過敏性腸症候群 - 病院・医院・薬局情報

過敏性腸症候群とは、腸に原因となる異常が見当たらないのに、腹痛や腹部の不快感を伴って、便秘や下痢が長く続く病気です。命にかかわる病気ではありませんが、日常生活の質を著しく低下させます。日本を含む先進国に多い病気で、消化器科を受診する人の3割がこの病気という報告もあります。

過敏性腸症候群の原因

原因は複数あると考えられ、はっきりとは解明されていませんが、最近の研究から「腸内細菌」が誘因であることがわかってきました。腸内細菌のバランスが崩れることによって悪玉菌が増え、腹痛や腹部の不快感といった知覚過敏が起きやすくなります。
また、ストレスも症状を悪化させる要因となります。

過敏性腸症候群の症状

主な症状は、腹痛もしくは腹部不快感と便通異常です。便通異常は、下痢症状が多い「下痢型」、便秘症状が多い「便秘型」、下痢と便秘の症状を繰り返す「下痢と便秘の混合型」などに分けられます。

過敏性腸症候群の治療法

過敏性腸症候群の症状は生活の乱れや精神的なストレスによって引き起こされることが多いため、症状を改善するためにはこれらの要因の解消が基本となります。食事を規則正しくとり、繊維質を多く摂取し、必要に応じて薬を使用することによって、症状を改善させることができます。

薬物治療は症状を和らげることはできますが、あくまでも生活指導や心身医学的治療の補助的な手段として使われます。

■整腸剤・下痢止め
軽症の場合は、腸の働きを整える整腸剤や消化管機能調整剤で治療します。下痢の症状が強い時には下痢止めを使うこともあります。便秘が続く場合は、便を柔らかくする薬や大腸を刺激して排便を促す下剤などを用いることがあります。
■不安などの精神症状改善の薬
ストレスや不安を和らげ、精神症状の改善を図るうえで、抗うつ剤や抗不安薬が有効な場合があります。最近、セロトニン受容体拮抗薬という新しい薬が男性の下痢型の過敏性腸症候群に対して使われるようになりました。セロトニンは腸を動かし下痢を起こすホルモンで、このセロトニンを阻害し、下痢を起こさせない薬です。この薬は整腸剤、便を硬くする薬などが効かない人にも効果があります。ただし、女性に対して使用することはできません。

過敏性腸症候群の予防

野菜や芋、豆、海藻類、果物などの食品を十分に摂取して、善玉菌が増える環境を整えることが大切です。過敏性腸症候群は、ストレスや生活のリズム、腸内細菌の乱れなどが要因で発症します。おなかの不調を感じたら、ストレスと上手に向き合いながら、ふだんの食事内容やバランス、食事時間なども見直してみましょう。

過敏性腸症候群の病院・医院・薬局情報

病院なびでは、過敏性腸症候群の治療/対応が可能な病院・クリニックの情報を掲載しています。

病院なびでは都道府県別/診療科目別に病院・医院・薬局を探せるほか、 予約ができる医療機関や、キーワード検索、あるいは市区町村別での検索も可能です。

過敏性腸症候群以外にも、神経内科、歯科、内科、小児歯科などのクリニックも充実。

また、役立つ医療コラムなども掲載していますので、是非ご覧になってください。

関連キーワード: リハビリテーション科 / 整形外科 / 市民病院 / 大学病院 / かかりつけ