肺がん - 病院・医院・薬局情報

肺がんとは、肺から発生するがんの総称です。

肺がんの患者数は、男性約9万人、女性約5万7,000人(厚生労働省平成26年度患者調査)で、すべてのがんの中で、肺がんの罹患数は男性で2位、女性で3位となっています。 肺がんは初期の段階では、症状がほとんどあらわれません。そのため、検診などで早期に発見することがとても重要です。

肺がんの種類

肺がんは、組織型によって、非小細胞肺がんと小細胞肺がんに大別されます。

◆ 非小細胞肺がん
非小細胞肺がんは肺がん全体の85%を占め、通常ゆっくり成長し広がります。
非小細胞肺がんには3種類の代表的な型があります。
  1. 腺がん - 肺がんの中で最も多く、ほとんどが肺野で発生します。症状が出にくいことが特徴です。
  2. 扁平(へんぺい)上皮がん - 肺門や肺野で発生します。咳や血痰などの症状が現れやすく、喫煙との関連が大きいといわれています。
  3. 大細胞がん - 肺野で発生します。比較的増殖が速く、小細胞がんと同じような性質を示す型もあります。
◆ 小細胞肺がん
小細胞肺がんは、肺がん全体の約15%と頻度は少ないがんで、肺門・肺野ともに発生します。
増殖が速く、体の他の器官に転移しやすいのが特徴です。喫煙との関連が大きいといわれています。

どんな症状?

肺がんは初期の段階では、ほとんど症状がありません。
一般的に、病気が進行すると下記のような症状があらわれます。

  • 血痰
  • 軽度の発熱
  • 呼吸時のぜーぜー音(喘鳴)
  • 息切れ
  • 声のかれ(嗄声)
  • 顔や首のむくみ
  • 呼吸困難
  • 胸痛など

しかし、病気が進行しても何も症状がでないこともあります。

また、上記の症状は必ずしも肺がん特有のものではないため、他の疾患と区別がつかないこともあります。複数の症状がみられたり、咳が長引いたりして気になった場合は早めに医療機関を受診することが大切です。

肺がんの原因 - 最も関連が高いのは「たばこ」

肺がんの原因として最も関連が高いのは喫煙です。研究によると、たばこを吸わない人に比べて、吸う人が肺がんになるリスクは男性で4.8倍、女性で3.9倍高くなります。(日本医師会HPより)

また、自分が吸っていなくても、周囲に流れるたばこの煙を吸うこと(受動喫煙)により発症する危険性が高まることもわかっています。

喫煙以外の原因の主なものは下記のとおりです。

  • 慢性閉塞性肺疾患(COPD)
  • 職業的曝露(アスベスト、ラドン、ヒ素、クロロメチルエーテル、クロム酸、ニッケルなどの有害化学物質を吸引または浴びること)
  • 大気汚染
  • 肺がんの既往歴

など

予防と検診

肺がんも他のがんと同様、生活習慣の改善が予防につながります。
特に喫煙は肺がん発症の影響が高いため、禁煙することがとても重要です。

また、上述の通り肺がんは症状があらわれにくいがんのため、検診などで早期に発見して治療を行うことが大切です。

現在日本では、40歳以上の成人に対して公費で検診が受けられるようになっています。

肺がん検診の対象者:40歳以上
受診間隔:年に1回
主な検診内容:問診、肺X線検査、喀痰細胞診

(喀痰細胞診の対象者は、50歳以上で喫煙指数(1日の喫煙本数×喫煙年数)が600以上の人)

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