脳梗塞 - 病院・医院・薬局情報

脳梗塞とは、脳の血管が詰まって、その先へ血液が流れないことで脳細胞が死んでしまう病気です。

脳の血管が詰まる原因には「血栓性」と「塞栓(そくせん)性」があります。脳の血管の中に血のかたまり(血栓)ができて血管をふさぐのが「脳血栓」、脳以外の場所でできた血栓が血流にのって脳に運ばれて詰まらせるのが「脳塞栓」です。

脳血栓

●ラクナ梗塞
加齢や高血圧などが原因で、細い脳血管を刺激し続けると血管壁が肥厚して血管を詰まらせます。
日本人に最も多く見られる脳梗塞で、脳梗塞全体の40%程度を占めています。病巣が小さいため比較的症状が軽く、まったく症状が現れない場合もあります。
●アテローム血栓性脳梗塞
高血圧などによって傷ついた血管壁にコレステロールが入り込みアテローム(おかゆのようなドロドロ状態)と呼ばれるかたまりをつくって血管を狭くし、そこにさらに血栓などができて血管を詰まらせます。

脳塞栓

●心原性脳梗塞症
心臓病が原因で、心臓にできた血栓が血流に乗って脳に流れていき脳血管を詰まらせます。他の場所から運ばれた血栓により太い血管が突然閉塞するため、病気の起こり方が急激で、にわかに片側の手足が麻痺し、失語症が現れるなど、多くは発症時にいきなり重い症状が現れます。

脳梗塞の症状

脳梗塞の一般的な症状には、 運動障害、感覚障害、言語障害、嚥下障害、失行、失認、意識障害などさまざまな症状があります。
しかし、脳梗塞の症状は、梗塞によってどの血管や部位が障害を受けたかによって違います。

また、脳の血流障害が一時的に起きて、手足の麻痺、言葉をうまく話せない、ろれつが回らない、視野の片側が見えないといった脳梗塞と同じような症状が一時的に現れ、短時間で症状が消えることがあります。これは「一過性脳虚血発作(TIA)」といわれ、たとえ短時間でも脳梗塞の前触れであることがあるため、早急に精密検査を受けましょう。

脳梗塞の治療法

脳梗塞を発症して障害がおきてしまった部分を手術で元に戻すことはできません。脳梗塞は1度発症すると再発する確率が高い病気です。狭窄を起した部分や血栓を除去して、血管の詰まりの解消や血管の拡張をすることで血流を回復させ、脳梗塞の再発を予防することが重要です。

脳梗塞を再発させないための治療

●薬物治療
血を固まりにくくする薬を用いて血栓が再びできることを防止します。
●手術治療
血栓ができている部分を切除したり、狭まった血管を拡張して血流を元に戻す治療法です。

また、リハビリは、日常生活の自立と、早期の社会復帰を支援することを目的として行います。脳梗塞で後遺症が残った場合には、入院中のリハビリは、なるべく早く始めることが重要です。

脳梗塞の予防

高血圧や余分な糖分、脂質、コレステロールが血中にあふれている状態が続くことで、血管が傷つき、傷ついた血管の壁が硬く厚くなる「動脈硬化」を引き起こします。動脈硬化は血管の狭窄、血栓の原因となり脳梗塞へとつながります。

生活習慣を規則正しいものに改善して脳梗塞の予防に努めましょう。

  1. 食生活の見直し
    良質なたんぱく質を摂る(脂肪の少ない肉類や魚介類、卵、大豆、牛乳など)
    塩分を控えめにする
    動物性脂肪のとりすぎ注意する
  2. 禁煙する
  3. 適度な運動をする など

血液をサラサラに、かつ丈夫でしなやかな血管を保つ食生活が、脳の健康にもつながります。

脳梗塞の病院・医院・薬局情報

病院なびでは、脳梗塞の治療/対応が可能な病院・クリニックの情報を掲載しています。

病院なびでは都道府県別/診療科目別に病院・医院・薬局を探せるほか、 予約ができる医療機関や、キーワード検索、あるいは市区町村別での検索も可能です。

脳梗塞以外にも、消化器内科、放射線診断科、内科、小児科などのクリニックも充実。

また、役立つ医療コラムなども掲載していますので、是非ご覧になってください。

関連キーワード: リハビリテーション科 / 皮膚科 / 市民病院 / 大学病院 / かかりつけ