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慢性疼痛 - 病院・医院・薬局情報

慢性疼痛とは

国際疼痛学会では「治療を要すると期待される時間の枠組みを超えて持続する痛み、あるいは進行性の非がん性疾患に関する痛み」とされています。通常では、病気の治癒過程で痛みも鎮まっていきますが、治癒しても痛みだけが残る、診察しても痛みの原因が不明の場合があります。それが慢性疼痛です。

慢性の痛みをきたす病気は、筋骨格系、リウマチ疾患、線維筋痛症、複合性局所疼痛症候群などの原因不明のものまで、多種多様です。

慢性疼痛の原因

心と体、複雑に絡む慢性疼痛は大きく分けて3つの原因があります。

(1)侵害受容性疼痛
変形性膝関節症、関節リウマチなど現在の医療では完治が難しい病気による痛みで、がんの痛みも含みます。
(2)神経障害性疼痛
中枢神経や末梢神経が損傷することによって起こる痛みです。帯状疱疹などの感染症、交通事故による外傷などの原因で神経が傷つき、痛みが続くものです。糖尿病も病気が進むと末梢の神経にダメージを与えるため、慢性的な痛みを感じる場合があります。
(3)心因性疼痛
中枢機能障害性疼痛と呼ばれ、脳に過剰な痛みを抑えるオピオイド系という神経が、ストレスなどにより機能を失い、軽度な刺激でも激痛を感じるようになります。
慢性疼痛の中で最も患者数の多い腰痛も、椎間板ヘルニアなど原因が分からないことが多く、中枢機能障害が強く関与すると言われています。
うつ病は、脳の神経伝達系の機能低下により、心理的な負担や疲労などストレスが発症のきっかけと考えられています。 さらに、全身に原因不明の痛みを生じる線維筋症も中枢機能に関係していると考えられています。

慢性疼痛の治療法

●薬物療法
最も一般的に実施される治療が、「薬物療法」です。
主な薬剤には、非ステロイド性消炎鎮痛薬(NSAIDs)、アセトアミノフェン、神経障害性疼痛治療薬、オピオイド、鎮痛補助薬、ステロイド、麻酔薬などがあります。
薬物療法では、さまざまな薬剤を病態や症状に合わせて使い分けています。
●神経ブロック療法
神経ブロック療法とは、神経や神経の周辺に局所麻酔薬を注射して、痛みをなくす方法です。麻酔薬が神経に作用し、痛みの伝わる経路をブロックすることで、痛みを取り除きます。痛みが緩和されることで血流がよくなり、筋肉のこわばりもなくなります。
一回で痛みが完治するものではなく、薬物療法と併せて複数回実施するのが一般的です。神経ブロック療法には、 いくつか種類があり、痛みの種類や症状により使い分けます。
●理学療法(リハビリテーション)
理学療法の目的は痛みをとるだけではなく、痛みに伴う症状をやわらげ、日常生活でのQOLを維持することにあります。
理学療法には主に運動療法や温熱療法、電気刺激療法があり症状にあわせていくつかの療法を組み合わせて進められます。
●認知行動療法・リエゾン療法
認知行動療法とは、痛みについての誤った認識を修正する「認知療法」と、痛みと行動の関係を知り、日常生活でできることを増やしていく「行動療法」を組み合わせた治療法です。
リエゾン療法とは、整形外科や心療内科・精神科など、複数の医師が連携して治療にあたり、心と体の両面から治療を行う方法で、薬物療法や運動療法と認知行動療法などをあわせて行います。
●外科療法
手術により痛みを取り除く方法です。薬物療法や神経ブロック療法、その他の治療法であまり効果が期待できない場合に行われます。

その他症状に合わせて、電気鍼治療やレーザー治療などが行われます。

痛みがある場合には、我慢せずに整形外科、ペインクリニックなどを受診して、痛みをコントロールしていきましょう。

慢性疼痛の病院・医院・薬局情報

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