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心不全 - 病院・医院・薬局情報

心不全とは

心臓は全身に血液を送るポンプとしての役割を持っています。
この心臓の機能が低下して、体に十分な血液を送り出せなくなった状態を「心不全」と呼びます。

心臓のポンプ機能が低下することで、全身に必要な量の血液を送り出せなくなるため、他の臓器に異常が起きたり、心臓が正常に働かなくなります。
また、心臓病以外にも、様々な病気によって心不全の状態が引き起こされることがあります。

心不全の種類

◆右心不全、左心不全

心臓には4つの「部屋」があります。

左心不全
4つの部屋のうち、左側の部屋の機能が悪くなり、全身へ血液を送り出す働きが低下することによって起こる心不全
右心不全
4つの部屋のうち、右側の部屋の機能が悪くなり、全身の静脈血が心臓に戻る流れが滞ることによって起こる心不全

両方の部屋の機能が悪くなる「両心不全」になることもあります。

◆急性心不全、慢性心不全

急性心不全
急に心機能が低下して起こる心不全
慢性心不全
普段から持続的に心機能が低下している状態

心不全の原因となる主な病気

心不全の原因疾患には、以下のようなものがあります。

◆虚血性心疾患
心臓の筋肉(心筋)が働くのは、心臓の表面を走る冠動脈から酸素や栄養分が送られているからです。
この冠動脈が、糖尿病や高血圧、脂質異常症、肥満などによって動脈硬化を起こし、狭まったり、詰まったりすると、心筋に血液が届かなくなります。
その結果、心筋が弱ったり壊死したりして、心臓のポンプ機能が低下します。これにより心臓の全身に血液を送り出す力は低下し、心不全を起こします。
◆高血圧性心疾患
高血圧症の人の血管は、高い血圧に耐えるために壁が厚く硬くなります。
このため心臓は、血液をより強い力で押し出そうとします。この状態が続くと、心筋は厚くなり、伸び縮みしづらくなります。こうして、全身から心臓に戻る血液も、心臓から全身へ送り出す血液も少なくなってしまい、心不全を発症します。
◆弁膜症
心臓には血液の出入りを調節する弁があります。この弁は一方弁で、血液を送り出すときに開き、送り出し終わると閉じ、逆流しないようになっています。
その弁が損なわれると血流のコントロールが難しくなり、心臓に負担がかかるようになって、心不全を発症します。心臓の弁が損なわれる病気を弁膜症と言います。
弁の開きが悪くなる「狭窄症」と、きちんと閉じなくなる「閉鎖不全症」があります。
◆心筋症
心筋症とは、心筋が拡大したり、肥大したり、硬くなったりする病気です。
代表的なものに、心筋が薄くなってポンプ機能が低下する「拡張型心筋症」や、心筋が分厚くなって正常なポンプ機能が低下する「肥大型心筋症」があります。
◆心筋炎
心筋炎とは、ウイルスなどが心臓の中に侵入し、炎症を引き起こす疾患です。
◆先天性心疾患
先天性の心臓の疾患が、心不全を引き起こすことがあります。
先天性弁膜症,心房中隔欠損,心室中隔欠損,その他の先天性心疾患などがあります。
◆不整脈
脈拍は、遅すぎても速すぎても心不全の原因となります。
特に、頻脈発作を起こすような不整脈では、心筋が常に活発に働きます。その結果、心筋が疲労して、心不全を発症します。
◆肺疾患
肺高血圧症、肺血栓塞栓症、肺性心などの肺の疾患が、心不全の原因となることがあります。
◆薬剤性
抗不整脈薬やベータ遮断薬、抗がん剤などの薬剤が、心不全の原因になることがあります。

心不全の症状

◆心臓のポンプ機能の低下に伴い全身に十分な血液がいき渡らなくなることから起こる症状

  1. 疲労感
  2. 顔面、手足の皮膚蒼白
  3. チアノーゼ
    など

◆血液の流れが滞り、肺の静脈や全身の静脈に血液が停滞することから起こる症状

  1. 足の甲やすねのむくみ
  2. 体液量の増加による体重増加
  3. 息切れ
  4. 喘鳴(呼吸するときにぜいぜいと音を発すること)
  5. 呼吸困難
    など

息切れの症状は、進行すると少し歩いただけで息苦しく感じるようになります。さらに悪化すると、安静にしていても呼吸することが苦しくなり、呼吸困難の症状が現れます。

腎臓に流れる血液が少なくなって尿の量が減り、水分が体内に貯留してくると、足の甲やすねのあたりがむくんだり、体重が1週間で2~3キロ増加したりします。

心不全が重症化すると、息苦しくて横になることができなくなり座っている状態の方が楽に感じる「起坐呼吸」が現れることがあります。

心不全の治療法

◆急性心不全の場合
急激に心臓のポンプ機能が低下して血液の循環が悪くなり、生命に関わるような状況となっていることもあるため、早急に治療を行う必要があります。
心不全の原因や病状に応じて、薬物療法やカテーテル治療、手術療法が選択されます。

◆慢性心不全の場合
基本的には心臓の機能低下を招いた原因に対する治療が行われます。
高血圧や狭心症、過去の心筋梗塞、心筋症、弁膜症、過労、ストレスなどが主な原因としてあげられ、病状に応じて食事療法や薬物療法による治療がすすめられます。
カテーテル治療や外科的手術が慢性心不全の改善に有効である場合もあります。

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