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おたふくかぜ - 病院・医院・薬局情報

おたふく風邪とは、麻疹ウイルスの仲間であるムンプスウイルスに感染することで発症します。ムンプスウイルスは、耳の前下にある耳下腺、下あごの下にある顎下腺に感染するのが特徴です。

くしゃみや咳などでウイルスが飛び散る飛沫感染や接触感染でうつるため、保育園、幼稚園、小学校など、子どもがたくさんいる場所で流行する傾向があります。
感染力が比較的弱いため、感染しても症状がでない場合もあります。これを不顕性感染とよび、感染者の約2~3割にみられます。
また、おたふく風邪は通常、春から夏の季節にかけて流行ることが多いようです。

おたふく風邪の症状

おたふく風邪の症状の特徴は、耳下腺部(耳の下、頬の後ろ側、あごの下)の腫れです。一般的には片側からはじまり、1~2日間で両側が腫れてきます。最初の1~3日間は、腫れている耳下腺部が痛みます。腫れと痛みがひどい場合は、食べ物をかめない、飲み込めないなどの症状があらわれます。耳下腺部の腫れは1週間~10日間でおさまります。また多くの場合、発熱もみられます。

成人のおたふく風邪は小児より重症化しやすいのが特徴です。幼少期にかかってない場合には、予防接種で対策することが大切です。

おたふく風邪の合併症

おたふく風邪は合併症が多いのも特徴です。

・髄膜炎
おたふく風邪患者の約10%に見られます。脳の周りにある髄膜に炎症が起こります。嘔吐や頭が割れるような激しい頭痛などの症状があるときにはすぐに医療機関を受診しましょう。
・脳炎
おたふく風邪患者の約0.2%に起こり、脳そのものが炎症を受ける病気です。意識がなくなったり、痙攣が起こった場合にはすぐに医療機関を受診しましょう。
・難聴
2000人に1人あるとの報告があります。子どもの場合は自覚症状がないことが多いため、発見が遅れることがあります。子どもを呼んでもいつものように振り向かない場合は、聴力検査を受けましょう。
・膵炎
激しい腹痛、嘔吐がある場合には、膵炎を合併している可能性があります。膵炎は蛋白を溶かす物質が血液中に流れるので、様々な臓器の機能の低下を起こします。そのため、放置すると命に関わるような腹膜炎を起こしたり、血液が止まりにくくなったり、重症になる危険があるので、早めに医療機関を受診しましょう。

おたふく風邪の予防法

おたふく風邪の予防には、ワクチン接種での予防が最も効果的です。おたふく風邪の予防接種は満1歳から受けられますが、任意接種なので費用は自己負担で¥3,000~¥7,000程度かかります。
しかし、予防接種をしたにもかかわらず、約1割程度の子供がおたふく風邪にかかってしまう場合があります。その場合でも、ワクチンを受けずに感染した人と比べた場合、症状が軽くなることが多く、おたふく風邪による合併症を防ぐのにも有効です。

おたふく風邪は、大人になるほど症状が重くなり、合併症も併発しやすいので、幼少期にかからなかった場合には、予防接種でしっかり予防しましょう。

おたふく風邪の治療

残念ながらおたふく風邪の原因であるムンプスウイルスに効く薬はありません。そのため、痛みや発熱などの症状を和らげる対症療法を行います。
耳下腺が腫れて痛む場合は、患部を冷やしたり、鎮痛剤を服用します。また、熱がある場合は、解熱剤を使用します。

ひどい頭痛、発熱、嘔吐、下痢、けいれんなどの症状や熱が5日間以上続く場合には、合併症を発症している可能性があります。すぐに医療機関を受診しましょう。

関連項目
小児科
内科

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