状の悪化に不安を感じています。
最寄りの診療所・クリニックで皮膚科の受診を推奨します。
症状からはアトピー性皮膚炎の再燃・重症化が疑われます。早めに皮膚科専門医を受診し、強めのステロイド外用薬を適切な期間使用して炎症をしっかり抑えることが重要です。
また、熱いお風呂は避け、石鹸で洗い過ぎないなど、皮膚への刺激を減らす生活を心掛けることも症状の改善につながります。
最寄りの診療所・クリニックで皮膚科の受診を推奨します。
皮脂の不足やアレルギー、紫外線などの刺激によって皮膚症状が悪化している可能性があります。まずは十分な保湿を行い、紫外線対策を徹底し、掻かないよう注意することが大切です。
症状が広範囲に及んでいるため、できるだけ早く皮膚科専門医を受診し、適切な診断と治療を受けることをおすすめします。
最寄りの診療所・クリニックで皮膚科の受診を推奨します。
全身の乾燥が強く、粉を吹くような落屑や顔の発赤までみられることから、皮膚のバリア機能が大きく低下している状態と考えられます。
皮膚科でステロイド外用薬や保湿剤、必要に応じて抗ヒスタミン薬などの治療を受けることが望まれます。洗い過ぎを避け、ぬるま湯で優しく洗浄し、爪を短く保って無意識に掻かないといった工夫も重要です。
体が温まると全身がヒリヒリとかゆくなる
1か月以上前から、体が温まると全身がヒリヒリとかゆくなり、特に背中の症状が強く出ます。入浴中や温かい食事をした後にも同様の症状が現れ、涼しい場所にいないと悪化するため日常生活に支障を感じています。
皮膚科を受診しましたが原因がはっきりせず、神経障害による痛みではないかと心配しています。
最寄りの診療所・クリニックで内科の受診を推奨します。
症状だけで原因を断定することはできませんが、糖尿病や内分泌疾患などによる末梢神経の知覚異常が関係している可能性もあります。
原因を明らかにするためには、総合診療科などで血液検査を含めた全身の検査を受け、基礎疾患の有無を確認することが大切です。
自宅で安静を推奨します。
汗による刺激や皮膚のバリア機能低下による汗かぶれが原因となっている可能性があります。肌を強くこすったり洗い過ぎたりすると症状が悪化しやすいため、刺激の少ない洗浄剤を使用し、優しく洗うようにしてください。
入浴後は十分に保湿し、皮膚を保護することで症状の改善が期待できます。
瞼のピリピリとした痛痒さと腫れ
花粉の季節に限らず年に2~3回、まぶたがピリピリと痛痒くなり、大きく腫れる症状を繰り返しています。
今回は2~3週間前から症状が続き、抗アレルギー薬やステロイド軟膏でも改善せず、自己判断で服用した薬で一時的に軽快したものの再発しました。
仕事上メイクを控えられず困っており、原因や必要な検査、適切な治療法について知りたいと相談しています。
最寄りの診療所・クリニックで皮膚科または眼科の受診を推奨します。
症状からは何らかのアレルギー反応が強く関与している可能性があります。抗ヒスタミン薬で十分な効果が得られていないため、まずは原因となるアレルゲンを特定することが重要です。
眼科または皮膚科を受診し、血液検査などによるアレルギー検査を受けたうえで、原因に応じた治療を進めることをおすすめします。
最寄りの診療所・クリニックで皮膚科またはアレルギー科の受診を推奨します。
繰り返すまぶたの腫れや痛痒さはアレルギー性皮膚炎などが疑われます。自己判断で薬を変更・追加することは避けましょう。症状に応じて、より適切な強さのステロイド外用薬が必要になる場合もあります。
早めに皮膚科またはアレルギー科を受診し、専門的な診察と治療を受けることが望ましいでしょう。
最寄りの診療所・クリニックで皮膚科の受診を推奨します。
アレルギー性結膜炎や眼瞼炎が考えられ、花粉や化粧品、石鹸、食事、こする刺激など複数の要因が関与している可能性があります。皮膚の炎症を適切に抑える治療や抗アレルギー薬の調整が必要です。
刺激を避け、コンタクトレンズは中止し、皮膚科を中心に、目の充血や目やにがあれば眼科も受診するとよいでしょう。
背中から腰のヒリヒリした痛みと発疹、だるさやふらつき
1か月ほど前から背中から腰にかけてヒリヒリした痛みが続き、2週間ほど経つと痒みも現れました。鏡で確認すると赤い発疹ができており、その後かさぶたのようになっています。
現在は発疹は治りかけですが痒みが残り、別の部位にもヒリヒリした違和感があります。発熱はないものの、だるさやふらつきを感じることもあり、不安を抱いて相談しています。
最寄りの診療所・クリニックで皮膚科の受診を推奨します。
発疹が体の左右どちらか一方である場合は帯状疱疹の可能性があり、背中の中央をまたぐようであれば乾燥性湿疹など別の皮膚疾患も考えられます。
症状が長引いている場合は原因を確認し、適切な治療を受けるためにも皮膚科を受診することをおすすめします。
自宅で安静を推奨します。
発疹が体の片側だけに現れていたのであれば帯状疱疹が強く疑われ、現在は帯状疱疹後の神経痛が残っている状態と考えられます。痛みが強い場合は皮膚科で神経痛を和らげる薬による治療を受けるとよいでしょう。
症状が軽ければ自然に改善することもありますが、回復まで数か月かかる場合があります。
目の周囲に現れる赤いシミとヒリヒリした痛み
目の周囲に赤いシミのような皮膚症状が現れ、触れるとヒリヒリと痛みます。市販薬を塗ると3~4週間ほどで黒いシミのようになりますが、治ったと思うと再び同じような赤い発疹が目の横に現れます。
同じ症状を繰り返しているため、原因や適切な対処法について相談したいです。
最寄りの診療所・クリニックで皮膚科の受診を推奨します。
目の周囲の症状は、かぶれ(接触皮膚炎)や脂漏性皮膚炎などが考えられます。
原因を確認したうえで、ステロイド外用薬などによる治療が必要になる可能性があるため、市販薬で様子を見るのではなく皮膚科を受診し、適切な診断と治療を受けることをおすすめします。
最寄りの診療所・クリニックで皮膚科の受診を推奨します。
接触皮膚炎や固定薬疹などが隠れている可能性があります。再発を繰り返していることから、原因となる物質や薬剤を確認することが重要です。
皮膚科で詳しい診察を受け、必要に応じて検査や適切な治療を受けることをおすすめします。
帯状疱疹後のヒリヒリした痛痒さや痺れるような痛み
1か月以上前に帯状疱疹を発症し、抗ウイルス薬を服用して発疹の赤みは改善しましたが、現在も衣服が触れるとヒリヒリとした痛痒さや、ビリビリとしびれるような痛みが続いています。
時には焼けるような強い痒みもあり、症状が長引いているため、このまま治るのか、ほかに治療法があるのか不安に感じて相談しています。
最寄りの診療所・クリニックでペインクリニック内科の受診を推奨します。
症状からは帯状疱疹後神経痛の可能性が考えられます。
神経痛は通常の痛み止めでは改善しにくいため、痛みの専門的な治療を行うペインクリニックを受診し、症状に合わせた治療を受けることをおすすめします。
最寄りの診療所・クリニックでペインクリニック内科の受診を推奨します。
帯状疱疹後神経痛へ移行している可能性があります。
神経痛に対する内服薬や神経ブロック治療によって症状の改善が期待できるため、ペインクリニックで詳しく診察を受け、適切な診断と治療を受けることが望ましいでしょう。
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※本記事は、病院なび医療相談サービス「医療Q&Aなび」に一般の皆様から寄せられた健康・医療に関する相談に、医師が回答した内容を元に構成しています。回答内容は相談者からインターネット経由で寄せられた内容のみに基づき医師が回答した一事例です。通常の診察で行われるような、相談者の感じている症状・状態の詳細の聞き取りや観察などのコミュニケーションに基づく正式な診断ではなく、あくまで「一般的な医学的情報」を提供しています。症状の現れ方・原因・経過には個人差があり、記事内容がすべての方に当てはまるとは限りません。気になる症状がある場合、突然の悪化・呼吸困難・意識の変化など緊急性が高い場合は、自己判断せず早急に医療機関へご相談ください。

冬場になるとほぼ毎日、頬の高い部分が帯状に赤くなり、ピリピリとした痛みや熱を持つような違和感が現れて困っています。特に暖房の効いた室内へ入ると症状が出やすく、気付くと自然に治まっています。
以前から赤みは出やすい体質でしたが、痛みを伴うようになったのは今回が初めてです。保湿を心掛け、化粧品も同じものを使用していますが、肌トラブルはありません。顔だけ赤くなることに悩んでいます。